カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

自然動物の保護

2014年07月05日 09時48分41秒 | 野鳥(その他)

 

自然動植物の保護」は大切なことだと思いますが、そこには大いなる疑問と超えられない難問があります。

 

    1. 保護対象になるのは、おそらくほんの一部の種。それも、人間の思いつきで保護対象にされることが多い。
    2. 保護対象になった動植物が、保護活動によって絶滅を避けることができ種を存続させることができたならば、それは立派な成果。しかし、その種が存続できるだけにとどまらず、急激な繁殖によって繁栄すれば、その周辺で再び生存競争が激しくなり、結局は別の新しい絶滅危惧種が生まれる。つまり絶滅危惧種の保護活動によって新たに別の絶滅危惧種を生産してしまうことへの疑問。
    3. だからといって人類が滅ぼそうとしている絶滅危惧種への保護活動をしなくてよいという理由にはならない。

 

これらは人為的な行動によって絶滅危惧種に至った動植物と、そうでない動植物を混同した見方かも知れませんが、そうかと言って現段階では、絶滅危惧種に至った理由を種ごとに明確に説明できるほど科学技術が発達しているとも、思われません。

 

石垣島で10年以上カンムリワシを撮影し続けていますが、国道・県道・農道でみられるカンムリワシの数は、はっきり減っているという印象です。それが個体数が減した証拠だとは思いませんが、この間のカラスの異常繁殖などを目撃するにつれ、結局カラスが人間に代わってカンムリワシを絶滅危惧種へ追いやっているのではないか、と考えるにいたっております。

 

都会や野山でカラスがこれ以上繁殖を続け、もう駆除できないレベルに至るほど増える前に、私たちは何らかの手を打たねばならないでしょう。もう遅すぎるかも知れませんが・・・・。 

 

ロンドンや中国などの例をみてみましょうか。

 

  • ロンドンの都会に住む1万匹ものキツネ。

しかし動物愛護の見地からこれらを野放しにしていると「乳児がキツネに襲われる」など大変なことになります。 そうなってからでは遅すぎますが、NHKなどがキツネに好意的な人ばかりを紹介していると、偏った報道になって事実を伝えていないことになってしまうでしょう。

公に鹿狩りをしたり、スポーツと称してキツネ狩りをするイギリスや、食肉用としてカンガルーを年間300万頭も狩猟するオーストラリアには、日本の調査捕鯨を「商業捕鯨だ」と批判する資格はないと言えましょう。

これまた自然保護の薄汚い裏の一面でしょうか。


  • かつて「ある国にはハエ1匹もいない」と宣伝した日本のマスメディアや政党がありました。


さいわいなことに気づくのが早かったため致命的な事態には至りませんでした。何も北朝鮮を敵とみなす必要はありませんが、現実を正しく認識する努力を怠っていたということです。相手にとって都合のいいことばかりではなく、場合によっては相手が隠したがることさえ伝える、それが正しい報道なのでしょう。

現在、北朝鮮は、中国とも距離をおきはじめてその影響力を減らそうとしており、もちろん同民族の韓国とは「口先だけ」の緊張感を演出しており、また国連など世界中の国から見放されているため、今度は日本に対して、日本人拉致問題で軟化する姿勢をちらつかせています。しかし世界情勢が変われば

    • 「拉致された日本人はこれ以上発見できなかった」
    • 「拉致事件は解決済み」

と言い始めるに違いありません。そう予感させるに足る十分な実績をつくってきたのが残念ながら北朝鮮なので、交渉の推移を注意深く見守りたいものです。

これらの関係をまとめた図が見あたりましたのでご参考程度に御覧になって下さい。

 
  • 中国についても同じですね。


かつてなぜか妙に中国にヨイショするマスメディアがうじゃうじゃあり、うつくしい言葉の外面だけを紹介し、中国の未熟にして非道な部分をまったく報道せずにきました。

いまでも何らかの作為を感じるのが同族経営の朝日新聞やニユーヨーク・タイムズなどですが、一方では昨今の中国のまずい点だけを強調したがるマスメディアも増えましたね。報道会社というものは、どちらかに偏ってしまうものだと理解しておきたいものです。したがって異なる報道会社の記事をできるだけたくさん知ることが大切ですね。

民主党が政権を奪取したけれど、結局官僚たちの現状維持願望と妙な順法闘争などを制御しきれず再び自民党に政権が移りました。これに気をよくして無謀なことを始めた安倍晋三政権です。

そうかといってこの無謀が安倍個人の資質によるとも言えません。それでなくても尊大すぎる中国に近年経済力がついて暴走し始めたため、フィリピンや、さらにはベトナムでさえ反中国に向わせてしまい、日本で親中国派を内蔵した自民党でさえ、反中国とまでは言えなくても、中国を警戒する方向へ進みつつある昨今なのです。

私たち日本人は、

      • 自民党の横暴
      • それを引き起こした一党支配の中国の横暴

の、両方を警戒しなければならないのです。世間でよく見られるのは、どちらか一方だけでして、まことに残念としか言いようがありません。

オスプレイ反対や、集団的自衛権解釈反対、の主張さえ尊重する私ですが、かれらがもしも「武力がなければ中国は武力侵略しない」と信じているならば、それは中国が独立国であったチベットを武力占領して「チベット自治区」としてからチベットに自治がなくなったと言われるチベットのことをご存じないからだろうし、いくら歴史の歪みとはいえ「クリミアは本来ロシアの領土だ」という勝手な解釈で誰にも相談することなく突然他国であるウクライナを武力侵略したロシアの行動などを、何もご存じないからなのかも知れませんね。

EU未加入・中立国スイスが毅然とした軍隊をもっていることが、そんな幻想をかき消してくれそうです。

共産主義国などは、武力侵略を、「もともと自国の領土であった」というでっちあげの論法で正当化しようとします。「侵略」ではなく、現在他国によって占領されているのを、本来の自国の領土として解放してあげただけ、というすり替えの論理ですね(笑)。いったい世界中のどこの国が、人民解放軍などという怪しい組織に開放されたいと思っているのでしょうか。きっと人民抑圧軍が正しい名称でしょうね(笑)。

 

自然保護の話からはじまり、ついには中国の人民解放軍なるあやしげな話にまで発展しましたが、当ブログもふくめて、マスメディアの主張をあまり信用なさらないことです(笑)。

 

 

 

 

 

 

 




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