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日比谷同友会 園芸友の会

日比谷同友会 サークル活動

第204回例会報告

2025年08月08日 | 例会報告

 園芸友の会オンライン例会(サイバーサロン)は、下記の通り、7月25日午後2時から始まりました。 北海道(札幌)の中澤会員から「ここ数日36℃を記録している」などの発言があるように全国的な猛暑が続いています。

 コロナの以前は、品川の教養室での例会でしたが、現在はオンラインでやっていて、暑い中出かけて行く必要がなく自宅で参加できる利点は勿論、ネットを通じて遠く離れた会員同士が園芸関連のほか、自然や旅行、趣味などの話題をサロン風に交換して楽しむことが出来ています。 今回から、九州の安永正志さんが会員として初参加されました。

    第204回例会

    日時 :2025年7月25日(金) 14:00~
    場所 :各自自宅より(オンライン)
    発表 :「農業事業・・米作を中心として」(寺山会員)
    参加者:生駒憲治、中澤雅則、土師克己、寺山幸男、安永正志、
        本多孝之、中島汎仁(敬称略)         

          今回のメンバー(関東×3、札幌×1、福岡×2、関西×1)
        

 今回のテーマは、「農業事業・・米作を中心として」を、市街地で米作の他、野菜、果樹などを趣味(事業としてでなく)で長年やっている寺山会員から、自身の経験に基づいて大胆な仮定の下に試算したデータを添えてその実態の発表がありました。

 昨今、大きな話題となっている「コメ」について、なぜこのような事態に陥ったか、どうして短期間に価格が倍ほどにも高騰したのか? など、我々が知らない米作の実態の一端なりとも解明したいとの要望から発表をいただいたのです。

 寺山会員は、1300㎡(1反強)の耕作地を市街地に4面所有していて、うち3面を稲作(米作)に、残る1面は野菜作りに充てられています。米作の3面は、稲刈り後、次の田植え迄の間、二毛作として、野菜やイチゴなどの栽培をし、イチゴやジャガイモなどは近隣の児童の収穫体験に提供されるボランティア活動も実施されています。
 会社を退職した後、これらの作業を趣味を兼ねて1人でやっておられるのですね。

  寺山会員の水田(部分)         順調に育つ稲
   

           古代米を使って文字を書く
           

       裏作のイチゴを園児たちが収穫
        

                        (写真はいずれも寺山会員提供)

 で、発表は、自作されている3面の稲作を基に、数値化をしてそれを大規模耕作に適用した場合の事業性を検討された内容でした。

                             

 今、耕作規模を3反、5反、1町(10反)、10町を仮定して、経費を算定すると、費用要素として、

*材料代(苗、肥料、農薬等)は耕作規模に比例して増加(反当りは一定)し、
*逆に機械代(トラクター、コンバイン、田植え機、乾燥機、籾摺り・選別機等)は、固定費なので、耕作規模が大きくなるにしたがって使用効率が向上し、反当り経費は減少します。
また、ある程度の規模以上になれば、使用機械は大型化するなどの変化はあります。

(参考ですが、アメリカの小麦地帯は、緯度によって収穫時期がずれていき、刈り取り専門業者が機械を保有し、南から北へ順々に移動して刈り取りしていき、農場主は刈り取り機械を保有していないようです。)

*ここで、人件費も規模に比例して増加し、雇用すれば明確になりますが、自作特に兼業(サラリーマンや、野菜が専業)で、土、日曜日など遊び感覚で米作すると、人件費=ゼロという考えもあります。

 これを簡単に、下表にまとめてみました。

   経費について        
 

 以上のことを念頭に置いて、現実に行っている 寺山会員のモデルで試算してみると、

 〇3~4反規模では、所有機械類の使用効率が悪く、機械に余裕があり、機械代を使いきっていないこととなります。所有機械類の効率は、5反規模でもまだ余裕がありますが、人件費をゼロとすれば、その場合、反当りの費用は、約20万円(人件費を含まず)となり、反当りの収入とバランスすることから、お米5㎏換算では約1700円/5 ㎏が得られます。

 ここで、人件費を0としましたが、寺山会員の場合は、退職後、1人で趣味的に、そして野菜や果樹栽培などを楽しみながら実施されていますから、この1700円が原価?扱いと見なせば、仮にこれを市場経由で食卓に上る場合の費用は、1700円に人件費、流通・輸送費、保管費、精米費、利益が加味されると考えられます。

 寺山会員の場合で、米作に係る日数を試算すると、年に僅か反あたり10日余りとなり、3反で年間30日(1日弱/週)、後は自然の作用で稲が生長するのですね。
 昔は人手で田植えをしていましたが、今では田植え機に代わり、肥料も、時間差効果を発揮する肥料が田植え機で同時に施肥され、除草も専用の除草剤(枯らすのではなく、発芽を抑える)を散布することで、手間暇がかからないようになっているのです。ですので一人でやって行けるのですね。今や米作には手がかからない。

