カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 153 米からみた危険度

2016年10月30日 15時54分15秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


中国「2番目に危険」=最大脅威はロシア-次期米軍トップ・・・・・・

中国をめぐってはさらに、南シナ海での岩礁埋め立てなどに言及し、その振る舞いは「不安定要因だ」と警告。軍備の近代化や宇宙空間での軍事開発を警戒していく姿勢を示した。:時事ドットコム 2015/07/10←リンク切れ


1年以上前の記事で、米海兵隊総司令官ダンフォードが公聴会で述べております。これによるとアメリカからみて危険なのは順に

  1. ロシア
  2. 中国
  3. 北朝鮮
  4. IS

としております。2番目に中国をおいた理由としては

拡大する軍事能力

太平洋地域でのプレゼンス

を挙げております。また

  • 軍備の近代化
  • 宇宙空間での軍事開発
にも触れており、さらに

中国の東シナ海、南シナ海での行動は同国の長期的な意図に疑念を抱かせる

ともしており、比較的冷静に見ているという印象です。

中国共産党は、きっとこういうのを嫌い

「事実と異なり、中国人を軽蔑しており、断固反対する」と「顔を引きつらせて反論」する手はずになっております。

しかし、中国人に特有の他者への無関心」が自他の認識の差を縮めようとしないまま「自分と異なる見解をみつけるたびに顔をひきつらせて否定」させ続けるとするならば、この差は拡大する一方です。

他者への無関心」は、自尊心を尊重し過ぎる人たちに共通の「いけないクセ」のようです。

中国人にとって「他者への無関心」の延長線上にあるのが

自分の事を批判しているのではないかと注意深くあたりをキョロキョロ見渡すことです。

このキョロキョロは一見して、他者への無関心」とは大きく異なるように見えますが、実は「この世で一番正しい中国共産党と異なる意見をもつ者」がいないかどうかを監視しているのであり、「自分が向上するために他者の意見に耳を傾ける」のとはまったく意味が異なります。いくら怪しげな自尊心とはいえ、これを傷つける者がいたら、即座に感情的に激しく、論理的に支離滅裂なほど、反論しなければなりません。

よって相変わらず他者への無関心」を維持していることがわかります。

ただし

中国国内では、報道規制・情報操作があるため、これらの米国の分析情報を一般の中国人が目にすることはないでしょう。つまり庶民は、外国からの「政府と異なる意見」を耳にすることがないのです。「中国人は日本人と同じ環境下にある」わけではなく「偏った情報しか得られない」状態にあることを今1度おもいだしたいものです。

尤も、日本が「公平な環境にある」とまでは言えませんが、「間違いなく中国より遥かに開かれた環境」なのです。

ただし、それが幸せかどうかは別ですが・・・・・・。

中国では、中国共産党にとって都合のいいことばかりが放送され報道されているのであり、これに慣らされているだけなのです。

いや中国にもインターネットがあるではないかとおっしゃるかたがいるならば・・・・・・

中国では、中国共産党に不都合なサイトを常時監視し続け、いつでも閉鎖したり閲覧できないように規制しています。ネット環境を巧妙に弾圧支配に役立てているのでした。

にもかかわらず日本で中国の汚点を言えない人がなぜこんなに多いのか、理解できません。

どんな醜悪な弾圧であっても、中国共産党はいつも正しいのでしょうか(大笑)。

そうです

  • アメリカ関連で「金儲け」をしている人が、アメリカの恥部に触れようとしないように
  • 中国関連で「なんらかの利益を得ていたり金儲け」している人が、中国の恥部に決して触れようとはしないのはもちろん、中国の異様な実態を率直に述べる人を攻撃することで自分を守ります。まるで中国共産党の支部長のように(笑)。

中国では

中国共産党公序良俗

と考え

中国共産党に反すること≒公序良俗に反すること

のようです。一言でいえば、政府批判を許さない「独裁制」なんです。

比較的多くの国では、公序良俗に反すること」を忌避しています。

しかし政府と異なる意見を表明すると拘束・逮捕・投獄されるようでは、中国は、発展途上「以前」の、前近代的国家である、と言わざるを得ません。

中国では

中国共産党〔1921年結党〕が中華人民共和国を建国〔1949年〕したことから分るように

中華人民共和国 « 中国共産党 (党が上位)

   中国国民 « 共産党   (党が上位)

国民が中国共産党と異なる意見を表明することが絶対に認められないのは、こういう歴史をもっているからで、今のところ中国国民は中国共産党より低い位置におかれたままです。

