◇先生の講話
1.永字八法(3) タテ線
○ ヨコ線と同じく 起筆 運筆 収筆がある。
←(参考)ヨコ線の場合の起筆・運筆・収筆
○ 筆を起こしたときに太さが決まる。
○ 運筆では筆を立てる。 寝かせると太くなる。
○ 一般に曲がる。まっすぐ引くには右肩に近いところで引くと曲がりにくい。
○ 収筆には トメ、ヌク、ハネル の3タイプがある。
2.作品展
○習字(3段以下)では、スミ・カスレのルールを守ること。
カスレのところは最初からかすれてよい。
カスレと割筆は異なる 割筆は習字ではNG。
○ 3段以上は、自分の好きな作品の臨書をするとよい。
師匠の手本に頼ると師匠以上にはならない。
スキルアップするには、字を探す。
以前、篠原さんが書いたように 作品展では 三笑 を 漫画のように書くのもよい。
○ 初級(3段より下)は、基本に忠実に。
○ 中級(3段~6段)は、行・草、裏筆、線の太い・細いを自由に書けるように。
○ 師範部は、書道。 個性を出す。 師範は人に教えることができるが、自分の個性がないと人のお手本が書けない。(平山十方さんは2・30枚書かないと手本が書けないといっている。)
◇実技指導
昨年5月の先生の病気以来、例会の場での実技指導は中止となっていたが、先生が恢復した状態になられたため、今回から実技指導を再開していただくことになった。
各メンバの持ち寄った課題、作品展向けの作品に対し大変熱心に朱書き指導が行われた。
(出席者11名 記 香村)