〇1町(10反)規模では、所有機械類の効率が丁度良く、収支トントンですが、事業としては、所得(給与)ではなく、売り上げ約200万円となり、事業になりません。数町規模に規模拡大しないと、専業農家として事業にならないようです。
              
                

 米作を事業として捉えると、上で見て来たとおりある程度の規模を確保し、効率を高める必要のあることが分かりますが、水田は水をためる必要があるため水平でなくてはならず、また底辺土壌には粘土質が要求され、八郎潟、有明海等の干拓地、区画整理地を除けば、日本の農地は中山間地(棚田)が大半で、規模の拡大、特に連続した広大な土地を確保することが困難な場合が多く、ここが大問題のようです。

寺山会員の場合は、大都市近郊農地で、水田が3面ありますが、少し離れているためトラクターの使用時に水田を移動する度に、一旦清掃し(泥を落として)市街地の舗装道路を移動しなければならず、大幅な時間的ロスが生じているとあります。

              

 以前には、コメ余りを解消するために減反政策がとられてきましたが、そうではなく、コメは作れるだけ作り、余剰分は輸出するという案も聞こえてきていますが、輸出は価格競争にさらされ、楽観できません。それより、政府が買い上げてODAの一環として、食糧難の地域(国)に提供すれば、政府の買い上げ価格が、生産者価格の目安にもなり、生産者価格も安定するメリットもあると寺山会員は提案されています。(土地の集約化、広大化不可、後継者不足、遊休地増で、コメ余りにならないのでは?という意見もありました。)

                 

 発表後、各自から多くの質問や意見が出て、活気に満ちたサロンが展開されました。最近スーパーに行っても「備蓄米」が並んでいるのが見られ、売れ残っているのでは?などの発言もあるほか、備蓄米が2000円/5㎏で販売されているが、備蓄米を放出する場合には、精米、流通などの費用がプラスされているわけで、そもそも政府が買い上げた価格はいくらなのか?

 さらには、小規模生産者にとっても、口コミ等で試食され気に入られれば、直販による販売も可能かもしれない・・その場合、送料を低減するための集約配送業の出現も考えられるかもしれないなど、新しい事業化へのヒントなども飛び出したりしました。

 活気に満ちた議論はまだまだ続き、16時を過ぎてようやくお開きとなりました。
お疲れ様でした。

 

      *お問い合わせなどお気軽にどうぞ・・中島まで。
       メルアド: h.naka@crocus.ocn.ne.jp

 

 


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第203回例会報告

2025年06月10日 | 例会報告

 新緑の山の雰囲気を楽しむ‥そんな屋外例会は、5月下中を予定ししかるべき予約もしておりましたので、お天気は下り坂でしたが決行しました。前夜からとうとう雨となり、朝、出かける時にはしとしと降りでしたが、集合した頃には少し明るくなっていました。

      日時 :2025年5月30日(金) 10:00 集合
      場所 :京王高尾山口~高尾山(野草園および薬王院)
      参加者:生駒憲治、黒田すみれ、内海秀明、本多孝之、中島汎仁
          (敬称略)
    

 個人的には、これまで、冬場のシモバシラ観察などで20数回経験している高尾山ですが、今回始めて傘をさして行ったのでした。     

             集合(京王高尾山口駅前)
        

 年に2回実施している園芸友の会屋外例会の春バージョンでした。 かっての屋外例会は、10数人の団体で賑やかでしたが、今回は5名でした。集合した駅前広場も小雨のなか閑散としてやや寂しい感じではありましたが、小雨はまだ止まず傘を差してケーブルカー乗り場の清滝駅へ向かいました。

 ケーブルカーには、なんと1番前の列でしたし、乗り込んだ時にはガラガラ状態で、このようなことも初めての経験でした。それでも、出発時には、バスツアーの40名の団体や園児たち2~30人が乗り込んできましたから、まぁ、まぁ、賑やかな雰囲気とはなりました。

      清滝駅へ               
       

 山頂駅では、一面ガスが立ち込めた靄の中で、まるでアルプスに来たような感じに思ったのでした。 少し歩いて、「野草園・サル園」に入場。これまで何度も素通りしてきたこの場所に初めて入園しました。我々5人だけでした。 うかつにも、平地に設えられている野草園のイメージでいたので、入園してみてハッと気が付いたのです。ここは山なのだ。細い山道の急なアップダウンの中を傘を差しながらの回遊・・するうち、いくつかの珍しい発見がありました。

