トランプのロシア疑惑が沈静化したと思っていると
- ウクライナ疑惑
- 中国疑惑
が起こり、トランプは自分への疑惑がまるでなかったかのように「バイデン父子の捜査」をウクライナ政府や中国政府に要求します。「攻撃は最大の防御」と言わんばかりですね。争点を移動させる企みです。
外国政府に対して、自国の政敵捜査を要求すること自体が大統領の資質に関わる問題で、弾劾の対象です。
トランプは、自分への疑惑を隠す目的で、当時副大統領だったバイデン(来年の大統領選のライバル)が息子をかばうために圧力をかけてウクライナの検事総長をやめさせたと主張し、さらに中国政府にもバイデン捜査を公然と依頼しました。
しかし残念なことに
ウクライナには汚職が蔓延していました。
バイデンが圧力をかけて検事総長をやめさせたとしますが、それは、バイデンの息子がウクライナ企業の役員に就任する前のことで、もともと検事総長に疑惑があり、バイデンの息子とは関係がないとする声があります。しかも中国がもしも捜査をするなら「なぜイヴァンカが中国で商標を得るなど厚遇されたのか」という反撃もありそうなのです。
なかなか独裁者トランプの思い通りにはならず、隠して争点を移動させればさせるほど、反トランプ派からの反撃が大きいようです。
トランプとしては
うまくバイデンをやっつけたつもりでしょうが、ウクライナ疑惑でも中国疑惑でも、強烈な反撃があったのです。
さてさて、皆様はどう思われますか。