散歩していて上を見ると鈴なりの柿が青空に映えていました。柿はあちこちでそのままになっています。千切る人がいないらしいです。わたしたちの子どものころには考えられないことです。甘柿ならばすでに木に生っていないでしょう。渋柿でも干し柿やあおし柿にして食べました。
わが家では渋柿は干し柿にしました。天気のよい昼間は軒下に下げ、雨の日や夜は家の中に取り込みました。
早く食べごろになるように柿をよく揉みました。揉んで柔らかくなると早く食べられるような気がしたのです。
ズルチンやサッカリンが砂糖の代わりだったころには、お菓子もなく干し柿は菓子の代わりでした。
青空に映える柿を見ながら子どものころを思い出しました。