      野草園
       

 アズマイチゲ            サイハイラン
  

 アズマイチゲは、ほぼ全国的に分布するようですが、春先に花を咲かせた後は上部は枯れて翌春までは地下茎で過ごすそうです。いわば、貴重な花を愛でることは出来ましたが、この花の別名を「雨降花」とあり、まさしく雨の中の観察でした。
 もう一つ挙げれば、サイハイランがたわわに咲いていました。戦国武将の采配に似ているところからの命名だそうです。花は落ち葉の色に似ているので見落としがちですが、ここではハッキリと観察できたのです。この花はラン科の植物で、1株に1枚だけ葉をつける珍しい種だとあります。

 サル園が併設されていて、88頭いるとあり、久しぶりにしばらく猿のしぐさなどに見とれていました。 

 薬王院への参道も、静かな雰囲気の中人影もまばらで、雨はさらに小降りとなっていましたが気温は11~2℃くらいで寒かったです。薬王院客殿には、予約時刻の少し前に到着しましたが、客殿の入り口にはすでに係の人が待機していて我々を迎えてくれました。

  

  客殿内廊下
  

 控えの間で休んでいると、いよいよ待望の精進料理が並べられた部屋に通され、
まずは、記念の写真を撮ってもらいました。

   精進料理
  

 料理を前に、興味に誘われるまま、ゆっくりと味わい、時にそれぞれに感想などを述べながら箸をすすめ、見た目も味もなかなかのものでした。  一同満足したのでした! 
 6月下旬に予定されている「園芸セミナー」の話題や今後の園芸友の会の運営などについて意見交換したり、最近の話題でひととき食後の団らんへと進みました。

 客殿を出る時には、雨は止んでいました。が、風が少し出てきたようでした。
本殿にお参りを済ませて一行は帰路に向かいました。

      薬王院客殿前で
       

 

 年間300万人もの観光客や登山者が訪れる高尾山は、ミシェランの三つ星にも
認定された名所だそうで、その歴史は古く奈良時代(744年)に高尾山薬王院が
開山したとあります。
 あいにくのお天気でしたが、久しぶりに自然に包まれ、そして薬王院の精進料理の体験もあり充実した気分の中散会となりました。

 

 お問い合わせなど、お気軽に・・
 h.naka@crocus.ocn.ne.jp    中島 まで。

 

 

 

 


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第202回例会報告

2025年04月09日 | 例会報告

 春の彼岸も過ぎて、いよいよ春らしくなってきました。

 園芸友の会では3月21日の14時から、下記の通り例会(サイバー例会)を実施しました。サイバー例会は、ネット接続のオンライン談話形式で運営され、今回で21回を数えます。 それまでの教養室(品川)での例会に比して、出かける必要がなく、そして遠隔地からの参加も可能で、毎回重宝しています。
 大阪(堺)在住の寺山会員は、旅行中で途中名古屋(岡崎)からの参加で、オンラインならではの効用です。

      日時 :2025年3月21日(金) 14:00~16:00
      場所 :各自自宅(サイバー例会)
      参加者:小峯茂樹、林 憲男、生駒憲治、中澤雅則、土師克己、
          寺山
幸男、本多孝之、中島汎仁(敬称略)
      発表 :『世界らん展2025』もよう
      

    今回の参加メンバー(関東×5、札幌、福岡、岡崎)
       

 発表は、北海道蘭友会会長を務める札幌の中澤会員から、毎年開催される『世界らん展2025』の詳細な報告がありました。 以下にその概要を記して、会場の華やいだ雰囲気と共に、蘭の世界の素晴らしいあれこれを共有したいと思います。(写真はすべて中澤会員より提供

 例年通り、会場は後楽園ドームシティ・プリズムホールにて、2025年2月5~12日に開催されましたが、会場の構成は素晴らしく、先ず10万輪の満開の蘭で飾られたオーキッドゲートをくぐると、香りと光が織りなすオーキッドアベニューへと続き、天井から一面にたくさんの色とりどりの蘭の花が逆向きに並べられた幻想蘭空間へといざなう、まるで別世界に入ったようなほんのり漂う香りと共に入場を歓迎してくれたそうです。
       逆向きの蘭の花に誘導された幻想蘭空間
        

 そして、假屋崎省吾氏、志穂美悦子氏のそれぞれの力作による大きなオブジェによるお出迎えがありました。 例年そうであるようですが、このようなエントランスの演出は一瞬にして花園の世界へと導かれるのです。

       志穂美悦子氏のオブジェ
        

 審査対象の選りすぐりの 447鉢の出品から、41のカテゴリーごとに、ブルー(1席)、レッド(2席)、ホワイト(3席)のリボン賞が選ばれ、ブルーリボン賞の41鉢がトロフィー賞に選ばれ、さらにその中から18の部門賞が選出され、最高の賞が「日本大賞」で、続いて「優秀賞」、「優良賞」そして「奨励賞」15鉢が選出されるそうです。 50人以上の審査員による厳正な審査を経て、これらの栄誉ある賞に輝くのです。

