hayashi5 blog

Time goes by, Life goes on...

プロフェッショナルの原点

2008-12-08 00:05:35 | 書籍

Drucker_professional 

哲学的で、どことなく敷居の高い感じで敬遠していたドラッカー本を、帰りの飛行機で読破しました。

以下の5つの章から構成されており、仕事をする上での必要条件と、そのための心構えが書かれています。

(1) 時間をマネジメントする。

(2) 貢献に焦点を合わせる。

(3) 強みを生かす。

(4) 重要なことに集中する。

(5) 効果的な意思決定を行う。

上記をさらに全95項目に分け、それぞれ「とるべき行動」と「身につけるべき姿勢」が簡潔に纏められています。

読んでみると、なるほど至極当然のことばかり。ただ、すべてにおいて、自分も企業も出来ていないことばかり。

つまり、本書にいの一番に書かれている「なされるべきことをなす」ということが重要だということ。

そして、なぜ必要なのか。それによって何を得るのか。そのためにどういう組織をつくるのか。ということを考えるのが、プロフェッショナルである。

特に今の企業や個人にかけているのが、思想です。

明確な目標、ゴールが定められておらず、とにかく頑張りましょう。となる。

だから、結果ではなく、プロセスのみで評価をせざるを得なくなる。例え赤字でも、不具合をだしても、「ま、しょうがないね」で終わってしまう。

アメリカ的な成果・能力偏重主義が良いではなく、日本的な家族的経営で、それぞれの強みを活かし補完しながら、成長していけばよく、そのためにはトップやリーダーが明確なビジョンを打ち出さなければならないということ。

と言うと、下っ端の俺らには関係ないや。と思うかもしれませんが、下っ端だからこそ、上司をマネジメントすることの必要性も本書では説いています。

上司が部下を育てるが、部下も上司を育てる。ということですよ。

はっきり言って、私ら凡人には内容読まずとも、目次と各章の最初にかかれた要約を読むだけでもためになる本だと思います。

最後に、64項目の「自らをマネジメントする」より。

「働く者が自分の組織よりも長生きするようになった。30年以上繁栄する企業は少ないというのに、そこで働く者の労働寿命が50年に及ぶようになった。人類史上初めてのこととして、組織よりも人の方が長生きするようになった。

その結果、人は自らの人生をマネジメントしなければならなくなった。1人ひとりの人間に、これほどまでの主体性と責任が求められるようになるとは誰も思わなかった」

吉越浩一郎さんの残業ゼロの仕事力に通じるものがある。というまんまそのままです。


大連の休日

2008-12-07 22:40:35 | China

戻ってきました。

帰国前に時間があったので、大連の街をうろうろしてきました。

大連も長春と同じく、満州国の主要都市だったので、街のあちこちに昔の建物が残っています。

これまた長春と同じく、広場も周りに旧満州国の建造物が残っていました。

これは、満州国がヨーロッパを真似た放射状の街づくりをした名残ですが。

Imgp0112

Imgp0113

満州国時代に満鉄が建てた大和ホテルが、今は大連賓館として残っています。

中は総大理石で、重厚な感じです。日本人宿泊客もいました。

Imgp0117

寒い季節のためか、お好み焼き(おやき?)、焼きイモ、茹でトウモロコシなどの露店がたくさんでした。

Imgp0119

街中のいたるところに路面電車が走っています。写真は新しい車両だそうで、昔の京都市電のような古い路面電車も入っていました。

Imgp0124

で、大連空港で離発着を繰り返していた、ミグです。(おまけ)

次は青島に行く?予定です。


スティーブ・ジョブス 神の交渉力

2008-12-07 01:19:39 | 書籍

Stevejobs

松下電器からアップルに転じ、その後日本ゲートウェイの代表取締役を歴任された竹内一正さんの著書。

アップルでは、スティーブ・ジョブスが暫定CEOとして復帰した時代にMacOSやPowerMacのマーケティングにを担当されていた方だそうです。

冒頭は、ジョブスの傍若無人ぶりが紹介されており、読めば読むほど、ジョブスが嫌いになってくるくらいです。

ただ、読み進むうちに、凡人ならば総スカンをくらい、干され、誰からも相手にされないような人が、なぜこれほどまでに聴衆に崇拝され、求めれてるかが分かる気がします。

確かに頭はいいのだと思いますが、ピクサー時代の映画業界や、iPod開発の際の音楽業界など、必ずしも最初から熟知していたわけではなく、ただただ失敗しても笑われても自分の信念を曲げず、あきらめず、迎合しなかったことが、成功した理由というのが、結局本著が言いたかったことだと思います。

「君たち、人生の時間は限られている。他人の人生を生きてこの限られた時間を無駄にしてはいけない。世間の常識などという罠にはまってはならないよ。他人の意見という雑音に、自分自身の内なる声にかき消されないようにすることが重要だ。そしてもっとも重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。心と直感は本当になりたい自分を知っている。それ以外のものなんてのは二の次だ。」

2005年、前年に膵臓がんの手術を受けた、50歳のジョブスが、スタンフォード大で行った基調講演の一節。

勝てば官軍。成功した人だから言える言葉ですが、それでも自分らしさは持ち、諦めず、あわてず、どっしり構えていれば、必ずチャンスは来るものです。

ちなみに、ジョブスの人生を見ると、約10年毎に転機が訪れています。

21歳:アップル創業

30歳:アップルを追われ、ネクスト創業

40歳:トイストーリーで大当たり、翌年アップルに復帰

49歳:膵臓がんの摘出手術

つまり、10年毎に世の中も変わり、それにあわせて自分も変わるということ。

5年もたてば仕事は覚えられるし、10年もたてばマンネリ化してしまいます。

10年も同じところにいて、同じことをしているのは、あまりにつまらない。と思います。

前の職場で10年がたち、新しい世界に踏み込みました。

今の世界も10年たてばつまらないものになっているかもしれません。

そういう意味でも、10年後にまた新しい世界が見たいと思えるよう、まずは次の10年を必死に走ろうと思います。

そろそろ、来年の目標を立てようと思ってます。手始めに欧州出兵計画です。


大連

2008-12-05 23:36:21 | China

2日目終了。

久しぶりの客との打ち合わせで、久々のワクワクでした。

それでも、まだ守備範囲狭いので、物足りない感じですが。

大連は、思ったより都会で、思ったより寒かったです。

Imgp0086

Imgp0087

Imgp0088

最近開発が進んだのか、今風のショッピングモールがありました。

遅かったので、ほとんどしまっていましたが・・・

Imgp0089

今朝、粉雪が舞っていましたが・・・

Imgp0090

昼には、こんなに積もりました。

いや、ほんと寒い。


心機一転

2008-12-02 20:41:42 | Tokyo

心機一転
会社帰りに中央図書館に行ってきました。

10時まであいてるそうで、高校生、大学生から、社会人、おっちゃんまでたくさんの人がノートやパソコンを広げていました。

わりと新しい本もあるようだし、またちょいちょい行ってみます。

1ヵ月たち、ホントにこれで良かったのかといろいろ考えてしまいますが、後ろ振り返ってもしゃあないし、そろそろガツガツ行きましょう。