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へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

道徳

2009-12-21 23:31:50 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

SMAPの番組を見ていた藤川先生が一言。
「あのくそボーズなら、何で返さないんだ、と蹴りが入るな」
「(-.-;)」
あ、見てない人のためにいうけどさ、SMAPの番組で
「道徳」
をテーマにして、クイズ形式で考えようということをやっていた。
質問はお掃除をした4人に、和尚さんがチョコレートをご褒美にくれた。ところが、チョコレートは5枚…。 道徳的な正解は兄弟のいる人にあげる、だった。
“くそボーズ”とは、須庭寺の副住職のことだ。
「均等だよな」
「そうだな」
藤川先生が自信たっぷりにうなづいた。
「食い物に恨みを残してはいけない」
藤川先生らしいや。
でも、ぼくもそう思うけど、やっぱり兄弟のいる人にあげるな。だって、もしぼくに弟か妹かいたら、すごく喜ぶだろうと思うから。
「だけど…あの副住職さんなら、返せっていうかも」
「その姉は絶対に飴一個でさえくれねえな」
ご立派な僧侶だな
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クリスマス法事

2009-12-20 22:41:27 | へちま細太郎
「だからね」と、藤川先生が阿部さんに言った。
「新型インフルエンザが流行っているのに、100人以上も集まったらどんなことになると思う?」
「…」
阿部さんは答えない。 そりゃそうだろ。
「年取った連中もたくさんいるんだ」
「…」
阿部さん黙っている。 藤川先生はインフルエンザにかこつけて、クリスマスの法事をやらないように仕向けているんだろうな。でも、言う相手、間違ってない?
「お坊ちゃま、お気持ちはわかりますが、それはお父上か御隠居さまにおっしゃるべきなのでは?」
ほら、阿部さんも言っている。
「言ったってきかないだろ」
「では、無理でございましょう」
う~ん、阿部さんのいうことは正解だ。残念だね、藤川先生。
へちま細太郎でした。
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クリスマスツリー

2009-12-19 23:42:43 | おたより
やっと飾った

まだ部屋散らかってるけど
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またまた休刊

2009-12-18 23:52:45 | 休刊案内
お食事会のため休みでした
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臨時休刊

2009-12-17 23:37:06 | へちま細太郎

腹減った

あ~、

また今日も掃除、

やってない

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踊る踊る踊る

2009-12-16 23:08:39 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

来年の夏、7月3日にはいよいよ「踊る大捜査線」が公開されるニュースが流れて、うちは大騒ぎになっている。
「事件は会議室でおきているんじゃない」
と、藤川先生が叫ぶなり、
「教室で起きてるんだ」
と広之おにいちゃんが答える。が、
「違うね」
と慶子おねえちゃんがチャチャを入れた。
「じゃあどこなんだよ」
「体育館裏かトイレだっ
かなり怒ってるなあ。何かあったかな?
「今日、うちのクラスのバカたれがトイレでタバコ吸いやがって、謹慎だ謹慎」
なるほど。
「覚えがある」
と広之おにいちゃんがつぶやき、
「両手が足りないほどある」
とは藤川先生。
「悪いが俺はないね」
おとうさんがふんぞり返っていばる。その両脇には松葉杖。迫力ない…。
「ところで、慶子ちゃん、あんたも記憶あるんじゃない?」
慶子おねえちゃんはむこうを向いたまま卑怯にも答えない。
「細太郎、あんたは?」
一斉に視線が集中したけど、ぼくは自信を持って言えるね。
「温室とタコ壺は火気厳禁だよ」
「そうだよな」
「細太郎に限ってあるわけないよね」
あたりまえだ。事件は食後のリビングルームで、早々と横道にそれながら鎮静化していった。
早く来年にならないかな~。

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忠臣蔵2

2009-12-15 22:27:04 | へちま細太郎
「おみょれ、ぴゃかちょの、こーまのいみょーおもえちゃかあ~」
と、菜々子が藤川先生の頭をていっと叩いた。
「なんだ、なんだ」
藤川先生はびっくり。
「ぱあぱのかちゃきぃ」
「菜々子ちゃあん、冗談はやめてね(;_;)」
藤川先生は菜々子を抱っこするも、
「えいっ」
と、またもぽかっ。またまたぽかっ。
「俺が何をしたというんだっ」
何にもしていないと思う…ケド。
へちま細太郎でした。
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忠臣蔵

2009-12-14 22:17:49 | へちま細太郎
「おのれ、バカ殿この間の遺恨覚えたか~」
と、広之おにいちゃんが藤川先生に蹴りをとびげりをかましたら、
「!」
と寸前に藤川先生がよけた。
「あら~」
広之おにいちゃんは、リカのために開けていたサッシ窓から外へ飛んで行ってしまった。
なんなの?
へちま細太郎でした。
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末は博士か大臣か

2009-12-13 22:47:02 | へちま細太郎
“俺…いや、私こと藤川孝禎は、幼きころより神童のはまれ高く、末は博士か大臣か、とも呼ばれるほど期待をされていた。”
「何書いてんだ、おめえ」
広之おにいちゃんが、藤川先生のわきから覗き込み、紙を取り上げた。
「何?末は博士か大臣か?バカ書いてんじゃねえ」
「うるせえ、俺はな、これでも…」
と、紙を取り返そうとしたが、広之おにいちゃんは返さず読み上げていく。
「何とか院初等科を手に負えません、と退学し、地元の公立小学校でも暴れまくり…」
「てめえっ
いい年して胸倉つかんで喧嘩が始まってしまった。
「末は博士か大臣か…か」
ぼくは、藤川先生の書いたものを拾い上げて、端から読んだ。
「いにしえ遠く私の先祖は、尾張の国にて身を興し…?」
意味わかんねえ。何でこんなこと書き始まったんだ? …と思ったら“坂の上の雲”だった。
「お天気ピーカンさざ波のたりのたりかな」
秋山真之の「天気晴朗なれども波高し」のつもりなんだな。
全く…。
末はヤンキーに教員か…。
なんでぇ、結局ただの人じゃねえか。
ま、こんなもんか。 ぼくもただの人でいいや。
楽しそうだから。
へちま細太郎でした。
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検事になりた~い

2009-12-12 22:31:00 | へちま細太郎
“ヒーロー”を見ていた藤川先生がいった。
「検事になりてえなあ」
「被疑者に手をだして終わりだな」
「男には手を挙げ、女には手を出し」
「それ、あたり」
みんな考えることは一緒だねえ。
へちま細太郎した。
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