今日はちょっと思いのたけを込めて、書いてみようと思っています。
小児医療の会を始めたのが4年前、それより2年位前、つまり6年位前から医療のことに関心を持っていました。
子どもの病気がきっかけでした。
それまでの私は、医療の世界なんて、まったく、て~んで、興味なし。
自分は年に一度の風邪もひくかひかないか、くらいだし。家族も本当に健康そのもので、病気にとんと縁がない家族で。
正直言って、子どもの頃から国際交流、ま、外国にしか興味がなかったのです。で、そんなことにガッツリ携わっていた20代。
子どもが産まれて一変。病気がむちゃくちゃ身近になりました。
そして私にとって大きなことが起きて(詳細は長くなるのでいつか講演に来て下さい)、関心を抱きました。
医療の世界をチラッと覗いてみて、驚愕しました。
この豊かな国で、こんなことが起きている????と。
で、なんだかんだ2年位調べて、こういう方法はどうだろう?って思って始めたのが会でした。
会を始める前も薄々感じていて、始めてからますます強くなった疑問は、一般の患者である私達と医療者である方々の気持ちや言葉がスンナリ通わないことでした。
なんで病気を治したいというゴールが同じなのに、こんなにも通じないのだろう?
教育にも問題があると感じています。
身体のことも、医療のことも、一般の私達はどこかで習う機会がほとんどないのです。
かたや、そればっかり学んで知っている方々・・・
溝があって当然です。
けれど、一般の私達がほんの少し知っていると、いいことがたくさんある世界なのです。
いろんな誤解や不満が生まれなくなります。
先日、母が入院しました。
大きな大きな病院の救急外来へ行った、と着いた後で聞かされました。
命に何かあるような症状でないのは明らかだったので、そこへ行かないほうが・・・と聞かされた後に思ったのですが、遅かったのです。
トリアージの末に、相当待たされて(当たり前です)、余計具合が悪くなってしまって・・・。と。
入院するよう言われて入った病室は、命からがら・・・の方々ばかり・・・
「こんな部屋にいたら具合が悪くなる」「個室に入らせて」と言い始めた両親・・・(ほんとすみません・・・)
ここは「三次救急なのよ」「救命救急センターに(両親が描いているような)個室はそもそもないの」と説明すること、1から・・・結局、転院したのです。近所の病院に・・・。(ふう。ごめんなさい。)
両親は「元気になったらまずは京子の講演会を聞きに行こう」と話してくれました。
「そうしてください」と私も話しました。
以前、救急のシンポジウムに来てくれたことはあるのですが、孫(うちの長男坊)の体験(命が助かった話)で涙、涙、となり最後までよく話を聞けなかったようです。苦笑。
いくらでも避けられることはあるのです。
医療者側に問題があることも、もちろんあります。
相手が勉強不足のときだってあるし、コミュニケーション不足のときだってあります。
でも私達も知っていれば、防げることが、山のようにあります。
今まで多くの講座を開催し、30回以上受けています。先生によっておっしゃることも違います。厳しい先生もいるし、やわらかい先生もいます。
でも知っていたほうがいいことがたくさんある、ということは変わらずあります。
「小児医療の講座」だけでは伝えきれないこともあります。
そして今回行う「市民メディエーター」の講習会、だけでも伝えきれないこともあります。
まだまだ様々な取り組みをしていきたいと思っています。
患者として、「知っているといいこと」の第一歩。
小児医療の講座を受けてくださった方には、第二歩目、となる講習会。かな。
ほんと「ひと言」で言うと『明日の診療に役立つ』のですが、とっても楽しいんですよ。
私が一番いっちばん大事にしていること、それは楽しいということ、です。
前々職を辞めるときも、前職をやめる日も、結婚式でも、話したこと。しつこく!
