新しい教科書の展示をやっています。近くの会場にのぞきに行ってきました。「扶桑社」の「新しい日本の歴史教科書」を初めて見ました。立ち読み、拾い読みですが、頭が変になってきます。日本が始めた侵略戦争をアジア各国が歓迎したかのような記述が出てきます。こんな改竄捏造欺瞞に満ちた歴史観を、子どもに教科書として持たせて教育をしようとすることなど許されません。世界中の物笑いになるだけです。グローバルな視点を持った国際人を育てたいと言ってたではないですか。国内のごく一部の極右的発想の政財界人にゴマをする茶坊主が書いたウソの日本歴史で国際人が育つわけがありません。
「日本の大陸発展を以て帝国生存に絶対必要なる条件なりと言はんも、自国の生存の為には他国を侵略することは可なりとする理屈は立たない。若し之を正義とするならば斬取り強盗は悉く正義である」
「誰がなんと言はうが今回の戦争は日本の軍部がその原因を作りたるものである。即ち軍部多年の方針である所の支那侵略が其の根本原因であることは今更議論するの余地はない」
以上は、一九四四年二月衆議院議員斉藤隆夫(民政党)が「大東亜戦争の原因と目的」の中に書いた言葉です。
日本軍の行為を、「斬取り強盗」「侵略」と言い切っています。
一九四四年二月、終戦直前の帝国議会の議員の認識です。
にもかかわらず、今になって、あれは侵略戦争ではなかった、あるいは、なかったことにしたいという「歴史家」がいるのです。
騙されてはいけませんよ。かつて大宅壮一は日本人の「一億総白痴化」を嘆きましたが、今、じわじわと「総認知症化」が企まれ、悪質リフォーム業者が高齢の病人から身ぐるみはぎ取っていったように、私たちから何もかも奪い取るべく、ただならぬ陰謀が着々と進行しているのではありませんか。
「日本の大陸発展を以て帝国生存に絶対必要なる条件なりと言はんも、自国の生存の為には他国を侵略することは可なりとする理屈は立たない。若し之を正義とするならば斬取り強盗は悉く正義である」
「誰がなんと言はうが今回の戦争は日本の軍部がその原因を作りたるものである。即ち軍部多年の方針である所の支那侵略が其の根本原因であることは今更議論するの余地はない」
以上は、一九四四年二月衆議院議員斉藤隆夫(民政党)が「大東亜戦争の原因と目的」の中に書いた言葉です。
日本軍の行為を、「斬取り強盗」「侵略」と言い切っています。
一九四四年二月、終戦直前の帝国議会の議員の認識です。
にもかかわらず、今になって、あれは侵略戦争ではなかった、あるいは、なかったことにしたいという「歴史家」がいるのです。
騙されてはいけませんよ。かつて大宅壮一は日本人の「一億総白痴化」を嘆きましたが、今、じわじわと「総認知症化」が企まれ、悪質リフォーム業者が高齢の病人から身ぐるみはぎ取っていったように、私たちから何もかも奪い取るべく、ただならぬ陰謀が着々と進行しているのではありませんか。
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