日比谷同友会 氷川会

日比谷同友会 サークル活動

第131回 氷川会 例会

2015年05月26日 | 氷川会のご紹介
第131回 氷川会 例会

3月7日(土)青山荘にて開催。 9名の皆さんが集まりました。
とよ千里先生よりひな祭りのプレゼントをいただきました。
最初に戸川さんが「花の雲」を唄われました。
助六の伊達姿、今でも歌舞伎の観せ場面です。

長山さんは「うからうから」を唄われました。
うきうきと浮いた気持ちで男が女からの合図をまっている姿を
陽気な調子で唄っています。

半田さんは「土手を通るは」を唄われました。
土手の上を歩く二人連れを見て、もしやあの人とどきりとするが、
すぐ違いに気づいて安心するという場面です。

川船さんは「八重一重」を唄われました。
娘盛りを桜花にたとえた上方小唄です。

三石さんは「波の上」をうたわれました。
謡曲船弁慶から撮ったものです。

石田さんは「ほれて通う」をうたわれました。
愛し合った仲の、強い愛をうたっています。

副島さんは「男がようて」をうたわれました。
幕末ころの唄、「うわきしゃんすが玉にきず」という文句が
気に入ります。

最後に窪田さんが「ひさしぶり」をうたわれました。
お蔦、主税のものがたり、皆さんしんみりと聴き入りました。



当日の出演者

戸川晟 長山東 半田恵一 川船英二 三石昭治 小川伸夫
石田弘 副島弘暉 窪田貫

(糸)春日とよ千里 春日とよ千伸

                (小川記)

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第130回 氷川会 例会

2015年05月26日 | 例会報告
第130回氷川会
平成26年12月6日(土)、NHK青山荘で開催、
9名の方が出席されました。
最初に小川さんは「二年越し」を唄われました。紙
屋治兵衛は二年越しの廓通い。小春との縁切りの誓紙
を書いたが諦められず、女房おさんがそれをあんまり
じゃと愚痴り、口説く場面です。

 川船さんは「おその」を唄われました。酒屋の跡取
り息子半七がお尋ね者となる。その新妻お園が「半七
さん、今頃、何処にどうしているのか」と身を案じて
いるところを、じっくりと唄われました。

 戸川さんは「竹に雀は長持唄よ」を唄われました。
坂は照る照るお山は曇る。曇る涙は恋の雨と、鈴鹿越
えの街道風景を小気味よく唄われました。

 半田さんは「上野の鐘」を唄われました。数々の悪
事に追われる身の直次郎が、三千歳に逢いに入谷村へ
行くところをたっぷりと唄われました。

 石田さんは「竹に雀は品よくとまる」を唄われまし
た。さてとまらぬは色の道。私ばかりが情立てて思う
お方のつら憎やと。

 三石さんは「竹に雀は仲よいけれど」を唄われまし
た。末は敵の餌刺竿、そうじゃないか、実ほんまにそ
うじゃいなと。
本日は「竹に雀は」で始まる唄が三曲唄われました。

長尾さんは「蘭蝶」を唄われました。夫蘭蝶を此糸
に奪われて、虚ろな日々を送るお宮が燃ゆる思いで榊
屋へ行き、此糸さん妾しや蘭蝶の女房宮でござんすと
云って、此糸に分かれさせる場面を熱演されました。

 最後に、窪田さんが「雪がちらちらちらちら雪が」
を唄われました。「帰す朝にちらちらと、積る思いの
胸のうち、何時しか溶けてうっとりと、逢瀬嬉しき今
朝の雪」と張りのある声でしめられました。

当日の出席者
戸川晟 半田恵一 川船英二 三石昭治 小川伸夫 
石田弘 副島弘暉 長尾泰一郎 窪田貫
(糸)春日とよ千里 春日とよ千伸   (副島記)


