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東京2020 計画地図 - 世界が注目する7 つのエリア

2014-06-13 21:22:33 | 書籍
東京2020  計画地図 -   世界が注目する7  つのエリア
東京都政の現在と将来をビジネスチャンスの視点で研究しつづける、都内に勤務する有志の組織という東京都市計画研究会による2020年の東京の形を纏めた著書。目次は以下。

1 江東~臨海部はオリンピックで都心軸を引き寄せる―鉄道3線もLRT・BRTも走る!
2 銀座~豊洲が賑わいで連続する街になる―路面電車が走り川も流れる!?
3 新橋~虎ノ門が東西を貫く大動脈になる―環状2号線があのシャンゼリゼに!
4 浜松町~竹芝は空路と海路の玄関口になる―外国人観光客があふれる!
5 品川~田町は空路と陸路の目的地になる―運河もかかえる超ド級のサウスゲート!
6 日本橋~日比谷に川辺の街が大復活する―東京都心に江戸市中が出現!
7 渋谷~神宮が新宿を超える大都会になる―近未来を先取りして川も復活!

書店を見回すと、至るところにある2020もの。もともと近い将来で数字の並びもキャッチーなので将来予想本として結構ありましたが、オリンピックが決まり一層のフィーバーぶり。

本書ではよく報道されている、お台場、晴海のオリンピックエリアや、品川再開発。晴海や汐留の旅客船などの外国からの来訪者受け入れのハードウェアについて詳しく紹介。なるべく、羽田発着枠やアクセスがよく言われますが、旅客船舶も大きな延びしろあります。

残念なのは、公共交通、道路や河川の再開発などハードの投資は目を見張るものがありますが、人等のソフトウェアはどうなのでしょう?

本書では、東京オリンピックで多くのものを得て、多くのものを失った。と何度も出てきます。環境面においてもそうですが、2020年に向け、人的リソースへの投資も加速していくべきだと思います。