映画『受験のシンデレラ』

監督:和田秀樹、主演:寺島咲、豊原功補、の映画『受験のシンデレラ』を観てきました。


ストーリーは母子家庭で高校にも行けず、ロクに働きもしない母親(浅田美代子)の代わりに家計を支え人生に希望も無くしてしまった女の子・真紀(寺島咲)と、末期ガンを宣告され、残り少ない人生をどう生きるかに戸惑うカリスマ受験講師・五十嵐(豊原功補)がスーパーで偶然出会う所から動き始めます。
真紀の商品の買い方に計数の才能を感じた五十嵐は余生を真紀を不幸な生い立ちから救い出す為、彼女を東大に合格させる事に自分が持てる物を全てを注ぐ、そんな話しです。


一見すると難病モノの映画に間違えられる作品ですが実際はさにあらず、五十嵐の闘病は割とサラッと流して、真紀と五十嵐の二人三脚の受験勉強に焦点が当てられています。


五十嵐が死を目前にして彼女に教えたかったのは、単なる東大合格の方法ではなく、「自分の心構え次第で人生は変えられる」、そんな事ではなかったのではなかったのかなぁっと思いました。


安易に事が進み過ぎる事に、軽く疑問を感じないではありませんでしたが、生き方に悩んでいる人には何かそれを打破するヒントを貰える作品ではないかと思います。