     日本大賞2025(パフィオペディルム ワーディイ ‘オサム’)
      

 日本大賞は、ミュンマー北部~中国雲南省原産で、標高1000m級の高地に自生している種で、花の色、模様に個体差が大きいそうですが、この作品は、花びら、花茎、葉に黒の色彩が入り、非常に珍しい。しかも6輪同時に咲かせた栽培技術が評価されているのだそうです。この種は一般的なワーディならば、2~4000円程度とのことですが、このように咲かせるのはとても難しいとされていました。

      優秀賞(ルデマニアナ ‘Betania’)
       

 優秀賞は、ベネズエラ原産の原種カトレアで、海岸地域と山岳地域の2種があるが、この作品は、色が濃いので山岳系と思われるが、花数が10輪以上同時にしかも同じ方向を向いて咲かせているところが評価されたようです。会場の中でもとても目立った存在で、際立った色、花数で多くの方が写真を撮っていたそうです。出展者は毎年出展しているベテランの方だそうです。

      優良賞(シンビジウム デボン ワイン ‘ミリオンベイル’)
        

 優良賞は、ベトナム、タイ、中国南部原産ですが、2007年に山梨県の蘭園で登録された種で、この作品は数え切れないほどの花が球形にしだれて咲く見事なもので、背は高くならず横に広がって咲く特徴があり「テーブルシンビジウム」というカテゴリーで販売されているそうです。

 奨励賞は15鉢ありそれぞれの特徴や評価されたポイントなど、素人ではわからない栽培技術やそのむずかしさなど丁寧に説明いただきましたが、ここではこのうち2鉢だけ取り上げてみました。

       奨励賞(パフィオペディルム ギャラクシーストーン ‘ファイアーボール’)
        

 これは数々の受賞歴を誇る有名パフィオペディルムで、本作品は白を基調に全体的に淡いピンクに小さな濃ピンクのスポットが配置され、花びらは大きく丸くかわいい感じに気品がある。蘭専門のHPではピンク系の最高個体として44万円で販売されているそうです。

       奨励賞(カトレア コクシネア ‘シャイン’)
        
 
 本作品は、小型のカトレア原種で、ブラジルサンパウロ州に自生し、2㎝位の花で極小型でミ
ニカトレア交配の重要な親になっているそうです。夏の暑さには弱いそうですが、2号鉢でも11月~4月に開花する。コクネシアはラテン語で緋色を意味し、本作品は、小型の花7輪が同時に咲き、小さいながらも会場ではその色が鮮明でとても目立つ存在だったそうです。

 数あるトロフィー賞の中から、こちらも2鉢を選んで紹介します。

      トロフィー賞(デンドロビューム モニリフォルメ(長生蘭)‘八代(ヤシロ)’)
        

 今回も、東洋蘭、和蘭が多く出品されていましたが、この作品もその中の一つで、長生蘭です。この種は何度も受賞歴がある有名花で、黄色の小型の花が無数に咲いていました。日本の古典園芸植物の中でも長い歴史があり、足利義政が盆栽として栽培していたという記録から数百年の歴史を持つ。その後江戸後期の天保年間の盆栽ブームでは既に100種類以上の銘品が存在していたそうです。長生蘭(セッコク)は日本、中国、韓国、ヒマラヤなどに自生し零度以下でも育ち白または黄色の花を咲かせる。 

   トロフィー賞(ミルトニジューム (エンザン ビューティー サンセット×オンシジューム ワイアッティアナム) ‘シューティング スター) ‘ニッコウ’)
             

 この作品は、ミルトニアとオンシジュームの交配から生まれた種類で、登録前であるため、交配種が書かれているのだそうです。その花色は薄い黄緑に濃ピンクのリップと変わった配色で、会場では目立った存在だったようです。 

 これらの応募作品のほか、特別展示として、北の神秘~レブンアツモリソウが出展されていました。

       特別展示
        

 学名をCypripedium macranthum var. rebunenseといい、礼文島にのみ自生する野生の蘭で、その名前は平家物語などに描写された平敦盛が背負った後ろからの矢を防ぐための母衣(ホロ)に見立てたことに由来しているそうです。種の保存法による国内希少野生動植物種に指定されているとあります。花は淡いクリーム色で花径に一輪咲きで、唇弁は袋状になり、パフィオペディルムと似ています。現在は保護区で見られるものだけとなっている貴重な蘭だそうです。

 もう一つ、今回の講師である中澤会員が会長を務める北海道蘭友会会員からの出品がありました。

      北海道蘭友会会員出品株(フラグミペディウム ベッセ ‘ジャスティン’)
         

