子どものころは「昭和」だった

頭も悪く、体も弱い子どもでした。そんな子ども時代を思い出すだけ綴ります。
頭の悪い、体も弱い子の成長後も書いてみます。

一度の積極

2016年10月31日 | 大人になって
最近物忘れが多くなったのは歳のせいと半ば諦めています。
反対に突然思い出すこともあります。

初恋が終わってから随分時間が経ってからと思います。
内科の医院には常に受診していました。
その時は眼科にも受診していました。病名は記憶におりません。
3年か5年か通院していたと思います。こちらもよく覚えていません。

ただ覚えているのが、これから書くことだけです。
勤めの近くの医院でした。昼休みに治療を受け薬をもらいます。

そこに目のぱっちりした看護婦さんがいました(まだ看護師とは言わない時です)。
小さい医院でしたので、彼女は受け付けもすることがありました。

その日の料金を払うときに彼女にデートの申し込みをしました。
わたしにとっては、たいへん勇気がいることでした。
消極的、石橋をたたいても渡らない、恥ずかしがり屋、そんなわたしが申し込んだのです。

思い出してる今でもその時の心はわかりません。

答えはノーでした。

次のときにもう一度誘いました。そんな積極性はその時だけです。
でも、その時も答えはノーでした。

その後はその眼科医院には行っていません。
もちろん彼女にも会っていません。

青春のただ一度の積極でした。今は彼女の顔も思い出せません。