goo blog サービス終了のお知らせ 

平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3829 結び目をほどく

2025-04-26 11:25:34 | 日記

「「祈りの姿が美しい。群衆の歓呼のこたえる、穏やかなまなざし。そしてなんて言っても、教皇フランシスコは胸の底まで届く言葉を持つ人であったろう」と、

4月23日の日経「春秋」は、先日亡くなったフランシスコ教皇を評していました。

ドキュメンタリー映画「旅するローマ教皇」は、教皇が、聖職者として抱き続けた使命感に迫っている、と。

北アフリカから多くの難民が命を落とした地中海のランペドゥーサ島で、語りかけた教皇、

「私達の社会が失ったものは、泣くという体験です。無関心のグローバル化が、泣くという力を奪ったのです」。

不寛容な世界と、それをあおる権力者に対する厳しい批判なのです。

海外への旅は47回、66カ国だった。

広島・長崎にも訪れ、核廃絶の必要性を世界に発信しました。

聖職に就く出発点は、出身国アルゼンチンからドイツに留学したときに、聖堂で出会った「聖母マリアさま」の絵なんだそうです。

「結び目をほどく聖母マリアさま」の絵です。

「聖母の手をくぐった白いひもは、固い結び目がするするとほどけていく」、教皇もそんな役割を果たそうと誓ったのです。

にもかかわらず、ほどけぬ数多くの結び目に心を痛められ、亡くなってしまいました。

でも、フランシスコ教皇の祈りは、世界の多くの人々を勇気づけ続けるでしょう。

核廃絶を、国連で、世界各地で訴える、ヒロシマ、ナガサキの高校生たちは、教皇の分身みたいです。

分身が、また分身を生み、世界中に、教皇の分身があふれたら、人類社会から核兵器も戦争も無くなるはずです。

今日、教皇の葬儀が行われ、トラさんやゼレンスキー大統領など、各国の代表が参列されます。

フランシスコ教皇が、ほどこうとされていた結び目を、心底、ほどく努力をしてほしい。

4月26日「今日は何の日カレンダー」より リメンバーチェルノブイリデー、ふろの日(毎月)

▲遣唐使の吉備真備らが帰国(736)▲フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が作られる(1792)▲明治天皇、初めて歌舞伎を観覧(1887)▲国会図書館が開館(1897)▲日比谷公園で日本軽体重級拳闘選手権試合挙行、初のタイトルマッチ(1924)▲浜松で日本楽器争議(~8月8日)(1926)▲関門海底トンネル開通(1939)▲ジュネーブ極東平和会議開催(1954)▲黒沢明監督の映画「七人の侍」公開(1954)▲チェルノブイリ原子力発電所で大爆発事故(1986)▲名古屋空港で中華航空機事故。264人死亡。生存者7人(1994) ▲第一次小泉内閣発足(2001)▲ドイツ・エアフルトで、少年が銃で17人殺害、自殺(2002)▲耐震強度偽装事件、建築士など8人逮捕(2006)▲ミャンマー、北朝鮮と国交回復(2007)▲マイクロソフト、東日本大震災で延期していた新ソフトIE9公開(2011)▲フランシスコ教皇の葬儀サンピエトロ大聖堂広場で行われる(2025)