◇ 愛好会の運営について
- 「会員の活動について」改訂版(会員のレベルアップ、段位アップに対応した活動内容の充実と会費の改定等)の説明があった。
- 書道愛好会創設メンバーの一人・伊藤様から寄贈いただいた伊藤様のご母堂(雅号:玉垂さま)の蔵書~書道全集など23冊~を書棚に収め、「玉垂文庫」の銘板を設置した。
- 見学者1名来訪(短時間)。
◇ 先生の講話
1.「永」字八法 その2- 「永」の2画目 短いしっかりした横画。数字の三の真ん中の2画目の書き方と同じ。
- 起筆-運筆-収筆の3段階がある
- 起筆 45°の方向から筆を滑走するように入筆する。上から押さえるように入筆してはダメ。
- 運筆 筆先の1/3ほどを紙につけたまま筆を起こす(浮かすのとは違う)。残り2/3が起きている状態。この段階で一定の力、速さで右方向へ進める。
- 収筆 最後は、筆先を45°方向に変え(紙から一度離してもよい)止める。
- なかなか自分の思い通りにはならないものだ。
- 私(師匠)は、皆さんの手本を書く前に、いつも自分でこの横画を引いてみている。これで、今日の調子をはかることができる。
- 「永」の三画目の横画は、2画目とは異なり、軽く書く。
- 中国では、書き方を「書法」と呼んでいる。
- 永字八法2画目の実技指導
- 理解しているようでなかなか手が動いていない
- 会員の筆を持つ手に師匠が手を添えて指導
- 実用字として最初から小筆で書くのはむつかしい。ひらがなを書けるようになるためには、草書の基本を半紙でしっかりマスターすることが必要。また、字の成り立ちから知っておくと良い。
- あいうえお の 元の漢字 あ:安、い:以、う:宇、え:衣、お:於
- あいうえおの一番大事な点
- 字自体が一画の文字 一 乙
- 字の中で一画の部分 弓 及 与
- 書き順が特にわかりにくい文字 「凸」「凹」は五画
下の部分は2画
凹
凸
- 「役」の旁は4画。
◇ 実技指導
各人課題、秋の作品展作品について個別指導が行われた。
(参加者 8名)(香村 記)