 パフィオペディルムと似た形ですが、パフィオの自生地はアジアで、これはコロンビア、エクアドル、ペルーのアンデス山脈東斜面に自生しているもので、1981年に発見されたそうです。水が好きで寒さには強いが日本の暑さには弱く栽培が困難な蘭だとあります。本作品は、まだ初花の1輪咲きで株自体は20cmと小さいが、普通のベッセアエに比べ花は大きく花びらが丸く大きい。また色彩も鮮やかな朱色で、これまでの見慣れたベッセアエとは違っていた。世界らん展のNHK-TVに取り上げて解説されていたそうです。このまま順調に育ち、1、2年後には入賞してほしい株であると評価されたそうです。。

 発表はまだまだたくさんの蘭がありましたが、その中から一部をご紹介しました。素人目には、どの作品も素晴らしくきれいですが、花の色、形、数などに加えて、鉢なども含めた総合的なバランスの美しさによる芸術性のほか、栽培技術の難易度などが競われていることが分かり、栽培者の取り組み態度だけでなくそれらを達成するための努力と技術力の結集であるようです。ある程度の年月を経ないとそれらの神髄はとても把握できそうにありません。

 発表の都度質問などに助けられて、それらの片鱗が理解できる程度ですが、毎年このような発表に浴している身にあらためて感謝しています。

               

 世界らん展の発表の後、自由討論では、昨今の米価の問題におよび、そもそもの過剰生産による価格下落を防ぐための減反政策そのものの見直しが必要ではないか? 減産ではなく、どんどん生産して、余剰が出れば、それを例えばODAに回すなどの政策に転換できないか・・現在も米作を自家でやっている寺山会員からの意見がありました。たしかに、ODAは現金のみでなく、ここでの提案の他、日本の優れた医療技術や教育面などの支援も併せ行うことも重要ではないか・・などの意見がありました。
 次回例会は屋外例会として、その候補についても提案がありました。

2時間以上に亘る熱心な会合は、それぞれに充実した思いを胸にお開きとなりました。

 

 お問い合わせなど、お気軽に・・
  h.naka@crocus.ocn.ne.jp     中島まで。

 

 

 


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第201回例会報告

2025年01月27日 | 例会報告

 園芸友の会の例会は、1976年にその第1回が開催されてから、すでに50年近く続くサークルです。屋外に出て植物園などを見学する屋外例会と、ネットを活用したサイバー例会の2種を取り混ぜて、年に6回ほど開催しています。
 第201回例会は下記要領で、サイバーサロン(20)として開催しました。コロナ以降ネットを活用した例会の簡便な味を知ってから教室での会合はすることなく、そして、遠隔地からの参加が可能である利点もありもっぱらネット例会となっています。
      日時:2025年1月24日(金) 14:00~16:00
      場所:各自自宅(サイバー例会)
      参加者:小峯茂樹、生駒憲治、中澤雅則、土師克己、寺山幸男
          本多孝之、中島汎仁(敬称略)
      発表:1、栽培中の野菜・果樹のあれこれ(寺山会員)        
         2、七福神巡りとエケベリア(七福神)(生駒会員)
         3、農業分野の温暖化対策(中島会員)

       今回の参加メンバー(関東4、札幌、福岡、大阪)
        

 今年最初の例会なので、簡単な挨拶の後、すぐに発表に入りました。

1、栽培中の野菜・果樹のあれこれ  米作を中心に長年取り組んでいる会員から、お米の収穫後に野菜などを栽培し、今回はそれらの最近の状況の報告がありました。

再生二期作 お米の収穫後、野菜作りをしないで稲株をそのままにした田んぼでは、高温障害か、稲刈り後の切り株から再度芽が出て青々と成長し、稲穂が出てきます。従来の二期作と違って、二期作目は田植えが不要となり、作業量は大幅に減少しますが、収穫量や品質の点から事業として成立するかどうか疑問であり、コストパーフォーマンスの問題になります。

ジャンボニンニク 普通ニンニクといえば、6~8片の半月型をした粒が集まっていますが、このジャンボニンニクは、2つのタイプがあり、*単に大きい一つ玉のもの、*玉ねぎ型の円形で、数片に分かれないものがあります。周りに数個の子供が出来るので、その硬い皮を剥いて植えています。

 ジャンボ ニンニク          ポットに植え付け
     

ジャガイモは3種(とうや、きたあかり、メークイン)を栽培している。エンドウは、早期栽培はさやを食するキヌサヤやスナップエンドウが適しており、実を食すものは少し遅らせた方が良い。 

天王寺カブラ 地域特産のカブですが、これの逸話の紹介がありました。「江戸時代、野沢村の坊さんが、四天王寺に修行に来て、天王寺蕪の種を持ち帰り育てたところ、蕪が大きくならず、葉が大きくなった・・」それが『野沢菜』なのです。温泉の水を使って漬物として、特産になりました。天王寺蕪と野沢菜は同じ品種なんですね。四天王寺の境内に、その謂れの石碑が建っているそうです。

