色彩が乏しくなった戸隠森林植物園の遊歩道で赤い実が目立つのはメギ:目木(メギ科メギ属)でした。
葉や木を煎じて目薬にしたことからこの名がありますが、その鋭いトゲからコトリトマラズ、ヨロイドオシなどの別名もよく知られています。
本州関東以西、四国、九州の山野などに生える落葉低木で、多数分枝し高さ1~2mくらい、平たい樹形を作ります。稜のある枝に葉を密生し、葉の鋸歯が変化したといわれるトゲがあります。(‘10年2月17日記事)
葉は新枝に互生し、とげの付け根の短枝に束生します。4月、短枝の先に黄緑色の花をつけ、果実は10~11月、長さ7~10mmの赤色長楕円形で、先端には太い花柱が残ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます