陽射しなく 霞初月 夜明けかな 紅く際立つ 椿山茶花
ひのひら ろくべえ
「故きを温ねて 新しきを知る」「温故知新」という言葉がある。
先輩が築いてきた、叡智には、素晴らしいものがいっぱいだ。この
叡智を知ることもまた、今の時代必要なのではないだろうか。
デジタル時代で何かとアナログ的なことは、見下げられる傾向に
ないだろうか。しかしデジタルに進んできたのも、先輩たちの昼夜
関係ない、努力があればこそではないだろうか。
私はよく時代劇を視聴する。なぜ時代劇なのかと問われれば
面白いからと答えるしかない。しかし時代劇というバーチャルの世界
を使い、巧みに表現される人間模様、何ら今の時代と変わりない。
その所は非常に面白い。さらには本質を伝える作法は随分と違う
姿勢、言葉使い、高齢者を思いやる心、そんなものは現代と随分と
違う。人間とはを問いながら視聴すると、「倍返し」などよりはるかに
多くの学びがある。
娯楽の中にある学びこそが人をつくる。遊びこそが人をつくる。
そんな言葉を大切に生きれたらいいのであろう。遊びとはそれほど
人間にとって大切なもの。遊びを知らない人間の魅力は半減する。
遊びとは、ありとあらゆるジャンルを必要とする。
遊びを課題に一年を過ごすことによって、一回りも二回りも
人間性を大きくできるのではないだろうか。
対人援助職だからこそ、仕事や勉強、真面目さだけでなく、
遊びを知ることの必要性を学び取りたいものである。
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