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第129回 氷川会 例会

2015年05月26日 | 例会報告
第129回氷川会模様報告

残暑の厳しい中10名の皆さんが集まりました。
快適に使わせていただいたこのビルも次の春には取り
壊しになるとのことなので、今回が最後のステージに
なりそうです。

最初の川船さんは「上げ潮」をうたわれました。
江戸三景の一、両国は川開きのていと御座い、と調子よく
唄われました。

半田さんはお得意の「里を離れし」を唄われました。
明治中期に流行した二上がり新内で、人里はなれて草
葺きの家に好いた人と住みたいという風情を唄った平
和な唄です。

副島さんは「小諸出てみよ」をうたわれました。
浅間山麓の小諸市は旧名を小室とよび、中仙道の大宿場の
一つ、江戸に向かう旅人はここから馬に乗り碓氷峠を
越えた。
「小諸出てみよ浅間の山に今朝も煙が三筋たつ」静か
ですが良い調子の唄です。

戸川さんは「わしが在所は」を唄われました。
大原女の唄う明るい感じの物売りのうたです。
聴いていてとてもよいきもちになりました。

長山さんは「喧嘩は江戸の」をうたわれました。
題名とおりのさっぱりした感じは何べん聴いても
あきが来ません。

石田さんは「筆のかさ」をうたわれました。
筆のかさとは筆の穂先の帽子のことで、これを
ためといてもやします。蚊遣の役にたつのでしょう。

三石さんは「晴れて雲間」をうたわれました。
清潔な唄い方で好感を感じました。

長尾さんは「辰巳の左褄」を唄われました。
ベテランの唄い方はこういうものだなと、
おもわず膝を打つおもいでした。

最後は窪田さんが「武蔵野」を丁寧な唄われかたを
され、堂々としめていただきました。

当日の出席者

戸川晟 半田恵一 三石昭治 小川伸夫 石田弘
副島弘暉 川船英二 長山東 長尾泰一郎 窪田貫

(糸)春日とよ千里 春日とよ千伸            
                        (小川記)

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第128回 氷川会 例会

2015年05月26日 | 氷川会のご紹介
第128回 氷川会
平成26年6月7日(土)南青山会館で開催
前日から、大雨警報が報じられていました雨の中、
8名の方が出席されました。

最初に小川さんが「筆のかさ」を唄われました。
筆のかさは筆の鞘で、文字を筆で書いた時代はこれが
たまるので、蚊いぶしに焚かれた。
真夏の海辺の家で、女がこの蚊いぶしを焚いて波の
音を聞きながら、寝つかれぬままに、曾て逢った夜の
甘いシーンを思い浮かべるというもので、小川さんは
これをじっくりと唄われました。

 戸川さんは髪結新三の「手拭の浴衣」と「目に青葉]を
唄われました。
何れも芝居小唄で、江戸深川新材木町の材木問屋
白子屋の娘、お熊を閉じ込め、朝湯帰りの、入れ墨者
新三が、いなせな姿で花道にかかる場面を唄ったもの
との事。
戸川さんは良く通る声で、たっぷりと唄われ、大きな
拍手を受けておられました。

 半田さんは歌舞伎十八番の「助六」の「花の雲」を
唄われました。花の雲、鐘は上野か浅草か、ゆかりの
色の鉢巻も、江戸紫や伊達姿、堤八町衣紋坂、大門く
ぐる助六に、煙管の雨が降るように。と替え手が入っ
て、にぎやかに唄われました。

 三石さんは「五月雨に」を唄われました。五月雨に
池の真菰の水増して、何れがあやめかきつばた、定か
にそれと吉原へ・・の唄ですが、この唄は明治24年
当時の日銀総裁川田小一郎の作詞、清元お葉曲とのこ
と。名曲として良く唄われますが、三石さんは替え手
が入って丁寧にたっぷりと唄われました。

 石田さんは「それで角力(すもう)と」を唄われま
した。角力に贔屓の年増芸者が、一寸目を放したすき
に他に若い女が出来たと聞いて、それで角力(すもう)
と思っているのかと云って泣き伏す。関取も気が付き、
俺が悪かった、一杯飲んでくれと仲直りする唄ですが、
石田さんは難しい唄を大変調子よく唄われました。

