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果実の形はミヤマウドに似ているようでも草の姿全体は異なり、トチバニンジンを思わせますが色は赤くなく、葉の形も違います。
植物に詳しい知人に、「この果実とショウマに似た葉は一体です」と複数の写真を送って訊ねると、ルイヨウショウマという返事が返ってきました。
ルイヨウショウマ:類葉升麻(キンポウゲ科ルイヨウショウマ属)は、本州、四国、九州に分布、山地の樹下の陰地に生える多年草で高さは60㎝くらい、茎は単一ですこしくの字に曲がります。
花は初夏、花茎の先に短い総状花序をだし、白色の花が集まってつきます。がく片は早落性で、花弁4個は長さ3㎜くらい、おしべは多数で長さ6㎜くらいで、めしべは1個、子房に直接大きな柱頭がつきます。
果実は直径約6㎜程の球形で黒く熟します。
和名の類葉升麻は、葉が升麻に似るということからきているといいますが、同じ類葉の名を持つルイヨウボタンは、葉が牡丹に似るが牡丹ではないというので納得できますが、ルイヨウショウマは葉がショウマに似るのではなく、ショウマそのものですから、この名づけは少し変といえます。