カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ヨーロッパの醜聞251 英のEU完全離脱

2021年01月02日 05時47分57秒 | 海外

イギリスが完全にEUから離脱したようです。

すでに2020/01/31に離脱しておりましたが、移行期間が終了し、無事「けんか分かれ」しなくて済み、「英のEU完全離脱」に至ったようです。


英のEU完全離脱後、最初のフェリーが仏に到着 混乱なし:afp 2021年1月1日 20:56


イギリスにとって新時代始まる EU離脱完了:bbc 2021年1月1日


国民投票(2016/06/23)で

「52%」の僅差で離脱を選んだイギリスが、4年間(1年の移行期間を含む)で、EU結成(1973/01/01)以来の「47年」を終了し完全にEUを離脱しました。

ただしスコットランド自治政府首相スタージョンは、「スコットランドは再加盟する」としているようで、英国もまた米国トランプ同様、「国を分断する」雰囲気です。ただし英国が国民投票を決めることになる場合、EU再加盟否決が見通せる場合でしょうし、スコットランドだけの住民投票を認めることは当分なさそうです。またスコットランド側の主張も、新しいFTA(関税がかからない)で変わってくるかも知れません。

仏のマクロンが国内右翼向けで「イギリスは依然として友人で同盟国」だと述べたようですが、中国を「敵」とするイギリスがEUの次にアジアを志向することは、間違いのないところでしょう。

EU全体が分裂することなく英国の離脱を認めたことは、たいへんよかったと思います。ただしEUに入っても入らなくても変わりがないけれど、長期間の話し合いが必要だということが、EUから脱退しようとする勢力にどのような影響を与えるのか、しばらく様子をみたほうがいいでしょう。

新しい貿易協定(FTA)のもとで、イギリスとEUの間の輸出入は関税ゼロの状態が続くようで、普通ならば、関税がかかりそうですが、それを交渉力で「関税なしの状態が続いた」のです。ただしこの状態がいつまでも続くとは思われません。これは今後の経済状態をみての判断でしょうが、今回の新しいFTA自体が「5年毎」の検討が含まれているからです。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


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