           天王寺蕪
        

 ハウス内では、種々の果樹栽培を楽しんでいて、その中から・・。        

パッションフルーツ 年に2回花が咲き、果物としての実が2回採れます。3月頃花が咲き、7月頃紫色に完熟しますが、その時、また花が咲き、花と実が混在します。9月頃緑の実になりますが、露地(大阪)では、完熟までいかず枯れてしまいます。ハウス内では、3月頃に完熟します。

       パッションフルーツ
        

グアバ、パイナップル、パパイヤ 加温無しの単なるハウスで、遊びで作っているという。パイナップルは食したあとの先端の茎、葉を植えて育てますが、収穫まで2年かかるそうです。パパイヤは、ハウス内では斜めに植えています。直立だと背丈が伸びすぎてハウスを突き抜けるためです。パパイヤは黄色く熟したものがお馴染みですが、青いままでは、野菜として調理して食するようです。

   パイナップル       パパイヤ
        

 この報告の後、小峯会員から「青い実のパパイヤ」の報告がありました。神奈川県秦野の耕作放棄地の畑の周囲に、高さ2m程の株が数十本ありました。葉は寒さで枯れていましたが、15cm位の青い果実が一株に4~5個成っていたのに驚いたそうです。

        青い実のパパイヤ(神奈川県秦野で・・)
         

 

2、七福神めぐりとエケベリア(七福神) は、新年に相応しいテーマの報告で、新春早々1/7、旧東海道の品川宿界隈の『東海七福神』巡りをしたこと、さらに七福神という和名の多肉植物があることも見つけたとの報告でした。

 七福神は、福徳を授ける7神仙で①恵比寿(日本)、②大黒天(インド)、③毘沙門天(インド)、④福禄寿(中国)、⑤寿老人(中国)、⑥布袋(中国)、⑦弁財天(インド)の七人の神様ですが、その昔、徳川家康が狩野探幽に、宝船に乗った七福神の絵を描かせ、時の参謀だった天海僧正が七福神信仰を勧めたという逸話が残っているそうです。江戸時代に全国に普及し、元旦から七草までの間に詣でればその年は七難を免れ七福を得られる(七難即滅七難即生)とあったそうです。

 現在、都内には30か所の七福神めぐりがあるそうですが、今回はその一つ『東海七福神巡り』で、京浜急行大森海岸駅から徒歩で旧東海道を品川まで4.5㎞、七つの神社をお参りし、御朱印もいただいた。ルンルン気分でさらに品川から大崎~五反田~目黒迄足を延ばし、丁度お昼過ぎになり、巡礼恒例のルールにしている『イタリアン』でマルゲリータと赤ワインで乾杯して、新春のスタートを切ったとの報告でした。

  東海七福神巡り              御朱印
   

 そして、多肉植物に『七福神』と名の付く植物があることを知り、専門店にて買い求めることになったとか。
 エケベリア属の多肉植物の一つである原種「セクンダ」という品種は和名『七福神』と呼ばれ、楕円やへら形の葉が均整のとれた美しいロゼッタ状(厚みのある葉が中心から放射状に広がる形)に伸びた多肉植物で、バラのように折り重なった姿が特徴です。自生地はメキシコの標高2000m以上の溶岩などに分布し、日本には明治時代に輸入されたようです。なぜ「七福神」なのかは不明です。

  エケベリア(七福神)     
   

 夏になるとピンク色の壺状の花が咲く。肉厚なグリーンの鮮やかな色に、冬は先端部分が紅葉し、春~夏にかけては、黄色とオレンジのグラデーションが美しく、直径15cmほどになるロゼットを、もこもことたくさん実らせることから、縁起が良い園芸名が付され、祝い事によく贈られるとあります。

 また、多肉植物は風水と関連付けられ、エケベリアの風水効果は「邪気払い」だそうです。葉先が尖った部分は「邪気を払う」力があり、葉の丸い部分は「人間関係を円滑にする」効果があるとされ、運気の入り口である玄関や窓の近くに置いたり、リビングに置けば、家族全員の仕事運・勉強運アップに繋がるとあります。生駒会員はリビングの窓辺に一鉢置いたそうです。

 最後に愛情込めて育てているレモンが昨年に比べて、葉付きが良くなく、果実は6個と昨年より2個多いが、何となく弱々しい感じがするとの心配から、皆さんから意見を求められました。樹高に比して鉢が小さい? 根を痛めないように土を替る・・実が付きすぎている‥などの意見がありました。      

