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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ALL JAPAN メダリスト・オン・アイス2010

2010年12月27日 | TV・映画・ステージなど
全日本フィギュア・スケート選手権大会 上位入賞者のエキシビションをTVで観ました。
私は HPに「スケート」のページを作るほど スケートが好きなのですが、最近のフィギュアに対する世間の白熱ぶりには、どーもなー、と あまり熱くなれないです
いい音楽に乗せて滑るいいスケートは好きなんだけど、勝負ごとはどうも好きじゃないので、正直いえば誰が勝とうと負けようとどっちでもいいのです。
「応援」というのがどうもダメなので、選手のみなさんの演技は のちほどYOUTUBEとかでゆっくり拝見して、勝ち負けのないエキシビションだけ こうしてリアルタイムでTV見物してます。

みた感想:
浅田選手は、今回エキシビションでショパンのバラードに合わせ、純白のコスチュームで滑りました。
彼女には、こういったショパンなどの曲が似合います。
コスチュームも、やわらかな色やデザインが合っています。
昨年度のラフマニノフとか、仮面舞踏会のような重苦しい曲、そして黒&赤のような強い色は、彼女の持ち味に合わず 力みや無理が感じられました。
今回のショパンは、彼女の持ち味に合って、伸びやかで繊細な演技が楽しめました。

どの選手も、技術はすごくてかっこよかったと思います。
しかし色気のある表現ができる人は ほとんどいません。
どんなに素敵でも、かっこよくても、それは積み重ねた練習の成果が発揮されているということです。
おのずと内面からにじみ出てくる「色気」「華」というものは、それとは違うもので、同時に練習や訓練で身につけられるといった性質のものでもありません。
彼らは「スポーツ選手」であり「芸術家」ではないのですから、それでいいわけです。
私はどうしても、フィギュアの中に芸術を求めてしまってるので、その辺がギャップであり、選手のみなさんにしてみれば「余計なお世話」ってことですが。

私の観た印象では、本日演技した選手の中で 色気のある人は 高橋大輔選手だけです。
彼は、リンク中央に立ってスタンバイし、最初のモーションを起こそうと動きを始めた、その時点でもう、あふれるような色気があります。
ほんとは、高橋さんには「パフォーマー」になってもらいたいなあ、というのが私の希望ですだ。

小堺一機とサーカス・映画音楽コンサート「コサーカス」

2010年11月12日 | TV・映画・ステージなど
銀座で友人と解散した後、ヒバリには本日、もうひとつ「お楽しみ」がありました。

初台の国立劇場中劇場で、小堺一機さんとサーカス(コーラスのユニット)のコラボコンサート。
「サーカス」は、男女4人のコーラスグループで、いちばん古いメンバー(正子さん)が1977年デビュー、そののちメンバー交代があったりで、現在のメンバーになったのが1988年というのですから、相当息の長い歴史(?)をもっています。

初期の頃はJ-POPを歌って ヒットチャートを賑わし、活躍したりしていましたが、彼らの本領はジャズコーラスですね。
ソフトなハーモニーとリズムのノリは、日本のシンガーの中でも秀逸です。
本日のコンサートは 映画音楽特集ということで、追憶・雨にぬれても・スタンド・バイ・ミー・オーバー・ザ・レインボウ・タイタニックのテーマ「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」などのスタンダード名曲の数々を聴かせてくれました。
また、崖の上のポニョ・ゴジラのテーマなど日本映画のテーマのサービスも。
すてきなのは、「ポニョ」や「ゴジラ」にしても、必ずサーカスのスタイルによるアレンジが施してあって、たいへんおしゃれな演奏になっているということ。
そう、サーカスのアレンジは、いつもおしゃれてソフィストケートされていて、大人なのです。
今の日本の中で、大人の歌が歌える数少ないミュージシャンといえるでしょう。

