☆あまちゃんの毎日ガハハハ日記☆

三男児+夫との生活、代表を務める会http://shirouiryo.com/のこと、自分の日常を綴る日日是好日

●GW直前!風疹の流行をおさえよう●

2013-04-24 05:58:29 | 医療のこと
長いけど、長いけど、読んでください!!!
***

先日、「先天性風疹の根絶を目指して」セミナー(加藤茂孝理学博士・理研@和光)へ
行ってきました。
下線部以下にあるように、MMRワクチン(はしか・風疹・おたふく)の全員接種をしている米国では、
2004年に風疹という病気自体はなくなっています。(はしか・おたふくも同様に・・・)

日本のワクチン政策は確かにいろいろと問題があったし、今もある。
でも私達市民もリスクを恐れている間に、先進国ではなくなった病気が発展途上国同様に日本では流行している、
という現状があります。
特に風疹に関しては、MRワクチンの接種を推奨されていますが、
MRワクチンについては安全性は高いと言われています。
安全性についてはこちらの風疹QAに、記載があります。

こちらのページ(FM西東京・kirakira☆アヴェニューからの風疹特集文字起こし)も
大変わかりやすいです。

予防接種後副反応報告書集計報告書(平成23年度分)には詳しい報告があります。
報告書だと読みにくいですかね。平成19年度であればそのままWEB上で見ることもできます。


もちろん副反応はゼロではありません。ワクチンを打ったがために病気になるなんて、と思う気持ちも、わかります。
けれど、こうしてリスクを恐れている間に他国が次々と防げる病気の根絶を進めている中で、大流行を起こしている日本、というものをいま一度考える必要があると思います。
ワクチンで防げる病気なんて、病気全体で考えたら本当に本当にわずかだそうです。

話を風疹に戻します。先日のセミナー報告です。(医療者の方、誤りに気付いたらご指摘ください)

===
風疹にかかっても症状が出ないのは、小児が3分の1、成人15%
妊婦⇒初期の3ヶ月に胎児の目・心臓・鼻が作られるので、この時期にかかるとこれらの
臓器に障害が。耳だけは7ヶ月まで関係する。難聴。

風疹の流行期には、CRSが生まれる、過去の流行が物語っている。

日本と英国で「(妊娠の可能性がある)女性だけ防げばいい」と1977年ワクチンを開始。
米国では全員に接種し、2004年風疹はなくなったと宣言。
(その後、米国にならい、小児のMRワクチン接種がスタート⇒その結果、今年も小児の感染は非常に少ない)

日本の風疹は2010年に87例。根絶間近だった・・・
今年はすでに3400例を超えている。
ワクチン接種導入前風疹によると推定されている流産数 年間25000人程だった⇒
それが1000人いかない位にまで下がった が、・・・

全体の感染者の78.5%が男性
20~49歳の男性がそのうちの86%

(都内の年齢別患者報告数などはこちら
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/rubella/ )

今回の流行は「大人の男性」の流行。大人の男の病気!
男は妊娠しないからいい、じゃない!職場で家庭で、女性にうつす!


34~60歳の男性⇒1回も打っていない
25~34歳の男性⇒個別接種を推奨されていた期間(誰も打たない)⇒接種率は1%程

今流行っているウイルス。どこからきたか?
1E(遺伝子の型) 2001~2012 中国か東南アジアから 輸入感染症
2B(遺伝子の型) 2010~2011 ベトナムから、 2007~2012 インドから
それがいま土着として日本に広がっている。

アメリカではMMR接種開始後、
はしか・おたふく・風疹ともにすでに根絶した。
過去の病気になった
が今年もアメリカでは、CRSが3例出た。
なぜか?アフリカからの輸入感染症。


都内のワクチン費用助成について:

①理想的なのは「千代田、台東、荒川」:男女全員20~49歳が無料。

②文京、大田、葛飾:男女全員20~49歳を補助。

③中央、墨田、江東、品川、目黒、豊島、北
19歳以上の妊娠を希望する女性とその夫に全額無料

④足立、新宿、世田谷、中野、:19歳以上の妊娠を希望する女性とその夫に補助。

③④は本当の意味では、意味がない。妊婦さんに予防できても、周囲の流行を抑えることはできない。

(※助成に関して多くの自治体が「風しんワクチン含有の接種歴がない方」と明記が
ありますが、これについては自治体に問い合わせてみます。結果がわかったらまたお知らせします)

お住まいの自治体の助成状況については、こちらのページからお住まいの自治体の風しん助成に関するページに飛びます。
(とっても便利!)

職場・お住まいのお近くにある内科で打てるところも多いので、まずはお近くの内科
または小児科へ問い合わせを。
東京都「ひまわり」からも、検索できます↓
そのうえで見つからない場合は、こちらも参考に。


◆立川と東中野、川崎にある「ナビタスクリニック」はエキナカにあり、夜9時まで診療しているのでビジネスマンの方でも打ちやすいと思います。


◆臨海部ではとよす内科クリニックは、豊洲駅から1分です。
お昼は12時半までやっていますので、ランチを抜け出しての接種も可能です!
夜は18時半まで。

アビエスクリニックは大手町で19時まで受けられるそうです。


また以下、日曜日に打てるクリニックもあります!

◆千歳船橋駅から徒歩2分のかるがもクリニックでは、27日(土)はもちろんのこと、
4月28日(日)も接種可能です!


◆東高円寺駅から徒歩5分のひだまりクリニックでも、28日(日)接種可能です!

皆さま情報ありがとうございます。

4/24追記

稲毛イオンサティクリニック日曜日の午前中、打てます。

雑司ヶ谷赤ちゃんこどもクリニック
日曜日16時~17時、打てます。
※ちなみにこちらはGW、5/5のみ休診)
※しかも通常診察が毎日22時半まで


自由が丘駅から徒歩2分のメディカルプラザも日曜日の午前中、受けられます。


(他にも日曜日接種可能なクリニックをご存知の方がいたら是非ご連絡ください)
4/25追記:情報ありがとうございます!


3月に流行が始まり、区内保健所から「非常事態である」「会に協力してほしい」というSOSが出てから、多くの方へ、メディアや企業、医師へこれまでも情報を送ってきました。
GWに東京に人が集まり地方に分散しかねないこの時期、今から打っても免疫がつくのに間に合わない、と思わず、通常の風しんの最も流行期である6月が来る前に、少しでもおさえるべく勝手にキャンペーンを始めることにしました。

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●GW直前!風疹の流行をおさえよう●
勝手にキャンペーン
20代~40代の男性の皆さん!!!27日(土)28日(日)にMRワクチンを!!!
●風疹対策プロジェクト●
~風疹の大流行に危機を強める様々な立場を越えた人の集まりです
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現在の風疹に関する感染者の人数、地域分布、年齢分布など詳しくはこちらです。
http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2013pdf/rube13-14.pdf
NHKのストップ風疹のページも大変詳しいです↓
http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/

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