3、農業分野の温暖化対策 は、地球温暖化対策の農業分野における状況について、具体的にどのように進められているかネット情報から俯瞰した報告です。

 農業分野では、夏の猛暑が、米の収穫に影響し、品質の低下、収量の減少により品薄、高騰を招いている要因で、とくに、品質低下は、花が咲いてから20日間の気温が品質を左右するとあり、この期間の気温が高いと、澱粉が十分蓄えられず白く濁る「白未熟粒」が多く発生することによるとされています。

 温暖化対策としては、温室効果ガス(GHG)の発生を抑える対策(緩和策)と、温暖化に順応した「高温耐性」品種の改良・育成(対応策)の2面あり、農水省の昨年(2024年1月)発表の対策方針から抜粋すれば、以下のように対応策では2015年から具体的方針が示されてきています。

緩和策:・地球温暖化対策推進法 (1998年)2021年一部改正、・地球温暖化対策計画 (2016年)2021年改定・農林水産省地球温暖化対策計画 (2017年) 2021年改定

対応策:・気候変動適応法 (2018年)・気候変動適応計画 (2018年)2021年改定 2023年一部変更・農林水産省気候変動適応計画( 2015年)2023年最終改定

 CO₂排出量の農業分野におけるそれがどの程度か、世界と日本を比較して下図に示されています。

  (農水省より)

 世界では、総排出量の23%が農業分野ですが、日本のそれは4.4%と少ないが、それでも農業分野でのCO₂削減対策が種々検討され実施されています。 

緩和策では、2013年の日本の全体総排出量 14億800万t-CO₂を、2030年に7億6000万t-CO₂  に▲46.0%の削減目標であるが、   農水省分野で、このうち▲3.5%を受け持つとの目標である。その具体的な対策は、以下の通りです。

 ○施設園芸・農業機械のGHG削減対策(施設園芸の省エネ設備、省エネ農業機械)省エネ生産管理の徹底、ヒートポンプ・バイオマス利用、排熱利用促進等 ○漁船の省エネ対策 ○農地土壌に係るGHG削減対策 ○森林吸収源対策 ○土地土壌吸収源対策

対応策では、 ○水稲 白未熟量の発生⇒高温耐性品種の導入(きぬむすめ、つや姫、にこまる等)○果樹 浮皮、着色不良 ⇒ 植物成長調整剤、反射シート、新品種導入等 ○野菜 高温によるトマト着色不良 ⇒ 遮光資材導入、新品種導入等

がとられ、特に米については、今後10年ごとに、現在のコシヒカリを基準に、高温耐性を0.5度ずつ上げて行き、2040年代までに、従来のコシヒカリよりも1~2度高い耐性品種を開発する必要があるとされています。現在、高温耐性品種の導入率は15%程度であり、今後さらに導入率を高める必要があるが、農家にとっては、栽培方法が異なる、新品種が消費者にとって受け入れられるかの不安があるとの指摘がされています。。

 この他、温暖化による影響は、カメムシなど害虫の大量発生、強烈な台風の発生などの異常気象がある。風に強い品種など多様な品種が各地で導入されることも望ましい。

                

 長くなりましたが、質問も多く、活発な発言で会は盛り上がりました。一年の中で最も寒い時季なのですが、今年は穏やかで暖かい日が続いています。2時から始めて4時過ぎまで熱心な例会となりました。アメリカ大統領に就任したトランプ政権の行方についての話題も飛び交ううちにお開きとなりました。
皆さんお疲れさまでした。

 


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第200回例会報告

2024年11月17日 | 例会報告

 久しぶり(4か月ぶり?)のサイバー例会が、下記の通り11/15(金)の14時からありました。

 園芸友の会例会は、年2回の屋外例会のほかは、教室での例会をしていましたが、新型コロナで集合が出来なくなったことから、ネットを利用したオンライン例会に切り替えましたが、現在でもそのまま教室での例会は行わずにもっぱらネットによるサイバー例会となっています。
 ネット例会の良いところは、自宅で参加できること、遠隔地からも参加できることからそのまま継続して、今回は19回目となりました。

  日時:令和6年11月15日(金)14:00~15:45 
  場所:各自自宅
  参加者:林 憲男、小峯茂樹、生駒憲治、土師克己、中島汎仁 (敬称略)
       

       参加者(関東×4、福岡×1)
         
      

 今回の参加は、5名と少なかったですが、14時少し前から始まって、15時45分まで約2時間にわたって和やかな会話とこれまでの報告などが交わされた楽しいひと時でした。

 例会での発表(報告)は、中島会員より ①屋外例会「わたらせ渓谷と床もみじ鑑賞」、②COP29 について  の2件がありました。 ①の屋外例会「わたらせ渓谷」については、第199回例会にて、当HPに記事投稿していますので、ここでは「COP29 につて」報告するとともに、発表後、①および②についての意見交換などを中心に行いました。