また、本日は 映画の番組に出演している小堺一機さんとの 初のコラボコンサートというのも注目でした。
小堺さんといえば、「欽ちゃんファミリー」や「ライオンのごきげんよう」などに登場しているコメディアン、という程度の認識でしたが、本日彼のトークを聴いて、その知識の質・量と深さ、また音楽や間合いのセンスも抜群ということを再認識しました。

歌もうまいです。
トークにも風刺と即妙性が効いていて、頭の良さもびんびん伝わってきました。
彼の実力は、現在のところまだまだ、一般には相応の評価を得ていないというのが、今日の印象です。
ただのお笑い芸人と思われているだけではもったいない。
彼は、もっともっとみんなから認められて、高い評価を得るべきだと思います。

ただ、本日のコンサートでは、ちょっとネタが古いなあ、と思うところがあったり、ギャグも力みすぎなところがあったり、という感想も持ちました。
しかし「コサーカス=こさかいとサーカス」のコラボは初の試みだったわけなので、これからもぜひ、この組み合わせで回を重ねてほしいと思いました。
続けるうちに、余分な力みやくどさなどが取れて、もっと洗練されてくると思います。
小堺さんは、いい声だし歌もうまいし、リズム感いいしタップダンスだってできる。
次回は、狂言回しばっかりじゃなく、もっとそういう「マジなエンターテイメント」の要素をたっぷり発揮して見せてほしいです。

映画「猫を探して」

2010年08月19日 | TV・映画・ステージなど
朝、花壇に水やりをしていたら、Iさんが「2枚もらったから、よかったら1枚つかって」と、映画のチケットをくれました。
Iさんは、ガーデン友だち、猫友だち・・・みたいな「ご近所さん」です。
「猫の好きな人じゃなきゃ、あげられないでしょ?」というその映画は「猫を探して」。
渋谷のミニシアターでやっているらしかったので、さっそく午後から出かけてみました。

地図を見ながら行ったのは「シアター・イメージフォーラム」という、今まで行ったことのないシアターです。
宮益坂→246→路地を入る。
こんなところに、映画館なんてあったかな・・・

説明通りに行ってみたら、ありました。
これがシアターとは絶対わからない、コンクリート打ちっ放しの建物。
究極シンプルで、ドリンクカウンターもお菓子販売もじどはんもない。
「猫を探して」は地下の「シアター2」で上映されたけど、座席数は100ぐらいだと思う。
 
映画はフランスで制作された、「ふっと行方不明になった猫を探して時空を旅する」というものでした。
世界のあちこちで活躍したり、人間と共存していたりする実在の猫たちがドキュメンタリー形式で登場して、ストーリー全体はアニメーションでつないでいく、というものです。
このアニメーションが、いかにもフランスらしく上品な淡い色で、マンガチックでなくいい感じだった。
登場する「世界の猫たち」の中には、日本の「たま駅長さん」も登場してたし、イギリスの鉄道で昔から頼りにされている猫たち、アメリカの老人病院で患者を看取る猫オスカーなどもいて、猫が単なるペットではなく信頼すべき相手として紹介されていて、とてもよかったです。

今の豊かな日本では、犬や猫が ペットを通り越して人間のオモチャや人形みたいにされてしまっている状況も多く見られます。
犬や猫だけじゃなく、時には人間の子どもまで 親のオモチャみたいになってることもある・・・といったら言い過ぎですか?
そんな中、この映画は、制作者の 猫に対しての真摯な尊敬や感謝が感じ取られ、人間が奢(おご)っていない謙虚さも感じ、とてもすがすがしく思いました。
そうさ、人間も犬も猫も、みんな同じ生き物、地球の仲間でしょう。
お互い、相手の立派なところやえらいところを尊敬し合い、苦手なところを補い合いながら、共に平和に暮らしていこうよね・・・
という思いを新たにした映画でした。

