HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

楽しいメリーさん、悲しいメリーさん(?)

2016年04月19日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年中):
大分日が長くなって、Cちゃんがレッスンに来る時間は まだ昼間のように明るくて、そのせいかCちゃんもエネルギーが余ってるかのように元気いっぱいです。

ピアノの前に立つと、自分で椅子の高さを調整し(それはCちゃん独自の目的により、ペダルに足がとどくように、とかの用途です)
椅子に座ると「なにひく?」と構えています。
「メリーさんを弾こうよ!」
「うん!」
「メリーさんのひつじ」はCちゃんのお気に入りです。
最近、ママに教えてもらった、と言って、左手で「ド・ソ」の二つの音を重ねて メロディーと一緒に弾けるようになったのがうれしくて、大きな音で元気に弾きます。
先生も一緒に、はずむような伴奏を付けて弾くと、ホントに楽しい連弾ができるのです。
「Cちゃん、いいこと教えてあげる。今弾いた『メリーさん』を、右手も左手も、ひとつだけお隣の鍵盤にずらして弾いてごらんよ。悲しーい曲になっちゃうよ」
「え?ここと、ここ?」
鍵盤の位置を確かめてから、Cちゃんが弾いてみると・・・
「ほんとだ!」
ハ長調からニ短調へと変わってしまった「メリーさん」は、とっても悲しい曲になってしまいました・・・
もう一度、ハ長調の場所にもどって、思い切り元気よく弾いて「メリーさん」はおしまい。
「おんなじように伴奏つけて『チューリップ』も弾けるよ」
先生に教えてもらうと、今まで「ドレミ」の部分しか弾いたことのなかった「チューリップ」が初めから終わりまで、しかも伴奏までつけて弾けたので、Kちゃんは大満足です。
「『チューリップ』、ここでも弾けるよ。弾いてごらん」
と言われてKちゃんが弾いたのは、ト長調のチューリップ、それから黒鍵ばかり使って 変ト長調のチューリップ。
わらべ歌の「なべなべ、そっこぬけ」も両手で弾けました。
音符も ド・レ・ミ・ファ・ソと四分音符、二分音符までが理解できて、ぐんぐん成長しているCちゃんです。

雪だるまつくろう がんばる。

2016年04月19日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小3):
新しくもらったディズニーの本から、大好きな「雪だるまつくろう」を弾いています。
これまで使っていた本より ちょっぴり大人っぽく、使う鍵盤の範囲も相当広がったアレンジです。
左手は 下の加線が3つぐらいつく低い音から、右手は上の加線が3つぐらいついた上に さらにオクターブ上の記号がついて、ほとんどピアノの右端近くまでいってしまうようなポジション。
おまけに左手が右手の上に交差して 上の加線の音を弾かなければならなかったり、オクターブ以上の距離のあるアルペジオが出てきたり、ペダルはもちろん使うし・・・と、楽譜としては相当難しい。
けれど、それだけ妥協がないアレンジだけあって、弾くと とってもすてきな音色が流れ出るのです。

毎週、毎週、真剣な顔をしてつっかえつっかえ、苦労しながら練習してきたHちゃん、今日はかなりのなめらかさで 最後まで弾きとおすことができました。
「がんばったね!大人みたいにかっこいい曲が弾けたね」
と、その努力をたたえられました。
でも、ホントのオリジナル曲は、もうちょっとテンポ速く、もうちょっとなめらかだね・・・
「ねえ、Hちゃん。とってもがんばって上手に弾けたから、もうこれで〇にしてもいいよ。でも、〇にしないで、もっと素敵に弾けるようにがんばってもいいよ。」
どうする?と先生に聞かれて、Hちゃんは一瞬「うーん・・・」と考えました。
ここまで弾けるようになるのに、3週間もかかって、すっごく大変だったんですから・・・
ややあって、Hちゃんは答えました。
「もう少しがんばる。もう一回練習してくる」
「そう! そうだね。すてきに弾きたいよね」
うん、と力強くうなずいたHちゃん。
かなりのピアニズムが身についてきてる・・・