gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

迷歩録 まもる

2019-04-26 13:52:13 | 日記
  雉が鳴く  曇天夜明け  大隅や  新茶や育ち  燕飛び交う


                                 ひのひら  ろくべえong>



     曇天の空で夜明けを迎え、徐々に青空が顔を覗かせるが、はるかに雲の方が多い、風も強く

    穏やかな天気といった感じではない。どことなくすっきりしない、春霞のようなはっきりしな

    い天気である。このような天気でも季節は流れ行く、その季節に乗り遅れないように、じぶん

    をまもる行動をする。それが人間だから。

     まもると言えば様々な意味がある。うかがいみる。見定める、目を離さず見る、見つめる、

    見守る、侵そうとするものをくいとめる、番をする、守備をする、保護する、大切にする、世

    話をする。背かないようにする、遵守する、(広辞苑)などがある。

     福祉や医療の現場でよく見守りケアなどと称され、放任主義的なケアを行っている所も少な

    くないのではないだろうか。

     見守りケアとは、その言葉は簡単でも、実践は非常に難しい、一対一の関係だけでなく、

    一対多数の関係の中で、見守りを行いながらケアを行う事の難しさが解らない者ほど見守りを

    軽んじてる傾向にないだろうか。

     とても高度な技術で、その高度な技術を獲得するために、多くの経験を必要とすることを知なけ

    れならないのでばないだろうか。教科書的学習だけでは身につけることができない技術である。

     学問重視の現代において、経験重視の教育を大切にすることが、次世代をつくる人材を持つ手だ

    てなのかもしれない。

      魅力的な福祉、医療現場をつくるには、人間の認められたい欲求を満たす必要があるのではな

    いだろうか。いずれにしてもまもるとは単純でない事だけは知ってほしいものである。