シアター・イメージフォーラムも、とっても居心地の良いシアターだったので、今後もチェックして、また行ってみたいです。
Iさん、ありがとう♪

Love Of Seven Dolls・七つの人形の恋物語

2010年08月03日 | TV・映画・ステージなど
ル・テアトル銀座で、音楽座のミュージカル「Love Of Seven Dolls 七つの人形の恋物語」を観ました。
これはポール・ギャリコ作の小節をベースに、音楽座がミュージカル化したもので、2年前が初演でした。
私は原作の小説がお気に入りなので、それが舞台化されてどんな風になっているのか好奇心が押さえきれず、今回初めて観に行った次第です。
でも、内容が変えられてたり、イメージがこわれたりしたらどうしよう・・・ドキドキ・・・
観てガッカリしたらやだな・・・

今回の音楽座の作品は、とても丁寧に作られていて、制作者や劇団の思い入れ、意気込みみたいなものがよく伝わってきました。
でも、私としてはいまいちな印象でした・・・
根本的な部分で、原作にはない大きなテーマが付け加えられていて、かえってぼやけた印象になったし、全体的にも気合いが入りすぎて あれもこれも盛り込み、大げさで「芯」が生きてこなかった気がします。
うーん・・・ でも、一応観たので、「観た」ってことの満足はしました。

原作本が気に入っている場合、舞台や映画になったときにイメージが壊れることは 一番の不安です。
実を言うと、これまで、お気に入りの原作ものが映像化や舞台化されて、「ああ、原作に忠実だし、自分のイメージとおんなじだ!」と思ったものはひとつもありません。
どれもみな、制作者の解釈やアレンジや改作が加えられています。
表現スタイルによる違い、その表現スタイルを生かした解釈や演出、などは当然のことなので文句はないのですが、私がおびえるのは、解釈が大幅にズレていたり、改変されていたりで、原作の持つメッセージや香りが壊れてしまう場合が たくさんあることなのです。

そういった意味で、今 公開中の「借りぐらしのアリエッティ」は、私は観ません。
なにしろ10才の時からのお気に入りで、図書館で何度も何度も借りたあげく 大人になってからシリーズ全巻そろえ、英語のオリジナル版も全部ゲットしてるんです。
ファン度スジガネ入りのヒバリとしては、プロモーション映像やCMの段階で、もう設定やイメージがまったく壊れてしまってるので、自分のイメージ世界の方を大事に保ってくことにします。
ただ、音楽はとてもキレイみたいですね♪
ヒバリの大好きなケルトミュージック・・・
たぶん、音楽だけゲットするようなことになると思っています。

映画「オーケストラ!」

2010年06月24日 | TV・映画・ステージなど
渋谷の東急Bunkamuraのル・シネマへ、映画「オーケストラ!」を観に行きました。

旧ソ連時代の圧政のため オーケストラを追われ、現在は劇場の清掃員をしている 元天才指揮者の男が、一世一代の大芝居を打ち 同じくオーケストラを追われた昔の仲間を集めて 本物のボリショイ・オーケストラになりすまして パリで演奏会を行うべく大奮闘する、というのが 大まかなストーリーです。

その中には、ソ連時代・そして現在のロシアが抱える歴史や政治、人種問題などもからみ、私たち日本人にはわからない、ロシアの人ならではの深い感情が底辺に流れているのを感じました。

ストーリー自体は、「あり得ないでしょ!」と つっこみたくなるところもいっぱいありましたが、そこそこうまくおさまるように出来ています。
音楽はすばらしかったです。
特に、ラストの、チャイコ「ヴァイオリン協奏曲」の演奏シーンは圧巻です。
これは、劇場で観てこその大迫力でした。
ヴァイオリニストの若い女性を演じた女優 メラニー・ロランが光っていました。
この、演奏会のシーンだけで、「観てよかった♪」と思わせられます。