 長尾さんは「宵宮」を唄われました。宵宮は本祭り
の前の晩に行う小祭りで、唄は8月15日の深川八幡
宮の宵宮であろうとの事。勢い肌の木遣りの男と踊り
を勤める町娘とを唄い、恋人同士の逢瀬を、祭り囃子
が追いかける・・という唄らしい。長尾さんの熱唱は
この前夜祭を彷彿させました。

 最後に、窪田さんが「上げ潮」を唄われました。明
治中期の両国の川開きの光景を唄った大曲です。上げ
潮につれて沢山の船が漕ぎ出す。窪田さんは若々しい
声で、西瓜に甜瓜はようがすかな、玉子や玉子、押す
な押すな、ソオレ揚がったぞ、玉屋アと情緒たっぷり
に熱唱され、大喝采でした。

当日の出席者
戸川晟 半田恵一 三石昭治 小川伸夫 石田弘
副島弘暉 長尾泰一郎 窪田貫
(糸)春日とよ千里 春日とよ千伸    
(副島記)


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第127回 氷川会 例会

2015年05月26日 | 例会報告
氷川会第127回 例会


平成26年3月1日(土)南青山会館で開催。
 会のはじめに師匠より全員にお雛様のお祝いのプレゼントをいただきました。
 最初の副島さんは「切れてくんなますな」を唄われました。隅田川沿いの
権現堂が大水でまさに堤防決壊寸前、全村水浸しになる、どうか切れないで
という切実な願いと、それに重ねて女が男を思う気持ち「どうか私たちの仲も
きれないように」という願いもこめられて唄われたものです。

 石田さんは「たつみよいとこ」を唄われました。
よく知られた唄ですが難しい唄です。
たつみの園とは深川仲町の遊里を指したもの、深川が江戸城の辰巳の
方角にあったためこう呼ばれたようです。
ここの芸者さんは吉原の芸者さんに対抗しプライドを持っていた
ようですがその様子をうまく小唄にしたものです。

 川船さんは「桜みよとて」を唄われました。当時の江戸で少しお金の
ある若旦那は取り巻き連中をつれて桜見物に朝から出かけ、上野の桜から
向島の夕桜、吉原の夜桜までさらには引け過ぎまで遊んでしまうという
呑気な時代の花見風俗を唄ったものです。

 三石さんは「青柳の糸より」を唄われました。これは明治のお芝居で
「仮名屋小梅」の物語を唄ったものです。
浜町酔月楼の女将花井梅が箱屋の峰吉を大川端に誘い出し出刃包丁で
刺し殺した事件を劇化したものだそうで小唄はすこし難しいですが
三石さんはよくまとめて唄われました。

 半田さんは「花のくも」を唄われました。
これは助六の伊達姿を唄ったものが数あるなかでの代表作みたいな唄です。
堂々としていて聴いているだけで舞台の助六の姿が彷彿としてくるような
感じがしました。

 戸川さんは「川竹の浮名」をうたわれました。
川竹は川辺に生えている竹のことで転じて、遊女の意味に使われています。
その遊女の浮沈定まらぬ境遇をしみじみ唄った唄で戸川さんはその雰囲気を
よくだしておられました。

 長尾さんは「咲いた桜の木」を唄われました。
「咲いた桜に駒の手綱をしっかりこと結びつけ駒が首ふりゃ見事に咲いた
花が散る」と巷でよく聞く文句に皆さんすっかり陽気になりました。

 最後に窪田さんが「紺の前垂れ」を唄われました。
「紺の前垂れ松葉を染めて松に紺とは気にかかる」と言う文句が締めですが、
「松に紺」とは「待つに来ぬをかけたものです。
一同大いに感銘を受け大きな拍手で会が終わりました。



当日の出演者

戸川晟 半田恵一 川船英二 三石昭治 小川伸夫 石田弘 副島弘暉

長尾泰一郎 窪田貫

(糸) 春日とよ千里 春日とよ千伸 (小川記)

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