三流読書人

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「政界地獄耳」なぜ伊藤は問題ありで安倍は問題なしか!?

2006年01月24日 08時45分58秒 | 教育 
《 政界地獄耳
★その昔、東京・新宿が始発の小田急線車内でしばしば見掛けた光景である。電車が町田市近くになると、その人が現れる。小柄な体をきちんと上下で包み、物腰も柔らかく、乗客ひとり一人に自分の名前を名乗って名刺を渡して歩く。またこの人かと事情が分かっている乗客もいるが、一瞬けげんそうに引いてしまう人もいた。それでもめげずに名刺を差し出し続けた。誰あろう、元国土庁長官・伊藤公介(64)の若き日の姿だった。今は自民党代議士だが、当時は新自由クラブから初出馬したころで、そこまでやるのかと思わせる伊藤の売り込みはちょいと話題になった。
★それから時が移って今は疑惑の主になった。伊藤は当選9回を重ね、森派幹部として勤続25年の永年議員表彰を受けようかという矢先、耐震強度偽装事件の渦中の会社から献金を受けていたと同時に、その経営者と一緒に国交省の担当課長、局長に面会していた。伊藤は自ら記者会見を開き、政治的関与の意図はなかったと釈明した。
★が、会社社長の証人喚問で、官房長官・阿部晋三(51)の名前が出て様相が一変、党内の伊藤に対する風当たりが強くなった。「阿部の場合は問題ないが、伊藤の釈明には不自然さが残る。証人喚問もありうる」と執行部筋。
★「安倍はよく、伊藤は悪い」とは変すぎる。両方喚問がいい。(W)(敬称略) 》

以上は『ニッカンスポーツ』1月23日付、コラム「政界地獄耳」より。筆者はイニシャルのみ。

伊藤氏、長年代議士として、いかにも自民党代議士らしく過ごしてきたようだが、哀れではあります。


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