エンドロールに流れる曲もよかったです。
ロールが英語じゃないので、まったく読めず 画面を見ていてもしょうがないので、目を閉じて音楽を堪能することができました。(^◇^;)

フィギュアスケート女子フリー

2010年02月26日 | TV・映画・ステージなど
今日は、フィギュアスケート女子のフリー演技が行われ、バンクーバーオリンピックでの女王が決定されました。
私はその時間、外出していたのでTVも見れなかったし、リアルタイムでの勝負の行方も知らなかったけど、街では 金メダルの行方を見守る人たちで 大変な盛り上がりだったようですね。号外も出たそうで。
(今頃、スポ鑑ギャルのHさんどうしてるかな・・)などということも、頭をよぎりましたよ

結果は、韓国のキム・ヨナが金メダル、日本の浅田真央が銀メダル、カナダのロシェットが銅メダルだったと、夕方知りました。
TVで、試合の様子も見ました。

SPが終わった直後から、日本中が異常ともいえるほどの興奮のるつぼとなり、浅田選手が金メダルを取らなきゃ→いや絶対取れる→がんばってくれ~みたいな空気で満パンになってしまった感じでした。
こんな空気の中で何ですが、私はこのメダルの配置、順当な気がしています。

客観的に見てキム・ヨナの演技は 技だけでなく妖艶なツヤっぽささえ感じさせる色気があり、大変芸術的でよかったと思います。
一方 浅田選手は キム・ヨナとはちがった清楚さと真剣さが感じられる演技でしたが、表情に悲壮感が表れていて、緊張が伝わってきました。
そのせいかどうか、2度ほど、小さなミスがありましたが、もし浅田選手が、このミスなく演技を終わったとしても、キム・ヨナを越える魅力的な演技には到達しなかったのではないかと思います。
何ていうか、浅田選手は純粋すぎてというかストイックすぎてというか、もうひとつ円熟味が足りない。
バラはなぜ かくも魅力的か? それは、美しすぎる花と甘い香り、そしてそれだけでなくトゲがあるから。
美しさだけではなく、ちょっぴり「毒」もないと、心底魅力的にはなれないのさ。

とはいえ、浅田選手の演技はたいへん純粋な真剣さを持っていて、これはキム・ヨナにはない魅力だと思います。
ミキティ(安藤美妃)選手の演技も大変ハイレベルで、衣装も振り付けもセンスよかったし、鈴木明子選手のひたむきな瞳、そしてリズム感よくキレのある演技も大変よかったです。
そう、みんなよかったんだよ

私はスケートとかオリンピックとか大好きですが、実は オリンピックのメインコンセプトである「勝敗」にはあんまり感動しないので 困りもんです。
勝ち負けはどっちかというとどうでもよく、各々の選手が練習してきたものを全て出し切り、精いっぱいやっている姿は本当に美しく、それを見るのが好きなのです。
また、本番には、普段の練習からは予想もできないような「魔法」が働き、あっと驚く結果がでたり、思いがけない美しい表情を選手たちが見せてくれたり、思わぬ力が出て大喜びしたり また逆に思わぬハプニングで結果が出せず 涙する人がいたり・・・と、小説などとは桁違いに迫力のあるドラマが生まれたり、と、そういうのを見るのが好きなんです。 たぶん。

本音をいうと、こんなすてきなスケートや、すごいスキージャンプ、スノボの妙技・・・などは、競争しないで「超絶パフォーマンス」として 選手たちの全力の演技をドキドキしながら見せてもらって、「みんなすごかったね~\(^O^)/」と言い合う、というのがいちばんいいです。

というわけで、こんな私が 残り少ないオリンピックの日々に 次に期待しているのは、フィギュアのエキジビションと 閉会式です

バンクーバーオリンピック開幕!