活動もしかり。
いつも、楽しんでいます。責任感とか義務感とか達成感とか使命感とかじゃ、ない。もちろん、「こういうことを二度と起こしたくない」といったもの、でも、全然ない。まったく、ない。
ただ、ただ、楽しい。楽しくなきゃ続かないもの。楽しくなきゃ夜を徹して作業したり調べたり・・・ここまで一生懸命になれないもの。
(日本語教師も、国際交流も楽しかったし、ラーメン屋も楽しかったなあだからこそ、どれにも一生懸命になれたのだなあ。どれも貴重な、本当に貴重な、甲乙つけがたい経験です)
楽しいか どうか
講習会も、楽しさを味わっていただけたら、嬉しいです。
↓以下、参加費、およびURL先、追記しました↓
是非体験しに来て下さい
____________________________
日本医療メディエーター協会認定
市民メディエーター設立準備委員会主催
市民メディエーター講習会のご案内
台風一過の涼やかさも束の間、
また暑さが戻ってまいりましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
東日本大震災の被害につきましては、
今なお胸の痛む思いです。
被災地での現状、日本全国に波及する影響を見ますと、
これからの時代に向け、改めて市民が主体的に社会に関わることの大切さを感じます。
医療におきましても、
市民と医療者が持つ「病気やケガをよくしたい」、「現在の健康と生活を守りたい」、
という共通の思いに立ち返りつつ、
市民側も医療者側もそれぞれの置かれた立場、気持ち、
そして医療そのものの状況を理解し、
手と手を取り合うことが、必要だと考えます。
これまでは、医療者を対象とされることが多かったメディエーション講座ですが、
このような思いから、今回、市民の方向けに開催する運びとなりました。
現在の医療の置かれた状況をともに理解し、
よりよくしていこうというお気持ちのある方に、
ご受講いただければと思います。
ご自身、ご家族が、病気になって医療の大切さに改めて気づかれた
一般の方はもちろんのこと、
医療者の方も、今回は市民の立場でご参加いただければ幸いです。
明日の医療と生活が一歩前進する、役立つ内容の講座です。
是非、ご参加ください。
======
日時 : 平成22年 8月 6日(土)
13:00~15:00 市民メディエーター講習会
講師 : 中西淑美先生(日本医療メディエーター協会理事・山形大学准教授)
参加費 : 資料代(500円)
会場 : 港区 生涯学習センター (ばるーん) 3階 304学習室
〒105-0004 港区新橋3-16-3 電話03-3431-1606
■JR:新橋駅下車 烏森口徒歩3分
■地下鉄 浅草線・銀座線・ゆりかもめ:新橋駅下車 JR乗り換え口 徒歩4分
■地下鉄 三田線:内幸町駅下車 A1出口徒歩10分
お申し込み先 : お手数ですが、住所、氏名、ご連絡先(メールアドレス)を
ご記入の上、こちらのアドレス
shimin.mediation@gmail.com
までお申し込みください。
日本医療メディエーター協会のHPに掲載されました。こちらをご参照ください。
◆今回、託児のご用意はありません。
悪しからずご了解ください。◆
___________________
市民メディエーター設立準備委員会事務局
___________________
※メディエーションとは
メディエーターが、当事者間の対話を促進することを通して、
認知の変容を促し、納得のいく創造的な合意と関係再構築を
支援するしくみです。
詳しくはこちらをご参照ください。
小児医療の会を始めたのが4年前、それより2年位前、つまり6年位前から医療のことに関心を持っていました。
子どもの病気がきっかけでした。
それまでの私は、医療の世界なんて、まったく、て~んで、興味なし。
自分は年に一度の風邪もひくかひかないか、くらいだし。家族も本当に健康そのもので、病気にとんと縁がない家族で。
正直言って、子どもの頃から国際交流、ま、外国にしか興味がなかったのです。で、そんなことにガッツリ携わっていた20代。
子どもが産まれて一変。病気がむちゃくちゃ身近になりました。
そして私にとって大きなことが起きて(詳細は長くなるのでいつか講演に来て下さい)、関心を抱きました。
医療の世界をチラッと覗いてみて、驚愕しました。
この豊かな国で、こんなことが起きている????と。
で、なんだかんだ2年位調べて、こういう方法はどうだろう?って思って始めたのが会でした。
会を始める前も薄々感じていて、始めてからますます強くなった疑問は、一般の患者である私達と医療者である方々の気持ちや言葉がスンナリ通わないことでした。
なんで病気を治したいというゴールが同じなのに、こんなにも通じないのだろう?
教育にも問題があると感じています。
身体のことも、医療のことも、一般の私達はどこかで習う機会がほとんどないのです。
かたや、そればっかり学んで知っている方々・・・
溝があって当然です。
けれど、一般の私達がほんの少し知っていると、いいことがたくさんある世界なのです。
いろんな誤解や不満が生まれなくなります。
先日、母が入院しました。
大きな大きな病院の救急外来へ行った、と着いた後で聞かされました。
命に何かあるような症状でないのは明らかだったので、そこへ行かないほうが・・・と聞かされた後に思ったのですが、遅かったのです。
トリアージの末に、相当待たされて(当たり前です)、余計具合が悪くなってしまって・・・。と。
入院するよう言われて入った病室は、命からがら・・・の方々ばかり・・・
「こんな部屋にいたら具合が悪くなる」「個室に入らせて」と言い始めた両親・・・(ほんとすみません・・・)
ここは「三次救急なのよ」「救命救急センターに(両親が描いているような)個室はそもそもないの」と説明すること、1から・・・結局、転院したのです。近所の病院に・・・。(ふう。ごめんなさい。)
両親は「元気になったらまずは京子の講演会を聞きに行こう」と話してくれました。
「そうしてください」と私も話しました。
以前、救急のシンポジウムに来てくれたことはあるのですが、孫(うちの長男坊)の体験(命が助かった話)で涙、涙、となり最後までよく話を聞けなかったようです。苦笑。
いくらでも避けられることはあるのです。
医療者側に問題があることも、もちろんあります。
相手が勉強不足のときだってあるし、コミュニケーション不足のときだってあります。
でも私達も知っていれば、防げることが、山のようにあります。
今まで多くの講座を開催し、30回以上受けています。先生によっておっしゃることも違います。厳しい先生もいるし、やわらかい先生もいます。
でも知っていたほうがいいことがたくさんある、ということは変わらずあります。
「小児医療の講座」だけでは伝えきれないこともあります。
そして今回行う「市民メディエーター」の講習会、だけでも伝えきれないこともあります。
まだまだ様々な取り組みをしていきたいと思っています。
患者として、「知っているといいこと」の第一歩。
小児医療の講座を受けてくださった方には、第二歩目、となる講習会。かな。
ほんと「ひと言」で言うと『明日の診療に役立つ』のですが、とっても楽しいんですよ。
私が一番いっちばん大事にしていること、それは楽しいということ、です。
前々職を辞めるときも、前職をやめる日も、結婚式でも、話したこと。しつこく!
