むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ナツノハナワラビ:夏の花蕨(帝釈峡で出会った植物⑦)

2015-06-11 09:12:19 | 植物観察記録

道端にナツノハナワラビ:夏の花蕨(ハナヤスリ科ハナワラビ属)が、胞子葉をのばしていました。
同じ仲間でよく見られるフユノハナワラビ(’06年12月17日記事)やオオハナワラビ(’08年11月6日記事)は、冬に出る地上部は夏には枯れますが、ナツノハナワラビは名のとおり夏緑性の多年草で葉は冬には枯れます。
フユノハナワラビとオオハナワラビは、胞子葉と栄養葉がともに長い柄を持ち、空が地上近くで分枝するのに対し、ナツノハナワラビは、葉柄の上部で胞子葉と栄養葉に分枝します。そのことからかナツノハナワラビは前2者よりも総じて草丈が高く大きくなります。

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