2010年02月13日 | TV・映画・ステージなど
いよいよ冬季オリンピックが開幕しました\(^O^)/
冬のオリンピックは、なんか幻想的で、色彩もカラフルで、大好き
オープニング・セレモニーのアトラクションを見ていて、ヒバリは カナダのネイティブの人たちのダンスが、めっちゃ気に入りました
カラフルなインディアンの、羽がいっぱいついた衣装、そして飛び跳ねるような、わくわくする踊り
実はもう何年も昔、ヒバリは青森の「ねぶた祭り」に参加して、あの「跳ね人(はねと)=踊り手」になって踊ったことがあるのですが、あのピョンピョン跳びはねる「ネブタ・ダンス」にそっくりだ\(^O^)/
(気に入ったんで、TVみながらちょっとマネして踊ってみた
ここにもっと写真あるからみてね♪

その後、さらにプログラムが進んで、ヒバリは思わず「やっほー\(^O^)/」と叫んでDVDの録画スイッチを押してしまった
だって、ヒバリの大好きなフィドルと、大大好きなタップが始まっちゃったんだよ
そのダンスはこれです。少し長いけど、好きな人は見てください。

パンク・フィドルとタップダンス群舞

                      

バンクーバーオリンピックばんざあい! (これからが本番だって・・・

レイトン教授と永遠の歌姫

2009年12月31日 | TV・映画・ステージなど
今日で 2009年もおしまいです。
あと数時間で来年だ・・・

このわずかな2009年に、ひょっこり自由時間ができてしまったので、私はうきうきと映画を観に行ってしまった。
それは「レイトン教授と永遠の歌姫」だ~

全世界で790万人の人が魅了されたDSゲーム「レイトン教授」シリーズ。
それが映画化されたという話題は、みなさんご存じでしょうか?
私はゲーム「レイトン教授」シリーズのファンなので、もちろん観に行っちゃったんだよ~

ゲームを体験していない人でも楽しく観ることができると思うので、興味のある方はぜひ観てくださいね。
レイトン教授は、ロンドンに住む、ナゾ好きな考古学の教授。弟子のルーク少年とともに ナゾや事件の解決へとおもむき、見事ナゾを解き明かす。
アニメの画面が どことなくレトロな色調で、ゲーム全体を通じての音楽も レトロで素敵なのです。

今回、映画では、タイトルが「歌姫」というだけあって、ゲームにも増して音楽が重要な意味をもっています。
最後に出てくる「歌のナゾ」のところは圧巻です。
すごくキレイな歌が出てきます。
あまりにキレイなので、ヒバリは映画館の暗闇の中で、手帳に旋律を書き取ってしまったのだ。へへ~ ダメかね? 録音じゃないから、いいよね?
あとで見たら、暗闇の中で開いたページはアドレス欄で、「ブラインドタッチ」で書いたメロディーは かろうじて読みとれた・・・
でもね、そんな苦労しなくても、あとで映画の公式サイト見たら、ちゃんと「最後の歌のナゾ」として、楽譜もメロディーも アップされてました。(^_^;
でも、この部分は、映画を観てから見ることをおすすめします。

それにしても、英国紳士のレイトン教授、オルガンも弾けるとは知らなかったよ。
次回作では、ぜひ 弟子のルーク少年のバイオリンも聴きたいもんです。(習ってるらしいから
そして、教授とルークくんのアンサンブル、聴かせてくれないかなあ。

なーんて言ってるうちに、2009年の残り時間は あと15分となりました。
みなさん、よいお年をお迎えください~(^O^)/ 
じゃ、また来年ね

ミュージカル「フロッグとトード」

2009年08月19日 | TV・映画・ステージなど
池袋のサンシャイン劇場へ、ミュージカル「フロッグとトード」を観に行きました。
アーノルド・ローベル原作の絵本「ふたりはともだち・がまくんとかえるくん」をご存知の方もたくさんいらっしゃることでしょう。
小学校1年生だか2年生だかの、国語の教科書にも採用されていましたし。
この絵本をベースに、ブロードウェイで制作された「フロッグとトード」というミュージカルの日本版が、数年前から上演されているのです。

