日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第201回例会(平成30年3月15日)

2018年03月22日 | 例会報告

◆先生の講義

1.検定受験の心得

・課題には半紙(楷書/行書/草書/臨書)と条幅(隷書/楷書/行草書/臨書)があるが、基本に忠実な習字を心がけよ。

・「書聖」の臨書は、曹全碑となるが、タテ線は太く、ヨコ線は細くせよ。

・「書聖」に限るが、条幅は、一定の幅の中に太い字で書き、細い字では書かないように、また見せ所を意識して書くこと。

2.楷書の基本(線折部 他)

・折れのできない人が多い。右下に下がってしまいがちなので、注意せよ。


・そりを意識せよ。はねは持ち上げるように引くこと。


・ヨコ線を書くときは、親指を回しながら穂先を上に向けて同じ幅になるよう筆を引くこと。

3.今後の講義予定

・4月〜7月は、主に中国古典の例をもって、楷書の話をする。

・9月以降は、日本の古典、写経の話をする。  

(出席者13名、記録:林)


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第200回例会(平成30年3月1日)

2018年03月22日 | 例会報告

◆先生の講話

1.月例課題の基本

(1)“生”の書き方

一番上の横画(2画)と縦画(3画)は、

1画と2画を合わせた幅の中心で交わる。

2画の入筆が1画の下部の場合は、

4画(二番目の横画)の入筆、終筆は2画と同じ位置。

2画の入筆1画の上部の場合は、縦画は4画の中央で交わる。

5画(一番下の横画)は、上に反る。

(2)書体の新旧を一致させる。

現在の書体:涼、興  比較的旧い書体:

(3)“興”の書き方

上部の線は細め、横画と点を離す。 上部が丸くなるように書く。

(4)その他

2.条幅の作成過程

① 字典から書体を選ぶ

② 墨の潤滑、書体や線の太さなどを変え、見せるポイントを作る。

③ 一通り完成したらし、墨の潤滑や書体や線の太さなどを見直す。

3.検定作品について

半紙作品: 笑燐会のホームページに共通の手本を載せる。

条幅作品: 会員それぞれに手本を用意する。

文字の大きさ、幅を同じにし、整然と書くこと。

書体の新旧を一致させること。
 

(出席者10名、記録:冨田)


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