根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

お粥(かゆ)

2009-07-27 21:41:36 | エッセイ、コラム
米の残量がとうとう半合になったので、お粥(かゆ)にして、長保ちさせる事にしました。

無洗米なので、そのまま鍋に張った適当な量の水に米を入れ、強火で煮ていきます。

水と米が沸騰して、ふきこぼれそうになった所で、弱火に切り替え、米粒の芯がなくなるまで、ジックリと加熱します。

そこに「鶏がらスープの素」に「カツオ出汁(だし)の素」を入れ、更に調理酒を一寸だけ加えてみました。

米に充分火が通った所で、冷蔵庫にあった余り物のキャベツを手で千切り水洗いをして投入。
普通は捨ててしまうキャベツの芯も勿体ないので薄くスライスして投入。

キャベツからも水分が出るので味をみながら塩を加えて、キャベツに火が通り柔らかくなったら完成。

冬だと、鍋に直接溶き卵を加えてもよいのですが、残念ながら現在の季節は夏。
卵料理の足は速いので止めておきました。
卵のストックにはそこそこ余裕があるので、贅沢に卵を1個使い、丼で溶いて、お粥の熱さで半熟状態にして食しました。
美味。



私はお粥の作り方は小学生でマスターしました。
たぶん母に教えて貰ったのだと思います。

別に両親が共働きであるとか、親が片親だけで仕方なく家事をやらなくてはならなかった訳ではなく、たぶん「家庭科」の授業の延長線上で料理や洗濯、裁縫(これは出来ますが非常に雑!!)に興味を持ち、母もそういう事を「男だからやっては駄目」とは言わず、私の好きなようにさせていたので、気紛れに趣味のように、自分のために家事をやり、気が付けばそれなりの事は10代前半にして出来るようになっていました。
それが基礎になり長い一人暮らしで磨かれ、家事は今でも大して苦にならなくなっているようです。

ただ母が掃除が嫌いでリビングを中心に家の中はよく散らかっていたもので、私もまた掃除は苦手です。
故郷にいた時はそこそこ自分の部屋はキレイにしていたのですが、東京で一人暮らしを始めた途端、部屋が片付いていなくても、まるで気にらなくなってしまいました。
まぁ、男の家事はこんな風にいびつなものです、たぶん…。