主演の「がまくん」を川平慈英(かびら・じえい)さん、「かえるくん」を石丸謙二郎さんが演じていて、日本での公演は 今年で3回目になるそうです。

ヒバリはアーノルド・ローベルさんが好きで「がまくんとかえるくんシリーズ」の絵本も日本語・原書 両方持ってるし、川平慈英さんが大好きなので、タップ教室の友人二人を誘って 三人で観に行ったのでした。
新聞で見たインフォメーションに タップダンスもやるって書いてあったんでね。

夏休みだし、モロ子ども向けの作品だったらどうしよう。ヒバリは子ども向けバッチリOKだけど、友人たちはどうかな (¨;) などと、ちょっとドキドキでしたが、幕が開いたとたん 不安は一気に吹っ飛びました。

慈英さんのダンスのキレの良さ、リズム感の良さは めちゃめちゃごきげん!
それに歌もうまい! 朗々と響く声は ハリがあって力強く、セリフの間のセンスもよく、すばらしいエンターティナーだと絶賛を浴びている(ヒバリから)俳優さんです。

相手役「かえるくん」を演じる石丸謙二郎さんも、TVドラマなどで拝見したことはありましたが、こんな風に歌って踊れる俳優さんだとは知りませんでした。
やんちゃながまくんを穏やかに受け止めながら 深い友情を示すかえるくん役を、見事に演じていたと思います。

どのシーンもよかったけど、ヒバリはやっぱりタップが好きなので、がまくんとかえるくんが箒(ほうき)を持って、落ち葉を掃除しながら歌い踊る タップダンスのシーンが一番好き。
友人たちも やっぱりタップ仲間なので、そのシーンが一番よかったと言ってました。

ミュージカルナンバーも みんなよかったし、何といっても 音楽が生演奏なのが最高。
昨今は、かなりハイグレードな公演でも「演奏は録音」というのが多い中、舞台奥にちゃんと キーボードやピアノ、管楽器、ドラムが置かれていて、全幕通して 生身のミュージシャンたちが 出演者と応酬し 双方の絶妙な間合いで舞台を作っていく様子が、見ていて非常な快感です。
もちろん俳優さんたちも小さなマイクを装着していて、ほとんど始めから終わりまで激しいダンスをしながら、生で歌うんだよ!えらい!

また、主演の二人を支え もり立てる「脇役」は、男女合わせて4人。
この4人が、鳥たちになったり亀やカタツムリになったり、早変わりにつぐ早変わりで おしゃれなバックダンサーやコーラス団、はては舞台装置を転換させたり効果をつけたりの黒子の役割まで、八面六臂の大活躍。
しかもどの人もみんな、充分ソロが取れるよあの人は、というほどの実力の持ち主とお見受けしました。

「フロッグとトード」、ヒバリ的には『大当り』でしたよ~\(^O^)/
友人も喜んでくれてよかった\(^O^)/\(^O^)/

フィナーレのカーテンコール、もっと何度も幕開けてもらって、いっぱい拍手を送りたかったのに、オマケの幕開けは1回だけで すぐに客席のライトがつき、お行儀よく終演となった (^◇^;)

この部分だけが、ちょっぴり「お子様むき」だったのかも。f^_^;

ブーニンさん公開レッスン

2005年09月11日 | TV・映画・ステージなど
テレビ朝日の「題名のない音楽会」、今日の放送は ピアニスト スタニスラフ・ブーニンさんの“ショパン公開レッスン” でした。
ブーニンさんといえば、かつて史上最年少の17歳で ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝、世界をあっと言わせた『天才少年』でした。
今は ヒゲをたくわえた「ナイスミドル」みたいになっちゃいましたが。
で、公開レッスン。
弾いてる子どもたちもうまいね~(@o@)
こんなふうに弾いてくれたら、先生は苦労ないよね。
ここまでするのに、どうやるか、っていうのが苦労と工夫のしどころなのに。
でも、やっぱ この子どもたちも天才or秀才なんだろうね・・・
レッスンを見ての感想。
ブーニンさんの求める音、自らが紡ぐ音は 本当にふくよかな柔らかな、それでいてクッキリした音色。
改めて彼の音楽に魅了されました。
CD、買いに行こうかなあ・・・

また観た京劇!

