へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

12月だ

2014-12-01 08:15:34 | へちま細太郎

おはようございます、へちま細太郎です
スクールバスですが、高速を降りてからちょっと渋滞してます。たぶん、雨のせいだ。

2年生の後半くらいからはるみがおとなしくなり、スクールバスの中でのキチローとのバトルがなくなり、平穏そのまま。からめなくなったキチローは、何とかはるみと口をききたくてあの手のこのテで声をかけてくるんだけど、はるみは断然ムシ。
以前のはるみだったら、キャンキャンうるさかったんだろうけどね。
はるみは、うちの大学の管理栄養をとれるコースに、学内推薦を決めている。余裕のある選択だなあと思っていたら、宿題がたくさん出て地獄なんだと。
「なんかねえ、レシピ考えて調理しなくちゃいけないみたい」
と、何やらかばんからさつまいもを取り出して、にらめっこしていた。
「何でそんなもんもってんの」
ぼくたちは、通路隔てた隣に座ってひそひそ声で喋っていたけど、それがキチローのカンに障っているらしく、たまに怨嗟の含んだ視線が突き刺さってきている。
でも、そんなのムシだムシ。
「中島教授がくれたのよ~、どうせなら焼き芋くれたっていいのに」
焼き芋かあ、昔はみんなで作ったっけなあ。
たまには、教授のところにいって、焚火してやきいも食べるのも悪くないな。。。
ふと気付けば、今日は12月1日だったな。
早いなあ。

コメント
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