あら
わたしの前に
ゆっくりの車さん
ほんとにほんとに
ゆっくりの
この車は
何かからわたしを
守ってる
そんなふうに
考えて
ゆっくりゆっくり
ついてくの
そのうち
曲がって
ゆきました
あら
わたしの後ろに
ぴったりの車さん
ほんとにほんとに
ぴったりの
何か
相当な事情がおあり
そんなふうに
考えて
お先にどうぞ
ご無事でね
すぐに見えなく
なりました
青空に
ゆったりゆったり
白い雲
気持ちのよい
野原
大好きな
この道は
小さな小さな
道だから
仲よく行けたら
うれしいな
こんなに
こんなに
きれいだもの