カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

あやしい「瞬間」最高視聴率

2015年11月19日 03時41分05秒 | 社会

秘匿性を重視するあまり信頼性を犠牲にしていると思われる「視聴率」ですが、今回は、しばしば聞かれる「瞬間最高視聴率」について。

私は昔から、いったい何が「瞬間」なのか、と「疑惑」を感じていました(笑)。

ほとんどの場合「一番もり上がった時」に瞬間最高視聴率」が発生した、という浅はかな「結果論」を奏でたいのでしょうが・・・・

別に連続して視聴率を統計処理していたわけではなく、いつもの通り飛び飛びで計測していたのですが、「逆転したり盛り上がった直後」に改めて視聴率を計測し直すと、それまで以上の視聴率だったので「瞬間最高」とした。

私はそう考えています。

これを「瞬間最高視聴率」と称しているのだとすれば、まるで言葉の「詐欺師」のようですね。

どこかの居酒屋で飲み食いしていて、お手洗いに行く直前に体重を計測すると「瞬間最大体重」だった、というのと同じで、2~3日継続して体重を測定していたわけではないのですね。

これに対して気象庁の言う「最大瞬間風速」とは

継続して風速を測定してきて、一定期間の平均値ではなく、「瞬間風速」の中での「最大値」、を意味しています。

つまり

今まで見ていなかった人までが、いつ起こるかも知れない「逆転の盛り上がりを神がかり的に予感」して、突然そこへチャンネルを切り替えた結果、「瞬間最高視聴率」が計測された

などとは、誰も信用していないのでした(笑)。

そもそも「いつ逆転するかわからない」にもかかわらず「瞬間」という言葉を用いるところに、確信犯的な偽善がありそうに思うのです。

尤もらしい小細工をするならば

「逆転し一番盛り上がった」時とは異なった時間帯で「瞬間最高視聴率が計測された」

としませんか。そうすると、ガクンと「信頼性」が増しますよ(笑)。

どこかが国威発揚〔こくいはつよう〕目的で「GDP伸び率」を偽造していますが、「ああやっぱり今回も偽造か」ばかりではなく、ときおり偽造をやめて正直な値を公表すると、ガクンと「信頼性」が増すように思うのですが・・・・。

「逆転」した直後の調査結果を「瞬間最大値」とし、結果的に「盛上がりを理由付け」しているカラクリにご留意を!

各社の「視聴率」は、各紙の「支持率」調査と同じで、あくまでも「単なる目安」だと割り切りたいものです。


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