平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2019 悩ましい民主主義 

2020-10-27 11:08:15 | 日記

民主主義が衰えている?
昨日の日経朝刊1面に、「民主主義 少数派に」の記事。ウーンとうなってしまった

人間が、長い歴史の中で、作り上げて来た、理想の「政治形態」と言われる「民主主義」。
英国の、第2次世界大戦で勝利に導いた元首相・チャーチルが、「民主主義」について言った言葉。
「民主主義は、最悪の政治形態らしい。但し、これまでに試された全ての政治形態を別にすればの話であるが」
皮肉とウィットに富んだチャーチルは、今まで色々な「政治形態」があったが、「民主主義」が「一番良い政治
形態だ」、と言っているのだ

第2次世界大戦後、ソ連中心の共産党独裁の「非民主主義政治」集団と、欧米中心の「民主主義政治」集団が
冷戦を展開、ソ連崩壊で、米国主導の「民主主義」が勝った。
勝った米国は、世界警察を担うことになったが、アフガンなど紛争にカネと若い兵隊の命を使い過ぎ、財政赤字
は拡大するわ、国内世論で厭戦ムードは広がるわ、で、自由と「民主主義」のリーダーを降り、自国第一に舵を
切らざるを得なくなった

「民主化すれば豊かになれる」と、ソ連圏のポーランドなど東欧諸国、アラブの春で独裁政権から解放された
中東・アフリカの国々や、欧米の支援で「民主主義」政治をどうにかやってきた国々の中に、「豊かになれない」
「貧富の差が拡大」と、ハンガリーやアルバニア、フィリピンなどが「非民主主義」に逆戻りしているとのこと

自由になったけど、無力感で、不満が膨らむ。行き場のない不満を取り込み、支持を広げるのが、「ヒトラー」が
行った「全体主義」の極右や、中国など極左の政治。反対する者、異見者を許さない、独裁政治になってしまう。
現在、民主国家で生活している人は、世界の46%とのこと

コロナ対策でも、意見をまとめるのに時間がかかる欧米の民主主義よりも、中国のような1党独裁の方が、
スピーディな対応が出来る、と、中国など「非民主主義」を喧伝、拡げている。
ヒトラーが「わが闘争」で、豪語した、
「大衆は女に似ている。自分を支配してくれる者の出現を待っているだけで、自由を与えてもただ戸惑うだけだ」
の、言論の自由、信教の自由などが否定される「非民主主義」に負けるわけにはいかない

ウォーキング中に出会った花と雲。


10月27日、「今日は何の日カレンダー」より
読書週間●古本祭(東京千代田区・神田古書書店街)
▲空海、死後弘法大師の名に(927)▲徳川家康、大坂城で秀吉と会見(1586)▲寛政の改革、書籍出版取締令に
及ぶ(1790)▲安政の大獄で吉田松陰ら刑死(1859)▲秋月の乱(1876)▲横浜で日本初の近代的上水道水開始(1887)
▲浅草・凌雲閣に日本初のエレベーター設置。12階(1890)▲東京中央放送局、初めて海外に電波を送る(1930)
▲渡辺選手、小児マヒ克服し国体出場(1969)▲日刊ゲンダイ創刊で駅売り夕刊ブーム到来(1975)
▲ ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけで欧米、アジア 、アフリカ、南米、ソ連、東欧からあらゆる宗教
代表者約100名が、イタリアのアッシジへ 集い、それぞれの宗教儀礼で「平和の祈り」を行った(1986)
▲南アフリカのネルソン・マンデラ氏初来日(1990)▲トルクメニスタンソ連から独立(1991)▲ボストン・
レッドソックス86年振りワールドシリーズ優勝(2004)▲世界金融危機で日経平均株価最安値(2008)
▲スペイン・カタルーニャ州独立宣言、31日にはスペイン高裁が独立宣言無効を宣言(2017)

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