迷歩録 甘藍（キャベツ）

　　　　　　　　　　甘藍や　　寒さに耐えて　　丸くなる


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　　本格的な寒さがやってきた南九州、畑には冬のキャベツが列を作っている、甘藍（キャベツ）は夏の季語夏の野菜を

　　　　冬に育てることで甘さを引き出し、野菜不足となる冬に食する、今は冬の作物と誤解をするほど、冬のイメージが強い

　　　　本来は夏の育てられるのが多かったのではないだろうか。冬に育てるメリットは、寒さに弱い虫たちが少ない、今年ほ

　　　　ど暖かい冬はいつまでも虫たちも冬眠をせず、野菜を食べるが、この本格的な寒さは虫たちの冬眠を促す寒さとなるだ

　　　　ろう。甘藍も虫に食べられなくて一安心といったところではないだろうか。