◇ 作品展の準備
11月25日からの作品展の作品の最終点検 条幅の表装具合や諸準備の確認をした。
◇ 先生の講話
1.漢字を覚える方法
- 漢字は意味があって出来た。意味を考えながら覚えると、覚えやすい。
- 「花」は「草冠」+「化」 ⇒ 草が化けて花。「忙」の立身編は「心」の意 旁の「亡」は「無い」の意 ⇒「ぼんやり」の意味。のちに「忙しい」の意に。
- 「柱」は「木」の「主」で、大黒柱という言葉もある。
- 「詐」の偏は「言葉」の意、旁は「偽る、たぶらかせる」の意 ⇒ 偽ってたぶらかす。「作」は人編と乍(つくる)で、人があらゆるものを作るの意。「創」は新しいものを作るの意。
- 「躾」は身を美しくするの意。
2.花押の例
- 戦国武将は花押を使ったが、独特の漢字を模倣できないように使い、文書に記した。
例 足利尊氏の「足」の独特の花押や「森」を「木木木」としたり工夫して使った。
3.季語
- 日本海側の11月を「れれれ」の月という。「しぐれ」、「あられ」、「みぞれ」。
4.継色紙(資料有り)について
- 散らし書きの妙趣で小野道風筆といわれる。字が大きく斬新。
- 6段以上になると自分の字を書けるように、相当の努力が必要。折に触れて、書体等を書道辞典等で自分で調べる癖をつけること。
◇ 実技指導
引き続いて、11月の規定課題「高山願宣盛」および各自の随意課題作品について実技指導が行われた。
なお、今回から、新たに香村求氏が、入会し、会員は12名となった。
(出席者 11名)(榎 記)