活動もしかり。
いつも、楽しんでいます。責任感とか義務感とか達成感とか使命感とかじゃ、ない。もちろん、「こういうことを二度と起こしたくない」といったもの、でも、全然ない。まったく、ない。
ただ、ただ、楽しい。楽しくなきゃ続かないもの。楽しくなきゃ夜を徹して作業したり調べたり・・・ここまで一生懸命になれないもの。
(日本語教師も、国際交流も楽しかったし、ラーメン屋も楽しかったなあだからこそ、どれにも一生懸命になれたのだなあ。どれも貴重な、本当に貴重な、甲乙つけがたい経験です)
楽しいか どうか
講習会も、楽しさを味わっていただけたら、嬉しいです。
↓以下、参加費、およびURL先、追記しました↓
是非体験しに来て下さい
____________________________
日本医療メディエーター協会認定
市民メディエーター設立準備委員会主催
市民メディエーター講習会のご案内
台風一過の涼やかさも束の間、
また暑さが戻ってまいりましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
東日本大震災の被害につきましては、
今なお胸の痛む思いです。
被災地での現状、日本全国に波及する影響を見ますと、
これからの時代に向け、改めて市民が主体的に社会に関わることの大切さを感じます。
医療におきましても、
市民と医療者が持つ「病気やケガをよくしたい」、「現在の健康と生活を守りたい」、
という共通の思いに立ち返りつつ、
市民側も医療者側もそれぞれの置かれた立場、気持ち、
そして医療そのものの状況を理解し、
手と手を取り合うことが、必要だと考えます。
これまでは、医療者を対象とされることが多かったメディエーション講座ですが、
このような思いから、今回、市民の方向けに開催する運びとなりました。
現在の医療の置かれた状況をともに理解し、
よりよくしていこうというお気持ちのある方に、
ご受講いただければと思います。
ご自身、ご家族が、病気になって医療の大切さに改めて気づかれた
一般の方はもちろんのこと、
医療者の方も、今回は市民の立場でご参加いただければ幸いです。
明日の医療と生活が一歩前進する、役立つ内容の講座です。
是非、ご参加ください。
======
日時 : 平成22年 8月 6日(土)
13:00~15:00 市民メディエーター講習会
講師 : 中西淑美先生(日本医療メディエーター協会理事・山形大学准教授)
参加費 : 資料代(500円)
会場 : 港区 生涯学習センター (ばるーん) 3階 304学習室
〒105-0004 港区新橋3-16-3 電話03-3431-1606
■JR:新橋駅下車 烏森口徒歩3分
■地下鉄 浅草線・銀座線・ゆりかもめ:新橋駅下車 JR乗り換え口 徒歩4分
■地下鉄 三田線:内幸町駅下車 A1出口徒歩10分
お申し込み先 : お手数ですが、住所、氏名、ご連絡先(メールアドレス)を
ご記入の上、こちらのアドレス
shimin.mediation@gmail.com
までお申し込みください。
日本医療メディエーター協会のHPに掲載されました。こちらをご参照ください。
◆今回、託児のご用意はありません。
悪しからずご了解ください。◆
___________________
市民メディエーター設立準備委員会事務局
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※メディエーションとは
メディエーターが、当事者間の対話を促進することを通して、
認知の変容を促し、納得のいく創造的な合意と関係再構築を
支援するしくみです。
詳しくはこちらをご参照ください。
とても興味ある内容なのに、
行けないのが残念。
大事にしているのは、楽しいということ、
というの、同感です!
わたしもこれからやろうとしてること、
楽しんでやっていきたいわ~。
6日も楽しんでくださいね。
ありがとうー!わあ、嬉しいなあ。
会のひとでもなく、医療関係のかたでもないかたに、興味がある!と言ってもらえるのはすごく嬉しい。(もちろん、会のひとも医療関係の方も嬉しいのだけど、そういうひとは多いので)
また次回、是非参加してね☆
私も高校時代以来の華道、楽しみたくて。ご案内、楽しみにしています!