香港の人たちが言うように、自分たちの長を自分たちで選ぶ、なんてことは、中国共産党の弾圧下では、あり得ないことなのです。

海外のテレビ生放送でさえ、何十秒かの遅れで国内に電波を流しており、その間、検閲担当の人間が「中国共産党を批判してはいないか」と番組内容を検閲し、ふだん中国共産党が報道している内容と異なる場面が見つかったら即座に放送を遮断できる態勢になっています。

NHKでさえ

北京でNHKのテレビ放送が遮断される場合があると報道しています。

中国では

外国の要人が何かを発言したとき、それが、日常的に政府が言っていることと反する場面を中国国民に視聴させてはならない、ことになっていて、これが放送遮断の根拠となっています。一党独裁の弊害ですね。

なぜならば、国民は愚かでありだまされやすいため、保護してやらなければならない、何か別の「集中できる」ものを提供しなければならない、からですね。例えばサッカーなど・・・・・・

こういうのを世間では「愚民政治」と呼んでおります(笑)。

為政者はいつも愚かですが、それに気がつかず、自分たちが常に最善の選択をしていると勘違いしやすいものなんです。ああ無情!

「政府が述べていることに反する」ことを国民に視聴させることは公序良俗に反し、あまりにも危険だと考え、これが中国のやり方だとうそぶいております。

中国国民を保護しているように見せかけ、実は自分たち共産党を守っているだけですね(笑)。

沖縄で私ががっかりすることですが

特に沖縄本島のほうでは2大紙が、反米反日の論調で事細かに日常的に流しているのですが、中国に限っては、なぜか負の面を決して報道しようとしません。

触れてはならないようなアレルギーをもっていると言いますか、長い間の親近感があるため、どんなにひどいことをしようと、批判できない、触れてはならないのです。日本とすれば異様とも言えますが、これが実体なのです。

よって沖縄本島では、朝日新聞 などは「右翼新聞」だという冗談までささやかれる始末です

しかし中国人が

監視された環境下で、検閲におびえながら、何かを発信していることに注目したいものです。

当然、中国共産党政府にヨイショする情報しかみられないのですが、その中に・・・・・・、そうです何かがあるはずです。

のような中国発の「中国共産党の報道規制に沿った」情報を

まるで中国共産党東京支部のように、そのまま伝える日本のマスメディアに幸あれと祈らずにはいられません(笑)。

日本で

「日本政府による権力の横暴」を大声で叫んでいる人たちが、中国でのひどい監視・検閲について何も言わない

ところに、疑惑を感じませんか。

私には、これが、まるで落語のようにおもしろいのです(笑)。

たしかに「日本政府による権力の横暴」があることは事実ですが、中国に関しては、「目の前にあるものが見えないまま信頼性を欠く発言を繰り返す日本人たちがいる」ことに留意したいものです。

さらに言えば

中国共産党が得た富を、あまねく13億の民に分け与えると思いきや、極端な国内の経済格差を生んでしまい、まるで別の国ではないかと思われるほどの中国になり果ててしまいました。

そして得た富を「中国共産党の維持拡大」のみ、とりわけ一部の権力へヨイショする連中に分配しているのであり、この構造が中国社会の腐敗の原点となっております。

アフリカのどこかの小さな国が

独自に閉鎖的に生きているのなら別ですが、かつては世界の工場として富を獲得してきた中国が、国際法を無視して勝手な行動を取り始めて20年以上が経過します。

このヤクザ国家を世界中が制裁しなければならないようですが、中国も負けてはおらず、今の状態を堅持したまま、危うい「笑顔」と、資金協力する形の「金」でこの苦境を乗り越えようとしています。そしてこれにだまされる国や人たちがわんさといるわけです。

この典型がフィリピンの大統領ドゥテルテでしょうか。

日本にもまだ

妙な左翼崇拝主義者が健在のようで、しっかりと歴史と現実を見ることができないまま「自分自身の行動を進歩的で賢明な言動」とみなしているようです。

またキリスト教に洗脳されていないのでEU諸国ほどではないものの、妙な右翼崇拝主義者が実在していることも事実です。

私たちはこの両方を注意深く観察し、少なくとも自分が毒されないように振る舞いたいものです。

私たち日本人も

  • 国内のマスメディアにだまされているのではないか、と疑うところまでいけばすばらしいですね。
  • では海外のニュースを自分の目で直接知ることができればいいか、というとそうでもないようで、海外の通信社・新聞社の資本関係にも注意が必要です。巧みに報道を歪めているかも知れません。
  • ということで、どこまで行っても問題があるので、適当にお茶を濁しながらも、自分自身の判断が正しいのかどうかふり返りましょう、としか言いようがありません(笑)。
  • 要は、健康的な懐疑心をもてるかどうか、になるでしょう。信頼できそうにない人の中にもどこかに信頼性をみつけ、みんなが信頼しているものにもどこか問題点があるのではないかという作業は、決して「いやな人間」ではないのですね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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