へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

藤川先生のぼやき…久々

2008-06-03 22:01:53 | へちま細太郎
藤川だぁ~。

教員免許は、大学で専門科目以外に教職教養という科目を学び、さらに教育実習をこなし、大学の所在地の都道府県に申請して初めて手にするものだ。
そこから先、職業にするかは個人の自由だ。
俺には今、教育実習生がついている。大学の4年生で、うちの卒業生だ。
こいつは高校時代、野球部で金本先生に殴られ小突かれして、やっとレギュラーになれた出来損ないのボンクラ野郎だ。が、大学入ってアメリカ留学までして、少しはマシになったかな、と期待したが、ボンクラはやっぱりボンクラだった。 教材研究(予習)はしてこない、英文はまともに訳せない、字はへたくそで読めない、ときてる。声だけは野球部のおかげでデカいが、女生徒からは、
「うざ」
と言われてる始末。夜遅くまでかかって指導案を買いたり、つきっきりで教材研究に付き合ったりするから、当然帰るのが面倒くさくなるから、寮泊まりになる。
となると…、
「なんだ、バカ殿か、少しは苦労が身にしみたか」
と、いつうちに帰ったんだこの男は、というナリの中島教授が、絡んでくる。
まぢ、うぜえ。
こんな日々もあと残すところ今週いっぱいときたら、その今週いっぱいもがまんできないんだけどなっ!!