へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

今の時期の高校3年生の話題

2014-11-26 22:15:21 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

理系コースにいたぼくは、ちょっと安全圏をねらって、某農業系の国立の推薦をうけたら、ものの見事に不合格。
「そら、国立理系にいて、推薦なんて楽な考えしてっからだよ」
と、こっちもものの見事に不合格を決めたたかのりが日本史B4択問題1000問に挑戦しながら、中指を突き立ててきた。
「まあなんだね、国立は一般で入学しな」
こっちは、国立をあきらめて野球で入学をあっさりきめたしんいちが、数検の準1の問題を解きながら頭をかいていた。
「ドラフト指名するっていってきたんだろう?なんで受けなかったんだよ」
彼女と同じ大学にいく、、と決めているたかひろはしんいちの頭をぽかり。
「タフマンじゃなかったから否だ」
ドラフトを受けるには、まず野球部に退学届けを提出する。しんいちは、これもいやがったし、某腹黒ペンギンチームじゃなきゃ否だ、の姿勢もあるし、何より、
「大谷みたいに、俺は大胆な才能ない」
と、わきまえている。
「だいたいさ、もともとは陸上部だよ。金本先生に“たのまれた”から入部したんだけどさ、本音は箱根駅伝なんだよね」
「テレビに映って有名人」
「まあね」
まんざらでもない表情で、赤本を頭に載せてバランスをとっているみきおの言葉に答える。
「おまえはどうすんの?農業系っていったら中島教授が黙ってないだろ。いっそのこと、医学部にいっちゃえば?もしかして、双子の相方にあえるかもよ」
ぼくが双子だって言うことは、小学校から一緒だった仲間は知っている。事情を知ったこいつらは、他の人間には口外していない。
「医者はいいよ、めんどくさそうだし、バイオの研究で十分だよ」
「動物のお医者さんは?」
そうだなあ、最近寝たきりになってしまったリカのこともちょっぴり頭に浮かんだ。家に帰ると、あたたかい毛布にくるまれたリカに、シャカイが寄り添っているのがツライ。
ミッフィーはもふもふしているんだが、やっぱりリカの毛布にのっている。
動物同士わかるんだろうなあ。
「そうしなよ、幸い、バカ殿んちにも、牛や豚はいる」
「ああ?」
言うに事欠いて、そこかよ
いっとくが、藤川家のあのご隠居のもとで働く気はないからなっ
といわけで、進路に悩むむさい高校3年男子の会話でした。。。

しんいち、準1の数検なんて、大胆すぎるぜ。