日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第196回例会(平成30年1月11日)

2018年01月16日 | 例会報告

◆先生の講話


1.運筆、用筆の基本(さんずいとにんべん)

①さんずいの3画目の右上への伸びの長さ、形は旁の字形で決まる。
     例: 泥:温

泥の偏三画目の伸びと旁3画目の左払いとのバランス。(さんずいの3画目の伸びを旁の方へ寄せ過ぎると、偏と旁とがアンバンスになる。)

➁にんべん の2画目、ぎょうにんべん の3画目の起筆位置は、旁の字形で決まる。
 例:ほぼ上部 儀:御

ほぼ中央 保:得 



2. 楷書の基本:結構
   結構(字画の構成、点画の位置関係)が依然として理解できていない。

      
 

3. 書作品における書体の工夫、遊び
  

半切等の書作品で、同一の字、偏、旁が複数ある場合、すべてを同一の書体で書くのではなく、楷書、行書、草書それぞれについて、歴代書家の作品や辞書等で調べ、各字ごとに変化をつけるようにする。

◆1月競書作品の添削


  1月競書作品(臨書、漢字規定、随意、半切)について、添削指導が行われた。
                               

出席11名、記録・谷田貝)

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第195回(平成29年12月7日)

2018年01月09日 | 例会報告

◆先生の講話

1.隷書の書き方
  検定では曹全碑の隷書が必須科目であることから、隷書の基本について説明と実技指導

① 行、草と違い、隷書は縦画、横画とも入筆は逆から入り、一回りして進行方向に向かう~からげるともいう~

② 横画から縦画に移る時は続けず別に筆を起こす

2.起筆
  基本中の基本として改めて横画、縦画の起筆について講義と実技指導。(横画の場合、斜め45度から筆を滑走するように入筆し、一旦筆を浮かせて右へ送筆など。なお楷書の起筆は、師範レベルの検定でも重視、基本を繰り返し練習する必要がある)

3.条幅の書き方

・中級レベルから検定で条幅が必須、このためには毎月の競書の条幅にチャレンジすることが必要である。

・天地・左右のバランス、墨の潤・渇、線の太い・細い、割筆などの変化、どこを見せどころにするかなどを考えて作品作りになれること。

(谷田貝記 出席者14名)

   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする