へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

雪やこんこん

2011-02-08 17:28:24 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

今夜の天気は、雪の予報が出ている。寒いから可能性はあるけど、どうだろうなあ。。。
一昨年つくばった町に引っ越したしんいちは、
「たぶん、つくばった山の向こう側は積もるんじゃないのかなあ」
と言い、降ったら部活は中止かな、とも付け足した。
「つくばった山の向こうというと、棒斐浄寺の尼さんは大丈夫かなあ」
たかのりが寒そうに震えている。
「大丈夫だよ、電飾ピカピカだからあったかいよ」
たかひろとみきおはぴょんぴょんはねていた。
「雪が積れっていえなくなったもんね」
野茂がいさましくバレーボールを小脇に抱えて立っている。
野茂はバレー部だったんだ(たぶん
「関東じゃ降らないから雪は見たいと思うけど、雪国の人のことを考えたら降れ降れなんて言えないよなあ」
3年生がいなくなって、中学ではぼくらが先輩として部活を引っ張っていかなくちゃならなくなって、ちょっとはおとなの会話もできるようになってきた…と思う。
だけど、雪が降るのはちょっとだけも許して欲しい。