Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

早熟(中国映画祭2007)

2007-11-27 16:10:51 | 映画(さ行)
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ジェイシー・チェン、フィオナ・シッ、エリック・ツァン、アンソニー・ウォン出演。イー・トンシン監督作品。

未成年カップルの妊娠、駆け落ち、出産を通して家族の絆を描く。(公式サイトより)

作品詳細

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆

「ドラマー」に続いて、ジェイシー・チェン主演の映画でした。ストーリー的には正直言えば、好みの作品ではありません。邦画でこのタイプの映画を上映しても、絶対に観ないと思います。
「ぼくの最後の恋人」にも書きましたが、イー・トンシン監督は、アクション・サスペンス系の方が好きです。でも決してこの映画の出来が悪いとかではないです。単なる私の好みです。金持ちだけど、両親がいつもいない寂しさや反発から恋に身を任せてしまう少女の気持ちの流れや行動はしっくりきたし、恋人を妊娠させてしまった責任を取ろうと必死に仕事をする少年には好感を抱きました。

ジェイシーはデビューから2作目でこの映画に出演したそうです。ところどころ、セリフが上の空に聞こえたのは気のせいか(爆)。そういうシーンじゃなかったんだけど・・・・・・。やはり「ドラマー」「男児本色」と比べると演技が劣る感じがしました。初々しさはあるんだけどね。フィオナ・シッは名前だけ聞いた事があって、演技を観たのは初めてでした。幼い顔立ちだけど、実年齢は10代ではないですよね?なかなか好演してたと思います。個人的にはエリック・ツァンとアンソニー・ウォンの演技対決が良かったです。二人とも存在感あるしね~。
ラストはハッピーエンドですが、これからがまた大変なのよね、という話しですな(苦笑)。


誘拐ゲーム(中国映画祭2007)

2007-11-27 15:51:14 | 映画(や行)
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レネ・リュウ、カリーナ・ラム、チョン・シウファイ、グオ・タオ出演。ロー・チーリョン監督作品。

実際にあった誘拐事件を元に映画化。黒澤明監督「天国と地獄」を思わせる設定に女性の犯罪心理を盛り込んだサスペンス。(公式サイトより)

作品詳細

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
カリーナとレネ・リュウの顔が似てる度:★★★★☆

この日観た3本の中で、一番自分好みの映画でした。カリーナ・ラムは、顔が好み♪なので、好きな女優さんですが、可愛い系なので、あまりサスペンス系の映画には向かいない(刑事役とか、ちょっと微妙だった事あり)んじゃないかなと思ったのですが、今迄観たカリーナ出演映画の中でもかなりいい演技だったと思います。髪型も髪の色も今迄見たことがない短髪&グレーorシルバーぽい色で、雰囲気がかなり違いました。冷静で、ぐっと抑えた感じの演技が良かったです。

以下、ネタバレありますので・・・・・・日本公開されるかどうか、分からないけど(苦笑)。

カリーナは弟が誘拐され、殺され、しかも夫は難病にかかり、海外での治療にお金がかかるという幸薄い女性の役でした。そしてお金のために金持ちの子どもを誘拐してしまうという・・・・・・。
弟が殺されたことで警察にも恨みがあり、しかも誘拐事件の時の警察を動きに詳しいため、警察を出し抜くことが出来るというなかなかスリリングな設定。
金持ちの子どもを誘拐するつもりが、実は刑事であるレネ・リュウの子どもを誘拐していたことが分かった時、私はかなりびっくりし、この映画面白い!!と思ったのですが、単に間違って誘拐してしまったと分かった時はもっとびっくりしました(笑)。
まぁ警察に恨みがあるとはいえ、お金が必要なわけだから、刑事の子どもを誘拐したってしょうがないわけで・・・・・・。
子どもを誘拐されてしまった刑事のレネ・リュウの演技も素晴らしかった。母は強しというか、お金を借りるために金持ちの息子を誘拐しようとしたりして、だんだん狂っていくわけで、最終的には、カリーナの病気の夫を人質にとってしまうという。刑事失格ではありますが、母としては気持ち分かるな~~と。この女二人の攻防がなかなか面白かったです。
が、しかし。夫に駆け寄ろうとしたカリーナが車に引かれた時はかなりびっくり!いや、引かれたことにももちろんびっくりしたのですが、引かれる時に描写のチープさにびっくり(爆)。あの映像、もうちょっとなんとかならなかったのか~~?シリアスな映画なのに、目が点になってしまいました・・・・・・。いかにも人形、いかにも編集でいじってる感じ。まさに香港映画(爆)。あう・・・・・。
もう一つびっくりしたのは重要な刑事役のチョン・シウファイがあっさり殺されてしまったこと。うーん、これも香港映画か・・・。
なかなか面白かったのですが、私的には、カリーナとレネ・リュウの顔が似てるな~~とそれが気になりました。系統が似てませんか?見間違えることはないですけど、もうちょっと違うタイプの人だったらなぁと思ったりしました。



ぼくの最後の恋人(中国映画祭2007)

2007-11-27 11:57:23 | 映画(は行)
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ダニエル・ウー、ミリアム・ヨン、アレックス・フォン、ビンセント・コック、テレンス・イン出演。イー・トンシン監督作品。

成り行きで出会ったシェフの男とカフェを開くのが夢の女が、一軒の店を昼はカフェ、夜はレストランで交互に営業することで意気投合する。しかし、そこへ商売敵が登場したり、男女の関係も微妙になったりして…。(公式サイトより)

作品詳細

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ダニエル・ウーがキュートだった度:★★★☆☆

この日3本続けて映画を観ました。でも思ったより疲れなかったですね。整理番号順の入場で好きな席が選べたというのもあるかもしれません。
イー・トンシン監督は、香港映画監督の中で好きな監督です。今回、この映画と「早熟」を観て思ったのですが、この監督の作品の中では、アクション・黒社会モノが好きみたいです。「ダブルタップ」「ファイターズ・ブルース」「ワンナイト イン モンコック」など・・・。それ以外では「忘れえぬ想い」も好きですが、他の3作品と比べるとそうでもないかな・・・。
というわけで、今回観た2作品は、私の好みと合致しなかったわけですが(笑)、決してつまらないというわけではありませんでした。
この映画では、ダニエル・ウーがとてもキュート。意外と料理人に見えるし。ストーリー的にはありがちな感じで、ミリアム・ヨンとのラブストーリーもまぁまぁな感じ。ミリアム・ヨンの演技は良かったと思いました。あとは、アレックス・フォンのちょっとイカれた感じのマフィアボス役が良かった。アレックス・フォンは好きな役者さんなので、出演していると知って嬉しかったです。
ラストもハッピーエンドでよかったね~という感じで終了。すぐにストーリーを忘れそう・・・(苦笑)。
この映画、邦題があまり良くないと思いますね。観終わってもピンと来ないです。