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迷歩録 味覚

2018-10-26 13:27:25 | 日記
  雲多く  陽射さえぎる  秋の空  菊や開いて  秋桜踊る


                               ひのひら  ろくべえ





      食欲の秋、様々な果物が、店先に並び、食欲を刺激する。この食欲を刺激する

     味覚というものがある。脳裏に刻まれた「味覚」この味覚は統一されたものでは

     無く、個人差が大きい。しかし多くの人は統一されているがごとく、自分が美味

     しいと感じたものは、すべての人が美味しいと感じていると、勘違いをしている。

      生物学的細胞能力としては、ほぼ同じに近いが、詳細の部分では人それぞれな

     のが、「味覚」ではないだろうか。この違いを捉えての援助でなければ、援助が

     援助でなくなる。特にリハビリテーションにかかわる者の感覚がとても大切なの

     だが、あまり意識されていないようにも感じる。

      味覚はとても大切な感覚、この感覚が研ぎ澄まされることで、食への意欲が現

     れその意欲が、次への展開の動機づけとなり、リハビリテーションの向上が目

     立つようになることは、よくあることではないだろうか。

      つまり、「味覚」という感覚を、生命の中心において、日常生活というものを

     考えてみるのも面白いのではないだろうか。

      テレビでは、毎日多くの時間食に関する放送が多い、それだけ人間は食、「味覚」

     というものに、突き動かされているということではないだろうか。

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