日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第106回例会(平成25年11月21日)

2013年11月30日 | 例会報告

◇ 作品展の準備

 11月25日からの作品展の作品の最終点検 条幅の表装具合や諸準備の確認をした。

◇ 先生の講話

1.漢字を覚える方法

  • 漢字は意味があって出来た。意味を考えながら覚えると、覚えやすい。
  • 「花」は「草冠」+「化」 ⇒ 草が化けて花。「忙」の立身編は「心」の意 旁の「亡」は「無い」の意 ⇒「ぼんやり」の意味。のちに「忙しい」の意に。
  • 「柱」は「木」の「主」で、大黒柱という言葉もある。
  • 「詐」の偏は「言葉」の意、旁は「偽る、たぶらかせる」の意 ⇒ 偽ってたぶらかす。「作」は人編と乍(つくる)で、人があらゆるものを作るの意。「創」は新しいものを作るの意。
  • 「躾」は身を美しくするの意。

2.花押の例

  • 戦国武将は花押を使ったが、独特の漢字を模倣できないように使い、文書に記した。
    例 足利尊氏の「足」の独特の花押や「森」を「木木木」としたり工夫して使った。

3.季語

  • 日本海側の11月を「れれれ」の月という。「しぐれ」、「あられ」、「みぞれ」。

4.継色紙(資料有り)について

  • 散らし書きの妙趣で小野道風筆といわれる。字が大きく斬新。
  • 6段以上になると自分の字を書けるように、相当の努力が必要。折に触れて、書体等を書道辞典等で自分で調べる癖をつけること。

◇ 実技指導

 引き続いて、11月の規定課題「高山願宣盛」および各自の随意課題作品について実技指導が行われた。

なお、今回から、新たに香村求氏が、入会し、会員は12名となった。

(出席者 11名)(榎 記)


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書道愛好会の作品展が開催されます

2013年11月14日 | 作品展
書道愛好会の第3回作品展が次のとおり開催されます。

◇ 開催期間:11月25日(月)~29日(金)
◇ 展示時間:午前10時~午後5時
          (ただし25日は午後1時から。29日は午後3時まで)
◇ 開催場所:NTT日比谷ビルB1 食堂前付近

 期間中、書道愛好会会員11名の力作+特別出品者(同友会員)の作品+指導講師小林碧雲先生(NTT OB、読売書法会幹事など)の特別出品作品が展示されます。また27日(水)午後6時からは「1日書道教室」も開かれます。
 書にご関心・ご興味をお持ちの方、是非一度覗いてみて下さい。また期間中は書道愛好会会員が常時詰めており、書道愛好会の練習内容、練習日、入会手続き等のお問い合わせ、ご相談に随時お答えいたします。お気軽にお尋ね・お声掛け下さい。

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第105回例会(平成25年11月7日)

2013年11月14日 | 例会報告

◇ 作品展の準備

 今回は、月末に予定されている日比谷ビル地下1階での作品展のための実技指導風景の写真撮影、各人の出品作品の選定、落款、条幅の表装指定等の指導が行われた。

◇ 先生の講話

「余白の美」について
 「余白の美」には「バランスの美」と「アンバランスの美」、がある。
 「バランスの美」はまだ習字の段階だが、書道では「アンバランスの美」が重要である。音楽、劇、茶道、華道、写真等の世界で、日本人の美意識として「余白の美」、「アンバランスの美」の表現に共通性がある。
 自分が書こうとする「書」の文字の形、大きさ、紙の制約等の中で余白をどう表現するかを考える。たとえば線を強く引いて引き立たせる、カスレを入れる、細い線を筆を立てて引くことにより強い線にするなどがある。
 綺麗な四角張った文字は書かない。たとえば泰、これを左右対称に書くのでは面白くない。左右に変化させる。周、洋、泥、田中などの例を挙げて、アンバランスの美について説明された。

(出席者 9名)(榎 記)


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