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迷歩録 退く

2019-01-16 12:43:35 | 日記
  寒い朝  陽射を求め  首を振る  梅の蕾や  一輪開く


                               ひのひら  ろくべえ



     朝の冷たさは、昼間に近づき、徐々に融けて、陽射と共に暖かさがある。そんな

    大隅半島、豪雪地帯では考えられないだろうが、あちこちに菜の花も咲き、春がそ

    こまで来ている。早い所では土筆も顔を出したというニュースもあった。

     今年の冬の寒さはこれまでかと思いたいが、天気はそうは容易くないのではない

    だろうか。寒さよ「退いて」くれ、春を待ちわびている。そんな気持ちが伝わるの

    か、伝わらないのか、天候の気まぐれは続くのであろう。雨も少なくみず不足の所

    もあるらしい。何事の適当、塩梅よくなることが大切だ。

     しかし、相撲界では稀勢の里が「退く」ことを決断したと、ワイドショウ-番組

    ではそればかり、少し残念な「退く」ことの意味が大きいことなので話題性が強い

    のであろう。人間はこの「退く」という決断は誰にもいづれやってくること。一線

    で生きることを続けることは難しい、という事は常に「退く」という事を頭の片隅

    に備えていなければならないのである。それが働く覚悟というものでもある。しかし

    この覚悟という精神性は、時代と共に薄れて行ってるのかもしれない。このことが稀

    勢の里関には大きな大きなプレッシャーとなって、精神的焦りを生み出す要因ともな

    ったのかもしれない。いずれにしてもスポーツ界だけではなく、多くの人が「退く」

    は体験しなければならないこと。そのことがいつ来ても精神衛生を保てるように、心

    がまえをしておきたいものである。

     年齢も、男女もない。すべての人々が考えておくことが大切なことではないだろうか。

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