日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第66回例会(平成23年7月21日)

2011年09月27日 | 例会報告
<1> 先生の講話
書及び書道を巡る心得などの講話を頂いた。
(1) 「書道を学ぶ意義」(某大学の講師が学生にあてた文章から)
美しい字は美しい心、強い字は強い心が基になっていることが作品にしっかり表われているように、正しく練習を積み上げることにある。
(2) 一つの作品をものにするためには、基本的に30~50枚ぐらいは書くべき。展覧会に出展しようとするなら100枚、賞を取る人は200枚ぐらいは書いている。
(3) 色紙に書く場合は、半紙以上に文字の太い細いかすれを大胆に出すのがよい。また色紙の目一杯には書かないこと。
<2> 8月号課題「之微旨妙道」(孔子廟堂の碑から)と各人に与えられた個別課題の練習、添削指導が行われた。
<3> 例会終了後場所を変えて「暑気払い」を行った。ここでも書に取り組む思いや日頃の練習の仕方、筆や用紙の選び方、条幅など大きな紙に書く場合の書く姿勢など書談義で盛り上がった。
<4> 出席者 7名。

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第65回例会(平成23年6月16日)

2011年09月27日 | 例会報告
<1>先生の講話
「習字を上達するには?」と題して次のような講話を頂いた。
(1) 「形」から覚えていく方法
・文字の結構を知ること-活字の字は全体として四角い形に収まっているが、書の「結構」はこれとは異なる。例えば「野」のツクリはヘンより下に伸びているのが正しい。「口」は単なる四角でなく、左の縦画は下の横画より下に伸び右の縦画は下の横画の上に来る。
・点画を丁寧に書くこと-雑な、端折ったような書き方はだめ。
・太線・細線を利用すること-例えば「目」の場合、縦画は両方とも太く、横画はいずれも細く書く。
(2) 「線質の良さ」を覚えていく方法
・墨の量と引く線の速さで線の質が変わることを会得する。
・流れを覚える。筆に墨が充分あって濃い字から段々墨がなくなり薄いかすれた字までの流れ。
・かすれに2種類あることを会得する。筆に墨がなくなってかすれる場合と、墨があってもかすれる場合(速く書く)。
・毛筆の特徴を掴む。筆は押さえ方ひとつで太くも細くもかすれ字も書ける。
<2>墨心誌7月号課題「用心弘大訓」(孔子廟堂の碑から)と先生から各人ごとに与えられた個別課題について、各人が自宅で浄書して来た作品の添削指導が行われた。全員が先生を取り囲んで、各自が提出した作品のいいところ悪いところを指摘し手直しされるのを、自分の物にしようと聞き入った。
<3> 出席者 5名。

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