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スティーブ・ジョブス 神の交渉力

2008-12-07 01:19:39 | 書籍

Stevejobs

松下電器からアップルに転じ、その後日本ゲートウェイの代表取締役を歴任された竹内一正さんの著書。

アップルでは、スティーブ・ジョブスが暫定CEOとして復帰した時代にMacOSやPowerMacのマーケティングにを担当されていた方だそうです。

冒頭は、ジョブスの傍若無人ぶりが紹介されており、読めば読むほど、ジョブスが嫌いになってくるくらいです。

ただ、読み進むうちに、凡人ならば総スカンをくらい、干され、誰からも相手にされないような人が、なぜこれほどまでに聴衆に崇拝され、求めれてるかが分かる気がします。

確かに頭はいいのだと思いますが、ピクサー時代の映画業界や、iPod開発の際の音楽業界など、必ずしも最初から熟知していたわけではなく、ただただ失敗しても笑われても自分の信念を曲げず、あきらめず、迎合しなかったことが、成功した理由というのが、結局本著が言いたかったことだと思います。

「君たち、人生の時間は限られている。他人の人生を生きてこの限られた時間を無駄にしてはいけない。世間の常識などという罠にはまってはならないよ。他人の意見という雑音に、自分自身の内なる声にかき消されないようにすることが重要だ。そしてもっとも重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。心と直感は本当になりたい自分を知っている。それ以外のものなんてのは二の次だ。」

2005年、前年に膵臓がんの手術を受けた、50歳のジョブスが、スタンフォード大で行った基調講演の一節。

勝てば官軍。成功した人だから言える言葉ですが、それでも自分らしさは持ち、諦めず、あわてず、どっしり構えていれば、必ずチャンスは来るものです。

ちなみに、ジョブスの人生を見ると、約10年毎に転機が訪れています。

21歳:アップル創業

30歳:アップルを追われ、ネクスト創業

40歳:トイストーリーで大当たり、翌年アップルに復帰

49歳:膵臓がんの摘出手術

つまり、10年毎に世の中も変わり、それにあわせて自分も変わるということ。

5年もたてば仕事は覚えられるし、10年もたてばマンネリ化してしまいます。

10年も同じところにいて、同じことをしているのは、あまりにつまらない。と思います。

前の職場で10年がたち、新しい世界に踏み込みました。

今の世界も10年たてばつまらないものになっているかもしれません。

そういう意味でも、10年後にまた新しい世界が見たいと思えるよう、まずは次の10年を必死に走ろうと思います。

そろそろ、来年の目標を立てようと思ってます。手始めに欧州出兵計画です。


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