むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

タジマタムラソウ:但馬田村草(初夏に咲く) 

2015-06-04 07:00:35 | 植物観察記録

昨日のミゾコウジュのそばに、似たような薄紫色の花をつけた草があり、タジマタムラソウ:但馬田村草(シソ科アキギリ属)名札がついていました。 
本州の近畿地方北福井県から鳥取県東部に分布し、山の谷沿いの湿った岩場や草地に自生する多年草で、6~7月、高さ30㎝ほどの花茎を伸ばし、紫色の花をつけます。
温泉町が基準産地であるのでタジマ(但馬)の名がつけられていて、但馬の名がついている唯一の植物といい、絶滅危惧IB類(EN) に分類され、近い将来に絶滅する危険性が高い種となっています。
秋に咲くアキノタムラソウはどこにでも見られもっともよく知られていますが、地域によっては、春に咲くハルノタムラソウや夏に咲くナツノタムラソウなどもあり、このタジマタムラソウは、季節的にはナツノタムラソウの仲間となるのでしょうか。


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