HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

夏休み明け・M3ちゃん

2013年08月22日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(中3):
「レッスン日、塾で行けないので、明日に変更できますか?」とメールが来て、急遽 今日のレッスンになりました。
普通なら、中3の受験生で、夏季の特別講習となれば「ピアノはお休みします」となるところですが・・・
感心だ。
余談ですが、ヒバリ先生がこれまで何十年もレッスンしてきて、何百人という生徒を指導してきての統計では、ピアノを休まず続けていた生徒たちは皆、受験の方も満足な結果を出し、望みの学校に入っていました。
進学した後も、希望の学校でスクールライフをエンジョイしていたものです。
だからM3も、きっと受験うまくいくよ。

さて、発表会で初めてのジャズを弾いたM3ちゃんですが、発表会の曲を練習している間中断になっていた「ブルクミュラー」を、まずは修了させよう、ということになっていました。
「ブルクミュラー、どこからだっけ?」と聞くと、M3ちゃんは
「『帰郷』からでした」と23番の課題を弾き始めました。
左手の三連符の連続が、右手のメロディーを支え、途中 左右の手のメロディー&伴奏が入れ替わります。
驚いたことに、1学期の間、ずっと難しいジャズを練習していたM3ちゃんには、もう「ブルクミュラー23番」は、あっさり弾けてしまうほどの「簡単な楽譜」になってしまってた。
「簡単だったね?」
「はい」
えらい!もうそれだけ、実力がついてるってことだよ。
ブルクミュラーは、あと残り2曲、「つばめ」と「貴婦人の乗馬」です。
M3ちゃんは、そのどちらも、右手だけですが初見で最後まで弾いてみました。
弾いてみることができました。
「じゃあ、来週、これ両方とも終わらせちゃえば?」
「えっ」
と、最初は驚いたM3ちゃんだけど、
「できるんじゃない?」とダメ押しされた後は
「はい!」と自信ある微笑。
夏を越えて、一挙に大人になったようなM3です。
がんばれ~

夏休み明け・M4ちゃん

2013年08月22日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小3):
発表会では、アカデミックなクラシックの「小さなロンド」を見事に弾きましたし、それまで、ぴあのどりーむ&併用曲集を、ずっとがんばって練習し、第5巻まで終了した、小さながんばり屋さんです。
これまでずっと、テクニックや練習曲集をやってきたので、この辺で少し、楽しい曲や自分の好きな曲を 自由に弾く経験も・・・と思い、夏休みになる前にわたしていた「子どもポップス」の楽譜集の中から、好きなのを弾いてきてね、と言ってありました。
「『となりのトトロ』弾いてきた」
M4ちゃん初めての「自由選曲」は、「となりのトトロ」でした!
「でも、右手しかよく弾けない・・・」
「いいよ、右手だけ弾いてみて。」
M4ちゃんの弾くメロディーに、先生が伴奏を合わせて、「となりのトトロ」の歌が響き始めました。
「トトロ」は、子どもの歌ではありますが 現代のポップスのスタイルをとっています。
クラシックにはないリズムの使い方や、アーティキュレーションの違いなどがあります。
それが新鮮であったり、ちょっと戸惑ったりするところですが、こうして小さいうちから、よく知っている歌を題材に、ポップミュージックを体験することは 大事だと思います。
M4ちゃんの弾き方も、ちょっと弾き始めて、先生がリズミカルな伴奏でリードするうち、のびのびしたポップスのノリになってきました。
次に左手のパートを見てみると、簡単な和音ではありますが、ポップス独特のリズムが使われていて、右手との掛け合いが ちょっと難しいかな、というところがあります。
その部分だけ、歌いながらリードしてリズムを体得してもらい、
「この調子で練習してきてね」ということになりました。
いつも、小さいながらも精いっぱい努力している優等生のM4ちゃんなので、こうして、質の良いポップスを 目いっぱい楽しんで弾くことで、いっそう伸びやかに成長してもらいたいと思います。

夏休み明け・Hちゃん

2013年08月22日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年長):
2週間の夏休みを終わって、久しぶりにレッスンに来たHちゃん。
レッスン室に入るなり「わたし、『やまのおんがくか』じょうずにひけるよ!」と、すぐピアノの前に座って、「やまのおんがくか」を弾きました。
この曲は発表会で弾いたので、発表会当日もそれなりに完成していたのですが、今日の演奏は それよりもさらにクォリティが上がっていた!
右手と左手のなめらかな受け渡し、両方の手の指の独立性とスピード感、力強い和音。
「じょうずだね」と言おうとする間もなく、Hちゃんは
「それからこれも!」と、オープニングにみんなで弾いた「走れドンキー」を 軽快なテンポで弾き始めたので、先生もそれに合わせて伴奏を始め、久しぶりになつかしい「ドンキー」で盛り上がりました。
「すっごく上手になったね。いっぱい練習してたの?」
「うん、わたし、いっぱい練習してたから!」
発表会を経て、実力もみごとに身に付き、自信も高まったHちゃんの姿はまぶしいばかり。
「じゃ、連弾の『一週間』も弾けるかな?」
先生は振ってみました。
「うん、ひけるよ!」
Hちゃんは、連弾の「一週間」も3コーラス続けて、みごとに弾きました。
その上手な演奏を見て、先生はHちゃんに、ある提案をしました。
実はこの曲は、Sちゃんとの連弾で演奏するはずでしたが、発表会当日、Sちゃんが急病でお休みになってしまったため、急きょ先生が代役をつとめたのでした。
Sちゃんとは、この間
「来週のレッスンのとき、発表会の曲弾いて録画しようね」と約束したので、そのことをHちゃんに話し、
「来週のレッスンのとき、Hちゃん、Sちゃんと一緒に連弾して、ビデオに映ってくれる?」と聞きました。
「うん、いいよ」
Hちゃんはたのもしく了解してくれたので、来週は『H&Sまぼろしの連弾・一週間』が録画できそうです。
発表会を経て、以前より一回りも二回りも大きく成長したことを感じさせるHちゃんでした。