フユノハナワラビ:冬の花蕨(花にまがう冬の蕨) 2006-12-17 07:43:30 | 植物観察1日1題 お寺の境内、よく手入れされた苔の庭に名残の紅葉の落ち葉が散っています。 そこにいかにも遠慮がちにという風にはえ出ているのがフユノハナワラビ:冬の花蕨(ハナヤスリ科ハナワラビ属)です。 山地、原野の日当たりのよい草地に生える多年草で、地上部は夏は枯れます。胞子は10~11月ごろに熟して、胞子嚢を群生します。 和名の冬の花蕨は、冬に新葉を出し、胞子葉が花のように見えるところからきています。 去年一度取り上げましたが、あまりにも舞台装置がこの草にぴったりでしたので再度の登場となりました。