さて非常に濃度が高かった、04月11日・日曜日の出来事は続いていく訳です。
場所は池尻大橋のギャラリー・PUBLIC/IMAGE 3D。
まつゆう*さん
の『みんな大好きアヒル口』の出版記念パーティに用意されていたものに、私が好む音を紡ぐアーティストのelect-link(エレクト-リンク)さんのライヴという目玉がありました。
彼らは今回の『アヒル口本』の16ページに「アヒル口・ピープルズ」として紹介されていて、まつゆう*さんの楽曲にギタリストの木恵つよしさんが携わっている関係から今回はパーティを盛り上げるゲスト・ミュージシャンとして呼ばれていたのでした。
編成は03月28日の原宿でのライヴと同じくウッド・ベーシストの岩崎恵一さんをサポート・ミュージシャンに迎えてのもの。
『みんな大好きアヒル口』の出版記念パーティとあって、ヴォーカルのイシカワ・ジュンコさんは首に黄色のアヒルをぶら下げての登場。
更に意表を突きアフラックのCMソング「アヒルのワルツ(♪アヒルルンルンってヤツです!)」
をアレンジしたものから入るという、プロのコンポーザーとしての顔も持つギタリスト木恵さんとチャーミングなジュンコさんならお手の物のちょっとした遊びから入り、まずは掴みはOKとばかりにまつゆう*さんのファンの方々(「ら」)の心もグッと引き寄せていました。
それからラテン・テイストのお洒落ポップスというelect-linkさんの曲世界へと会場を埋め尽くしていた方々を引き込んでいきました。
ギタリストとベーシストが黒子に徹しクールに、時に楽し気に、でも飽くまでもヴォーカルを立てるという形で楽器を奏でるなか、ジュンコさんは伸びやかに軽やかに唄いポーズを決めていました。
09月にアルバムをリリースする予定があることから喉をかばうためでしょう、高音域の発声は抑えてはいましたけど。
逆に言えば、それだけアルバム制作に力を注いでいるということでもあります。
彼らもまたパーティのゲストであったため、いい感じに肩の力の抜けたelect-linkさんのステージは、誰よりも彼ら自身が楽しんでおり、それが心の温かいまつゆう*さんのファンの方々に伝わり、更にまたそれがフィード・バックするという好い相乗効果をもたらしていました。
今回のパーティの模様はユー・ストリームでネットを介して配信もされていたので、その好いステージングは今まで単純に彼らを知らなかっただけの人たちにもよいPRの場になったことでしょう。
余談ですが、現在の日本のメインのミュージック・シーンは欧米に比べとても音楽性が低いものであり、機材の発達によって、プロとアマチュアの垣根が音楽的な技術面では取り払われた今、いかにヘビロテやタイアップするかでヒット曲やスターが生まれる状態でもあり、更に携帯電話を代表とするコミュニュケイション・ツールにお金が奪われており、音楽や本などの「文化」に若者が財布を出し惜しみするという文化的に脆弱化した哀しい現状になっています。
なのでelect-linkさんのような音楽性も高く、汎用性もある優れたアーティストさんたちがアマチュアの場での活動を余儀なくされもするのです。
要は知名度の有無、サブリミナル効果の応用で時代を象徴する「歌」が決まってしまうという虚しい現実です。
とまぁ、横路にそれた話題をどう修正しようかと悩みながら、文章を綴っている訳ですが、まずは
“♪生きている それだけでlove”
とある種「愛の本質」をワン・フレイズで言い切ってしまう「love」や
“♪声を掛けてくれた 君のこと忘れない”
という切ない心情を唄った「木の下で」を聴け!!っと、そのためにはミント・ティみたいな『Smooth Flaver』を購入し、鼻腔や耳の穴までも通りをよくし、『feel life』をダウン・ロードしてそのグルーヴ感に酔ってみろ!!っと、そして09月のアルバムに期待してろ!!っということです。
それから有須はelect-linkさんやまつゆう*さんに逢えて話せて愉しかったぞ!!っとそういうお話し。
で、少し熱くなった心をチル・アウト。
楽しそうな所には積極的に出掛けてみるものですよ、自分の感覚を信じてね。
※セット・リスト
1、アヒルのワルツ(カバー)
2、木の下で
3、love
4、風の谷のナウシカ(カバー)
5、forever friend
↓cool sounds
elect-link(エレクト・リンク)さん 04月21日、ヴィレッジ・ヴァンガードにてアルバム「ジブリサンバ」が先行リリース! 木恵つよしさんがジブリの名曲を全曲アレンジ・リミックス