日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第107回例会(平成25年12月5日)

2013年12月09日 | 例会報告

◇ 先生の講話

1.文房四宝(筆、墨、硯、紙)

  A.筆

  • 唐筆と和筆 短中長、剛・柔などの分け方あり。
  • 楷書は茶色の兼毛で、中くらいの長さがよい。
  • 行草書は柔らかい白い毛の混じった羊毛がよい。茶毛は鼬、馬毛で硬い。
  • 1号⇒10号の順で、太い筆⇒細い筆。通常の半紙などの4~6文字は、3,4号。8~10号はかな用。
  • 広島熊野筆、埼玉小川筆が有名。
  B.墨
  • 松煙墨と油煙墨。通常は墨液(墨汁)。墨汁はニカワ油分があり、固まりやすいので、硯より墨池を利用して、終わったら戻すのがよい。
  C.硯
  • 中国の端渓硯は有名。古端渓は高価で減りにくいが、今はほとんどが新端渓。
  D.紙
  • 手漉きは機械漉きに比べて、カスレ滲みが出やすい。

2.楷書の基本(1)

  • 起筆、収筆が大事。特に収筆の後処理 例 縦線の収筆での止め、ハライ。

3.行書の基本(1)

  • 横線では楷書と異なり、起筆から収筆までで太さを変える。
  • 長い線の場合 太く入り、細く収筆。短い線の場合 太⇒太。

 楷書の基本、行書の基本については、上記説明の後、当日配布の手本(省略)をもとに、個々人ごとに実技指導が行われた。

4.作品展の講評

  • 次回はさらに上の作品にチャレンジのこと。
    色紙⇒1/4条幅。条幅は文字数を増やす、また1行から2行にする。
  • 全体のバランスを自分なりに工夫すること。たとえば余白の入れ方。
  • 単に師匠のマネをするのではなく、センスを学び、自分の字を書くこと。

◇ 実技指導

 引き続き月例課題の実技指導が行われた。

(出席者 7名)(榎 記)

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