カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

金メダル以外はダメ

2016年08月28日 09時25分50秒 | スポーツ

2016リオデジャネイロ五輪も終わって、いよいよ9月ですが、メダル表彰や会見でいつも「気になる」ことがあります。そして今回も「気になりました」!

  • 銀メダルや銅メダルではだめ。どうしても金メダルでなければ、という気持ちは分らないでもありません
  • しかし、金メダルを取れず表彰式でふてくされる選手をたまに見ると、そこには「ほかのメダルを取った人に対する敬意」がなく、いやな気分になってしまいます。選手本人と指導者の双方に問題があったと言えます(どちらにより多くの欠点があったかはそれぞれの事情によるでしょう)。金メダルを取れなくて「ふてくされている」横で銅メダルを獲得した人が目一杯に喜んでいる姿を見ると、対照的ですし、考えさせられます。
  • まだマシなのは、「手ぶらで帰るよりも、何かメダルをという気持ちに変わりました」ですが、一生懸命に努力してきた人でしょうし「ふてくされる」よりはマシと言えるものの、どこかまだ引っかかります。その「一生懸命」が裏目にでたのかも知れません。
  • もっとマシなのは、金メダルを取れなかったというので泣いている姿。「みっともない」とはいえ、「ふてくされる」よりはかなりマシだと私は思いました。吉田沙保里の例もこれです。皆様は、「ふてくされ」を何とも思わないけれども、「吉田の泣く姿にはしらけ」ますか?
  • しかし、もっとひどい例としては、オリンピックをボイコットすることになって泣いた選手が、かつていましたね。勝ったのでもなく負けたのでもなく、参加できなかったことに泣いているのですが、当初ヒトラーにヨイショした人もいれば、中国共産党に今でも賛同するという、不可思議な人もいます。ボイコットという手段が正しいのか、五輪開催中でも尖閣諸島付近で不穏な動きをするのが正しい、のですか?

私の独断ですが次のようになります。

銀で泣く手ぶらよりマシふてくされるボイコットで泣く

確かに

  • スポーツに誤審はつきものであり、抗議しても構いません。しかし最終的には審判の判断を尊重し、引きずってはいけません。これができないと、法秩序を尊重しない今の中国共産党そっくりになってきますね(笑)。
  • サッカーでも、なぜここでファウルを取らないのか、と怒る人は多いでしょうが、取られなかった側は何とも思いません。そして何も思わなかった人が逆の立場になると怒り心頭に発するのです。さらに、蹴られてもいないのに、或いは少しあたっただけなのに、倒れ込んでひざをかかえて顔をゆがめて苦痛を訴えてファウルを一生懸命に宣伝するものの、審判がファウルを取らなかったと分るや、すくっと立ち上がって何もなかったかのようにプレイを続ける賤しい姿など、何度も見てきました。これが南米では常識で「審判をあざむく行為」なんです。一方では少々のぶつかりあいがあっても倒れず仮に倒れたとしてもファイルを取らないことが多いというヨーロッパ式のサッカーもあります。とにかくいつの時代になっても審判の判断は揺れ動くものなのです。
  • 野球などに至っては、本塁打やセーフ・アウトの判断にビデオカメラを利用するのはいいとしても、ストライク・ボールの判定からして審判の世界で、これには未だビデオ判定を用いません。しかし、せめて個人の体格にはよらないはずの「球の横のコース」だけでも電子化しませんか。あまりにも不可思議な誤審判定が多すぎるようで、それでなくても統計的になってしまった野球が、ますます誤審だらけの統計の世界になってしまいます。
  • しかしそれでも、審判団は必死でやっているのです。誤審のおかげで自分が勝ったことをコロリと忘れて、誤審のおかげで自分が負けたと言い続けるのを、ボチボチやめる時期でしょう。愛国がこうじるとこういう人が見られます。卓球のエッジに関して福原愛もこの例から洩れることはありません。
そういえばフライングでは
  • 各人1度までは認められた時代から、1回目から該当選手が反則退場へと時代が変わった競技もあります。これは電子技術の発達で、反応速度を感知できるようになったからです。
  • 不正スタートに対するペナルティも競技のルールによって異なる。陸上競技では、2002年までは1選手当たり1回までフライングが許されたが、2003年より2回目以降のスタートでフライングした全ての選手が失格となるようルールが厳格化され、2010年より1回目のフライングで即失格となるようさらに厳格化された。Wikipedia「不正スタート」
  • スポーツの世界でも、目には見えませんが、「電子化の発達と、それをだまそうとする人間との、熾烈な戦い」なのでしょう。「スポーツが金になる」と判明したことから起った世界の必然的な流れでして、五輪開催が黒字になる前からの危険な兆候でした。
IOCの体質にも疑惑があります。
  • IOCの「たかり体質」にあきれ、冬季五輪から逃げ出したオスロ2014/10/17
  • 「五輪の光に晒される日本」2013/09/11テレビ朝日
しかしFIFAの悪質な体質のほうが大々的に表面化して逮捕者も出ました。
  • 2015年FIFA汚職事件(2015ねんFIFAおしょくじけん)は、2015年5月27日に汚職の容疑でスイスの司法当局がFIFA(国際サッカー連盟)の幹部を逮捕Wikipedia
  • FIFA関係者2人を新たに逮捕 収賄容疑でスイス当局2015年12月3日朝日新聞
またロシアの国家ぐるみの薬物隠蔽体質があらわになりリオ五輪への部分的出場禁止に至りました。

こうなれば、やがてIOCの体質もあらわになるのでしょうか。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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