2002年10月03日 | TV・映画・ステージなど
8月に初めて京劇を見て大感激してしまった私は、今日また京劇鑑賞に行って来ました。
池袋芸術劇場での「孫悟空」他の作品です。
鍛え抜かれたアクロバティックな躍動感、ぴたっと決まるポーズ、どれをとっても、超現代的なスリルと超伝統の重みを、同時に感じます。
最後のカーテンコールに、惜しみない大拍手!!
願わくは、舞台袖で演奏している楽団のみなさんにも姿を見せていただき、拍手を送りたかった・・・ 珍しい楽器が見たかったな。

テレビ東京ピアノの番組

2002年08月30日 | TV・映画・ステージなど
テレビ東京で、「ピアノ」に関しての特集番組を見ました。
「ピアノのいいところ」という内容は、このHPでご紹介しているのと同じで、嬉しくなりました。また、「ピアニストの離れ業」のVTRでは、技の一つ一つにゲスト達が驚嘆しているので、同じことが出来る私は「ひょ~、私ってすごいんじゃん」と、自分でも驚きました。でも、ピアノはアクロバットじゃない。1秒間に10回キーを叩こうと、いちどきにメロディー・リズム・ハーモニー・バスすべてのパートを違った音色で弾き分けようと、中指と薬指の間が びろ~んと広がろうと、それは「大道芸」に喝采するのするのと同じレベルでの驚きにすぎません。
できないよりできた方がいいけど、でも、できないからって、芸術ができない、ということにはなりません。離れ業ができたからって、イコール芸術性が高い、ということにならないのと同じに。

青春デンデケデケデケ

2002年08月28日 | TV・映画・ステージなど
下北沢の本多劇場で、劇団文化座の演じる「青春デンデケデケデケ」を見ました。
原作は、芦原すなお作の直木賞受賞小説で、’60年代の香川県を舞台に、ロックに魅せられた高校生の少年たちが体当たりでバンドを結成し、熱く燃焼する物語です。
テンポのよい構成で、芝居ならではの表現が随所に見られ、感心しました。
高校生役の俳優さんたちが、舞台の上で実際にギターやドラムで演奏する、ベンチャーズのナンバーもごきげんでしたし、最後に《文化祭の舞台で演奏する》という場面設定での演奏は、俳優さんたちも実に楽しそうに乗りまくっていました。あれは間違いなく『素』の顔でした・・・

ミュージカル「緑の村の物語」

2002年08月24日 | TV・映画・ステージなど
新国立劇場で、児童劇団「大きな夢」の公演を見てきました。「音楽は心のごちそう」というのがテーマです。チェロの演奏が重要なキーワードになっていて、音楽がとても良かったです。物語では、かつての音楽の先生がおばあちゃんになって登場します。私も遠い将来、このおばあちゃん先生みたいになりたいと思います。

京劇「孫悟空」

2002年07月21日 | TV・映画・ステージなど
日生劇場で、中国芸術学校の京劇「孫悟空」を観ました。
京劇は、これが初体験。
いや~、ぶったまげた!(@o@) 京劇がこんなにすごいとは・・・
音楽も生演奏で、アコースティック楽器が少しだけなのにすごい迫力!
歌も、西洋音楽とは違った発声で興味深かったし、演技がまた、細部までスキのない、目を見張るような超人的アクロバティックな動きで、すっかり魅了されてしまったのでした。
ぜひまた観たい!!\(^O^)/\(^O^)/