 ①の『わたらせ渓谷と床もみじ』でのポイントは、何といっても宝徳寺の「床もみじ」のの仕組みに興味が向くところで、質問がありました。 この回答として『ガラス製?』としていましたが、これは誤りであることが例会後、判明しました。「床もみじ」の床の制作は試行錯誤の連続であったそうで、試験的には磁器のお皿を何十枚も使って、ウレタン系の塗料を何度も吹き付けて、その仕上がりや透明感を試験した後、本番は、宝徳寺の床板(木材)に塗られた漆系の塗布剤(カシュ―)の上にウレタン系塗料の粒子を変えて、何度も吹き付けて、乾燥後それを磨いて仕上げたとあります。
        床の鏡面仕上げ
         (宝徳寺HPより)

 例会では、漆塗りの床を何度も磨いて鏡面を作り出したのでは? との推測がありましたが、実際は特殊な手法で塗料を塗り重ね(吹付け)て、さらに磨きをかけて鏡面を作り出していました。 磨き上げだけでも、ガラスでも、磁器でもなかったのです。

     床もみじ こんな感じになるのです(宝徳寺HPより)
      

 計画段階での実施日の設定が良くなかったのか、当初8名の予定でいましたが、結果的には 3名という寂しい参加となってしまいました。それでも、秋の渓谷を走るわたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車に乗り、風に吹かれながら渓谷を走る非日常的な楽しみを味わい、屋外例会の醍醐味に浸ることが出来ました。
 宝徳寺の『床もみじ』も『わたらせ渓谷』の景観も、紅葉には今少し早かったようで残念でした。

 『渡良瀬川』なるロマンチックな命名の由来が、メンバーから話されました。 
奈良時代末期に日光を開山した勝道上人が、この川を渡ろうとしましたが、川には橋がなく思案に暮れていたところ、浅瀬を見つけて無事に対岸に渡ることができたことから『渡良瀬』と名づけられたそうです。

 また、1985年頃に仕事関連で、足尾方面に行ったことが想い出されたメンバーもいて、その話から日本初の公害事件が、国会議員田中正造の国会発言で大きな政治問題となったなどの話に移りました。足尾銅山が1973年に閉山となり、同時に足尾鉱山鉄道も廃線となりましたが、16年後の89年に三セクの「わたらせ渓谷鉄道」として、観光向けに運行されているのです。

 ②のCOP29の発表では、温室効果ガス(GHG:GreenHouse Gas)の各国排出量の推移(下図のグラフ)に話題が集中し、中でも中国の経済発展に伴う急速なGHG排出量の増加を何とかすべきとの意見でした。世界トータル排出量の32%を中国が占めていますから、これを大幅に削減することが最も効果的であることは自明であり、何とか出来ないか?  と願うところです。

        各国GHG排出量推移グラフ (JCCCAより)
        

 また、これらのデータについて、国立環境研究所(日本)による観測結果の情報では、ロシアのメタンガス排出量のこれまでの公表値1200万t/年とあるが、2009~20年の観測結果では、2400~3100万t/年で平均2.4倍の排出があるとCOP29で指摘されたとの言及がありました。メタンガスはCO₂の30倍近い温室効果があるそうですから、これはキチっとただす必要があるとの意見で、データそのものの信ぴょう性が問われていました。ロシア以外の国の公表値と実績値はほぼ等しいとありました。

 温室効果ガスの排出量目標が未達成の場合に罰則は与えられないが、とりもなおさずこの罰則は地球に戻ってきている‥との理解があり、もはや地球が悲鳴を上げつつある状況が確認されたのでした。

 排出を抑制する方法は、やはりエネルギーの消費を抑えることが重要であり、近代化とともに電子機器の普及が急激に増加していることによるのではないか? したがって一層の省エネ機器の開発が急がれる他、エネルギー供給方法の改善も求められ脱炭素化が叫ばれている所以です。
 我々の身近なところでも、地球温暖化を肌身で感じるところですが、農作物の出来栄えも夏の高温による作付け、品質に少なからぬ影響を感じているとの感想もありました。               

 これらの話題について、真剣な意見交換があった後、各人から最近の報告を交えた談話があり、ひと時和やかな空気に戻りました。 上野の美術館へ、中・高の先輩にあたる画家の展覧会に行かれ、その足で上野から根津方面まで歩きほぼ1日外出三昧であったことや本郷湯島の湯島天神では、シーズンの菊花展があり、久しぶりに大輪の三本仕立てや懸崖つくりさらには菊人形などの展示に見とれたお話もありました。菊人形は、大河ドラマに因んで、清少納言、道長、紫式部らが揃っていたそうです。
 菊の香りを思いながら、2時間近くの例会はお開きとなりました。今回は今年最後の例会で、来年は1月24日(金)にお会いしましょう。

 

 

 


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